もう9月に入ったというのに、まだまだ暑さが続いている今夏。ゲリラ豪雨や台風の影響もあってか、ここ最近はジメジメ感もプラスされたよね。
汗はかくは髪の毛はうねるわで、本当にいい加減にして欲しい。暑さも湿気も全て吹っ飛ばしてぇ……そう思っていた矢先に見つけたのが、株式会社ドウシシャの「ジェットハンディファン」。商品ページによると「約3倍の風速で経験したことのない風をお届け」してくれるらしい。
コンパクトだし羽もないので正直 半信半疑だったのだが……実際に使ってみたらヤバすぎたのだ。これはもはやハンディファンとかそういう次元ではない……!
・新スタイルのハンディファン
株式会社ドウシシャが販売する「ジェットハンディファン」。お値段は5980円とかなり強気な設定で、あまり他のハンディファンでは見ない姿かたちをしている。カラーは全部で3種類。今回はブルーを購入したぞ。
なによりの特徴は、従来のハンディファンと比べて約20倍もの高速回転モーターを採用していること。それによって従来ハンディファンの約3倍もの風速を実現させたらしい。
従来の3倍とか20倍とか強そうな数字のわりに、ボディはかなりコンパクトだ。ただ、実際に手に持ってみると230gという重さはそこそこズッシリくる。なんというか見た目の小ささの割に中身が詰まってる感じだな。
ただ、スタイリッシュな形は持ち運びしやすくていい感じ! 普通のハンディファンと違って、後ろの吸気口から空気を吸い込み前から吐き出す仕様なので、ヘッド部分に羽は存在しないのだ。
前置きはこれくらいにして……さっそく使ってみよう。電源ボタン長押しで起動し、そこからジェット・強・中・弱と4段階で調節できるとのこと。
ということは初っ端から最大風速の風を浴びれるというわけだ。どれほどの風なのかワクワクするな。
それでは……スイッチオン!
うるせぇぇぇぇぇ!!!!
びっくりするほどの爆風とともに、甲高いモーター音が部屋に鳴り響く!
風量はドライヤーレベルだな。なんならビジホとかに付いてるドライヤーより断然パワフル。まさに「ジェット」という名に相応しい風である。こんな小さなボディのどこにこれほどのパワーが詰まっているんだ……?
そして、風よりも凄いのが音! こちらもドライヤーと遜色ないレベル。高音だから余計に耳に触るんだよね。これが20倍高速回転モーターの代償なのか……。
風量を1段落として「強」にしてみても、モーター音は健在。そこから最弱まで風量を落としてみたところ、音は小さくなるもののモーター音自体は鳴り止まなかった。
外ならば許されるだろうが、室内での作動は使う人も周りの人もお互い気まずくなりそう。「ジェット」の表現は伊達じゃないので、使用の際はTPOをわきまえた方が良さそうだ。
・扇風機ではなくドライヤーを持ち歩くイメージ
音さえ許容できれば、このコンパクトさでこれだけの風量を出せるのは現状のハンディファン市場において唯一無二の性能だと思う。
爆風で一気に涼しくなるし、汗でへたった髪の毛だって乾かせちゃう。フル充電すればジェットモードは30分使用可能とのことで、実用性も高い。
今年は本当に暑かったから、できれば夏が始まる前に出会いたかったよ。まあまだ少し暑さが続きそうだし、夏以降もBBQやキャンプの火起こしなんかに役立ってくれそうだ。
これでもう少し静かな音のモデルとかが来年出たら爆売れしそうな予感……! 今後に期待である。
参考リンク:株式会社ドウシシャ
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
▼手持ちのハンディファンと風量を比較してみました。こちらが通常のハンディファンで……
▼こちらが「ジェットハンディファン」。タオルだと少し分かりづらいですが風の勢いが段違い! ちなみに「強」の風量は、普通のハンディファンのMAXレベルって感じで、「弱」の風量はハンディファンの弱と変わらないレベルという感じでした。