絶対に食べるべき福岡グルメとして、最近急速に知名度を高めているのが……「きんのつる」である。精肉店直営のとんかつ店で、定食のご飯・みそ汁のおかわりは自由。さらに店内の一角にお惣菜バイキングを用意しているのが特徴だ。
地元民いわく、コスパの高さは「天麩羅処ひらお」と同等かそれ以上だという。ランチタイムは行列必至なのだとか。そんなわけで今回は、福岡県内で注目度急上昇中の「きんのつる」に行ってきたぞー!
・きんのつる
やってきたのは、福岡市東区の「きんのつる新宮店」。国道3号線沿いで駐車場が広く立ち寄りやすい。ランチタイムで満席だとしても車をとめることはできるだろう。ひらおのように店内壁際のベンチで順番を待つことになる。
できれば混む前に……ということで、到着したのは開店直後の11時過ぎ。食券を買ってカウンター席へ。カウンター席は厨房を囲むように並んでいる。これもまた “ひらおスタイル” だ。ちなみに注文したのは、店長おすすめの「特選ロースかつ定食(1000円)」。
・惣菜コーナー
定食を待っている間に、お惣菜コーナーへ。メチャメチャ種類豊富。なんでも朝早くから無添加を心がけ丹精込めて手作りをしているらしい。旬の野菜を使ったものが多く並んでいる。「おふくろの味付けが味わえる惣菜屋」と言っても過言ではない。
先にご飯とみそ汁がやってきた。なんならお惣菜とご飯だけでも満足できてしまいそう。それだけ惣菜バイキングが強い。そこらのホテルビュッフェよりも豪華。食べすぎないように注意。絶対に残さないこと。
そしてついにロースカツが登場。
職人手仕込みの厚切りとんかつである。厚さは推定2センチ、やはり主役なのだ。大刀洗(たちあらい)町の井出精肉店直営で、低価格かつ良質な肉を提供しているという。
ソースはオーソドックスなとんかつソース・さっぱり系のジャポネソースの2種類。そして塩。好みで味変できるようになっている。
厚みがあるがやわらかいし、もたれるような重さは感じない。外はサクサク、中はジューシーで脂の甘みが豊か。心地よい歯ごたえは幸福度を上げますね。見事な揚げ加減だ。ひと口の満足度が高い。
冒頭でお伝えしたように、ご飯・みそ汁のおかわりは自由……だが、お惣菜バイキングのおかげで腹はパンパン。1000円分の満足度を遥かに超えている。
・福岡県内に3店舗
福岡県民が猛プッシュする「きんのつる」は、今回訪れた新宮店のほかに大野城本店、橋本店もあるようだ。コスパ最高のとんかつ店なので覚えておくこと。福岡グルメは本当に強いですね。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:きんのつる 新宮店
住所:福岡県福岡市東区上和白343-1
時間:11:00〜22:30
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.