ちょっとした宿泊に便利なのが “アパホテル” だ。大浴場やレストランまで付いていて、リーズナブル。記者も冒険をしたくない気分の時に、度々お世話になっている。「アパホテルにしておけば間違いないだろう」という感じである。

先日もアパホテルを利用し、設置してあるアメニティを使おうとした時のことだ。袋に “人間所詮、入れた物しか出せない” と書かれていることに気付いた。なんのこっちゃ。よくよく観察すると、すべてのアメニティの袋に格言めいたものが記されている。はて、これは一体……!? 

・アツい格言

アパホテルの客室、シャワールームに設置してあるクシや歯ブラシ、コットンなどのアメニティ。上述のとおり、それらが入った袋に何某かの言葉が記されているので見ていこう。

例えば、カミソリには “どの一瞬にも熱い情熱が溢れるそんな人生を” と。またクシには “研ぎ澄まされた叡智を力に美しく生きろ” 、シャワーキャップには “勝機は絶えず窺う人に訪れる” などである。なかなかに、アツい。

・問い合わせてみた

宿泊客に対してのメッセージなのだろうが、唐突に見知らぬ誰かに、それもアメニティを通じて訴えられても戸惑ってしまう。せめてどなたからの言葉なのか、そこのところを知りたい。ということで、教えて、アパホテルさん~!! 


「弊社代表の座右の銘を印字させて頂いております」


問い合わせてみたところ、上のような言葉が返って来た次第。アパホテルの代表ということは、元谷外志雄さんのことだろう。ちなみにメディアなどでよく見かける、尖ったファッションの彼女は社長であり、元谷外志雄さんの配偶者だ。

いやはやしかし、アパホテルをはじめアパグループを支える代表の座右の銘であったとは。そう言われてみると、実業家が好みそうな言葉の数々ではある。謎が全て解けたところで、これらのアメニティ、ありがたく使わせてもらったぞ。室内にも色んな仕掛けのあるアパホテル、探せばまだなにか出てきそうな気がするな。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼アパホテル代表の座右の銘が記されたアメニティ