大量閉店に、スーパー部門の売却検討報道など、近頃あまり明るい話題を聞かないイトーヨーカドー。ヨークフーズ好きなんですけどー。弁当の質高いし。
職場近くにあることもあって、ヨークフーズでご飯を買うことも多い私(中澤)。このヨークフーズが閉店したら困るなあ。そんな気持ちで店内を歩いていたところ、「新商品」とポップが掲げられたレトルトカレーがあったのだが……ファ!? なんじゃこりゃあ!
・パッケージに衝撃
思わず二度見。多くの食品が並ぶ中で、目が吸い寄せられた理由はパッケージのインパクトが凄かったからだ。具は豚と鶏の2種類が展開されており、どちらもパッケージの肉がレトルトカレーと思えないくらいデカイ。その名も「肉塊カレー」である。
メーカーは伊藤ハムなので肉推しも納得なのだが、それにしてもデカすぎた。レトルトカレーやで? 本当にこれが入ってるの? 中身が気になったので購入してみた。
・ご飯にかけようとしたら
価格は共に税込517円。ゴロゴロ肉推しのレトルトカレーは、1000円超えが割と普通で、なんなら高いものだと2000円超えもあったりするので、比較的安めな価格設定な気がする。本当にパッケージみたいな肉が入っていればだけど。
作り方は普通のレトルトカレーと同じ。レンチンでも湯煎でもOK。ちなみに、湯煎の場合、肉塊チキンカレーが5分で肉塊ポークカレーが6分だ。というわけで、湯煎で温めてご飯にかけようとしたところ……
パウチの開け口に肉がつっかえる。どうやら、肉塊というのは間違いない様子。しかも、感じるぞ! これは氷山の一角だということを。
・全容
パウチの中にまだまだ肉の気配が残っているのだ。これはデカイ……! 肉の勢いでカレーソースがこぼれないように慎重に出したところ、肉塊チキンカレーの全容は以下の通りであった。
ガチでデカイ。ソースより肉の方が重いのではないかというデカさは、パッケージの期待を裏切らないものと言って差し支えないだろう。クリスマスに出されても納得するレベル。
・デカイだけじゃなく
肉塊ポークカレーも開けてみたところ、こちらもしっかりデカイ豚の一枚肉が入っていた。写真詐欺はありませんでした。さらに、デカイだけではなく……
スプーンで切れるくらい柔らかい。豚はともかく鶏もスプーンで切れるのは凄い。ホロッホロである。
それだけ煮詰められているゆえに、カレーソースもそれぞれ肉の旨みが染み出した味になっていた。レトルトカレーはソースが安っぽい味の場合があるけど、その深みのある味から肉のインパクトに頼っただけの商品ではないことが分かる。肉の存在感に目がいきがちだけどバランスも良い。
・味の違い
そういった総合的なバランスの良さの中で、ポークカレーとチキンカレーに味の違いがあった。ポークカレーはコクと甘みが強く、チキンカレーはさっぱりめなのである。個人的にはチキンカレーが特に好き。
なお、公式サイトを見ると、本商品は2023年8月に販売開始されたものである様子。「チキンカレーは12種類のスパイスとトマトを使った爽やかな味わいのカレールー」「ポークカレーは野菜と肉の旨みが溶け込んだ濃厚なカレールー」と記載されている。
事実、2つとも食べてみると、この記載に異論はないし、改めて517円は安いと思った。現状、「伊藤ハム 肉塊カレー」で検索すると、検索ページ下部の他の人が検索しているキーワード候補に「販売店」という言葉が表示されている。
今回はたまたま出会ったけど、ひょっとしたら販売されているスーパーが少ないものなのかもしれない。販売店を探している人へ。ヨークフーズ新宿富久店に売ってましたよー。こういう出会いもあるから、ヨークフーズって好き。
参考リンク:伊藤ハム、Amazon
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.