帰省のために飛行機に乗ることが多いのだが……。

飛行機の持ち込み規制や、手荷物検査が面倒だからか東京駅に比べると羽田空港はグルメのバリエーションが少ないように思う。

飲食店のラインナップもあんまり変わらず、チェーン店が多い。

そんな中、数年前から羽田第1ターミナルでは「cuud(クウド)」というカレーうどんの専門店が人気になっており、行列ができている。

珍しくフライト時間に余裕を持って羽田空港に着いたので入ってみることにした。

・カレーうどん専門店 cuud

チェーン店が圧倒的に多い羽田空港にあって、珍しくオリジナルっぽい飲食店であるcuud(クウド)。

JALのカウンターがある羽田空港第1ターミナルの出発フロアに入っている。

黒っぽいカウンターの並びに、横文字の店名。メニューはカレーうどんのみ……。

店のロゴからしてモダンでスタイリッシュな雰囲気があって、いかにも東京の店……という雰囲気だ。

長崎に帰省する前にいっちょ東京っぽいモンが食べたいな、できれば羽田でしか食べられないものを……という気分にピッタリである。


・意外と並ぶ

店の前には5人ほどの並び。だいたい空港や駅改札内の店って、急いでる人が多いから回転が早いもんだよね〜って算段で並んでみたのだが……。

意外と列が進まない。並び始めたのは手荷物検査の締め切りまであと45分ほどだったのだが、ちょっと不安になってくる。

だいたい10分ほど経って、やっと自分の順番が来たので、勇み足でカレーうどんの食券を買おうとしたら、店の人に「お呼びするまでお待ちくださいね」と「待て」を食らってしまった! そこからだいたい5分弱くらい待って、食券を購入。

ここのカレーうどんは現代の名工“ 長島 博 ” 監修・指導で、丁寧に引いた和出汁に、厳選したスパイスを加え、季節の野菜をじっくりと煮込んで作っているそうな。さらに、味変もできるとのこと。

辛さや味の違うカレーうどんの2種類セットの「ハーフアンドハーフ」と、季節の蒸し野菜を選んだ。ハーフアンドハーフはトマトカレーうどんと普通の辛さのカレーうどんをチョイス。

席につくと、お茶と紙エプロンが置いてあった。カレーうどん、洋服に汁がハネたらシミになるもんね。

さらに料理が出てくるまで待つこと5分ほど……。気づいたら手荷物検査の締め切りまであと25分ちょっとだ。急いで食べねば。



・すごく美味しそう! 

出てきたカレーうどんのハーフアンドハーフはめちゃくちゃ美味しそう!

味変用に小さなご飯と、お出汁、そして野菜のピクルスがついてきた!

カレーうどんのスープは濃厚でかなりスパイスがしっかり効いてる印象だ。うどんは細めだけどコシがあってモチモチ。

トマトカレーうどんはちょっと酸味が効いていて、普通のカレーうどんはちょっとバターチキンっぽい味わい。

今まで食べたカレーうどんの中では、トップクラスに「カレー」してるしこだわりを感じるというか。

さあ、手荷物検査に間に合うよう急いで食べねば……と思ったのだが、意外と辛いのと、とろみのついた汁がアツアツなので急いで食べるのは至難の業であった。

「美味い!」、「けっこう辛い!」、「熱い!」このルーティンをひたすら繰り返していたように思う。

時計をチラチラ見ながら、必死に麺をすすり、カレーうどんの汁をご飯にかけ、最後にお出汁をスープに入れてスープカレー風にして……と満喫したのであった。

急いで食べたかいがあって、なんとか手荷物検査には間に合った!



・「なぜカレーうどん」という思い

カレーうどんは全体的に凝ってるし、味も美味しかった……。食べログ100名店にも選ばれてるらしいけど、納得のクオリティ。

だがしかし、なぜ空港出発ロビーのグルメをわざわざカレーうどんに……? という疑問が生まれてしまった。

子供の頃、店でカレーうどんをひっくり返して大惨事になったことがあるが、カレーうどんは「事故」が起こりやすい食べ物だと思うのだ。紙エプロンはもらえるけど、服を汚すハラハラ感は常にあった。

飛行機は締め切り時間が厳しく、急いでいる中でとろみがついて冷めにくいカレーうどんをすするのは大変であった。しかも、一般的なカレーうどんよりもちょっと辛めである。

そんなこんなで、飛行機の搭乗前に、アッツアツのカレーうどんを行列に並んで食べる……というのは組み合わせが良くない気がした。これが出発フロアじゃなくて、到着フロアとか、レストラン街にあるならわかるんだけど。

たしかに美味しいけど飛行機に乗る前に食べるには時間のかなり余裕を持ったほうがいいな……と思ったのでした。気になってる方はどうぞご参考に。

参考リンク:羽田空港
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.