近年、ビジネスホテルの宿泊費高騰が問題となっている。インバウンド客の増加やコスト増加、客室単価を重視した戦略などが理由だという。都内で1泊しようと思ったら1万5000円でも安い方ではなかろうか。

とは言っても、1万円以内で泊まれるホテルもある。怪しいホテルも少なくないが、今回宿泊予約サイト「Booking.com(ブッキングドットコム)」で見つけたのはアパホテルだ。駅前の立地で大人1名1泊6237円だったぞ。もちろん23区内。

そんなわけで今回は、都内最安クラスのアパホテルを紹介したい。どこなのかと言うと……


「アパホテル 浅草 蔵前駅前」である!




・蔵前

都営地下鉄浅草線「蔵前駅」A3出口の目の前。浅草駅の隣の駅だから観光の拠点として使いやすい場所にある。インバウンド客も利用しやすいだろう。

そんでもって最近は、蔵前も “東京のブルックリン” などと呼ばれる人気エリアとなっている。おしゃれなカフェや雑貨屋が多いと評判だ。

もしかしたらゲストハウス等も多いエリアなので、利用しやすい価格設定にしているのかも。駅前のアパホテルが6237円なら、アパに泊まりたいという方も少なくないはずだ。

さて、1階には「スマートマルシェ」なるミニコンビニ、製氷機、コインランドリー等がある。読売新聞の無料サービスもあり。

スマートマルシェは24時間営業で精算はセルフレジで、支払いはクレジットカード・交通系電子マネー・バーコード決済(ペイペイ等)が可能。現金は使えないが便利。あると助かる。



・客室

さすがに大浴場はないようだ。では、今回宿泊する部屋はどんな感じだったかと言うと……


清潔感のあるキレイなシングルルーム。デスクもあるから仕事もできそう。新聞も無料だし、ビジネスマンはゲストハウスよりもアパの方がいいかも。旅人は好みと予算で選べばいい。



アメニティ類もバッチリ。館内着はもちろんクシが2wayというアパなりのこだわりが感じられる。どんなヘアスタイルでもビシッと整えられるだろう。



さらに快眠を追求したオリジナルベッド & アパのこだわりが詰まりまくったオリジナル3Dメッシュ枕で熟睡は保証されたようなもの。


しっかり疲れを取りたいならアパ。旅人と交流をしたいならゲストハウス。どちらの需要もあるエリアだと言える。



・朝食は提携カフェ

なお、朝食は別料金になるが提携カフェ「スクエアカフェ蔵前店」(徒歩約30秒)で注文可能。宿代が安く済んだので頼むことにした。


「5種から選べるモーニングセット(1100円)」の中で、最もボリュームがありそうな「たらもバーガー」を注文。店内は朝から賑わっている。地元の人気店なのだろう。



バーガーもそうだが、コーヒーもトールサイズでかなりの飲みごたえ。スッキリ目が覚める朝食で満足度は高い。


──というわけで、「アパホテル浅草 蔵前駅前」はかなり使い勝手が良いので覚えておくこと。立地が最強でめちゃめちゃリーズナブル。きっと快適に過ごせるだろう。それではまた!


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称アパホテル浅草 蔵前駅前
住所:東京都台東区蔵前2-4-4

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.