ここ数年で「マジかよ」ってほど急速に進化したAI。当初は「仕事を奪われるのでは?」と戦々恐々していたが、今のところ特に奪われる気配はない。なんなら仕事を手伝ってくれそうな雰囲気すらあり、AI意外といいヤツ説が浮上しつつある。
でもって今回、なんと “AIで占いができる” との情報をキャッチした。その名も『AI明日メーカー』。たしかに人間の仕事を手伝えるほどの可能性を持つAI様であれば、人間の明日を占うことくらいできるかもしれない…………のか?
・理解が追いつきません
『AI明日メーカー』は生成AI技術を活用した占いコンテンツ。公開しているのはコーヒーブランド「ジョージア」である。使い方は『AI明日メーカー』の公式サイトを開き、年齢を入力して「スタート」ボタンをクリックするだけ。
すると「ドキドキ占い」「ワクワク占い」「おもしろ占い」「ほっこり占い」という4つの選択肢が出現する。先に言っておくと、『AI明日メーカー』は完全無料。個人情報を入力したり、ジョージア製品を購入したりといった必要もない。
何を隠そう私は占い大好きっ子なので、これまでネット上の無料占いを利用した経験は数知れず。ただ……このテの占いって簡易的なヤツが多いんだよなぁ。
とはいえ、せっかくなので結果を見届けたいと思う。「ドキドキ占い」を選択すると、続いて「仕事」「恋愛」「友達」「家族」「勉強」の5項目が出現。さらに進むと、今度はなんかよく分からん選択肢が大量に姿を現した。
例えば「動物」「釣り」「自動車」「ジャズ」「トルコ料理」「スポーツ」「チヂミ」「美容」などなど……百歩譲って「トルコ料理」は分かるとして、「チヂミ」って何やねん。「あなたをチヂミに例えるとニラです」とか、そういうノリですか?
最後に「今の気持ち」を9パターンの中から選択する。チヂミの件は各自で確認していただくとして、ひとまず「ドキドキ占い・仕事・テクノロジー・にっこりマーク」で結果を見てみることにしよう。3、2、1……ドーン!
おおおぉ!?
「AIアシスタントの導入により業界内で名を馳せ、仕事の質が最高に」!?
・なにこれ、嬉しいんですけど!
くしくも「AIが私の仕事を手伝ってくれるかも」と考えていた矢先のこの結果……占いとして普通に成立していてビビる。なんだかやる気がドバドバ湧いてきたのですが!?
嬉しくなってきちゃったので、もうちょっと続けることにしよう。次に選んだのは「ほっこり占い・友達・ファンタジー映画・にっこりマーク」だ。なになに……
「ファンタジー映画に関するオンラインフォーラムで見つけた仲間と深い友情が芽生える」
……なるほど。ファンタジー映画のオンラインフォーラムに参加したことは一度もないが、そう言われると「参加してみよっかな?」って気持ちになってきたから不思議だ。最後に「ドキドキ占い・勉強・抽象彫刻・にっこりマーク」でドーン!
そうか……私は抽象彫刻の世界でとんでもない学問的成果をあげる人間だったのか。
ここへきてようやく『AI明日メーカー』の楽しみ方を悟った私。要するに、これはゲーム感覚でポップに楽しむタイプの占いなのである。「こんな未来もあるかも……」と想像することは、意外なほど自分をポジティブな気持ちにさせてくれる。まかり間違えば “占いの結果によって人生が変わる” なんてこともありえるかもしれない?
・男子もやってみた
『AI明日メーカー』には性別を入力する項目もある(※ スキップ可能)。当サイトの新人・古沢君にも体験してもらおう。
実は占いをするのは今日が人生初だという古沢君。そんな古沢君の選んだ項目は「ほっこり占い・勉強・ハンバーグ・にっこりマーク」だ。初心者のクセに攻めたチョイスだが大丈夫か?
「ハンバーグ学習法で友情深まる」
人生初の占い結果に、ボソリと「未来、来てますね……」とつぶやいた。その顔はどこか満足げである。結果の画像はハンバーグというよりハンバーガーのようなので、ハンバーガーを食べに行く可能性はかなり高いように見受けられた。気をよくしたのか、続いて「おもしろ占い・友達・リアリズム・おだかやマーク」でトライ。
美術館で新しい友達ができるらしい。古沢君が次の休みに美術館へ向かう可能性は比較的高いと言わざるをえないだろう。
AIというワードに気を取られていたが、これは当たる・当たらないの次元を超越した新感覚の占いであった。ポジティブな気持ちになれたり、予想もしない結果に笑ったり……これは結構クセになる。毎日やってしまいそうだ。
先にお伝えしたとおり、『AI明日メーカー』はジョージアの公式HPにアクセスするだけでプレイ可能。完全無料なので、みんな軽い気持ちで遊んでみてほしい。それにしても……これは一体何パターンの占い結果があるのだろうか? 教えて、数学に詳しい人!
参考リンク:AI明日メーカー
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
▼読んでみていかがでしたか? ご感想をお待ちしています