いつから日本は東南アジアになったのか? そう思わざるを得ないほど、ここ数年日本の夏は亜熱帯である。なんならタイから遊びに来た友達も「日本の方が暑い」って言ってたもんね。
そんな夏の救世主を探すべく短期集中連載でお届けしているのが『格安ハンディファン勝ち抜き戦』である。前回の勝者、ドン・キホーテ「ダブルブレードハンディファン」を待ち受けるのは……。
・ガチ企画
2000円そこそこで買えて、なおかつ効果を感じやすいハンディファン。「風を当てる」というシンプルな原理ではあるものの、その効果は強力。1度使い始めたら手放せない方も多いことだろう。
一方であまりにも種類が多く「結局どれを買えばいいの?」とお悩みの方も多いに違いない。そこでお届けするのが『格安ハンディファン勝ち抜き戦』で、一切の遠慮をせずにお届けするガチガチのガチ企画となっている。
・ルール
さて、ざっとルールを説明しておくと、毎回2台のハンディファンを比較。優れた方は勝ち抜き形式で次のハンディファンと対戦する。これを繰り返し、9日後には最強の1台が決まる予定。また詳細な評価軸は以下の通りだ。
・ 価格は2000円代まで
・ 風力の強さを最重視
・ 連続運転時間などはパッケージの記載に従う
・ 使い勝手の良さ等はオマケ程度の評価
・ 耐久性などは考慮しない(使い込まないとわからないため)
基本的には「風力の強さ」が最も大きなポイントで、理由は弱々しい風では猛暑に対抗できないから。生ぬるい風を送り込まれても、それは全く逆効果なのである。
・第2回戦
というわけで、第2回戦は前回の勝者、ドン・キホーテで購入した「ダブルブレードハンディファン(2178円)」と、ヨドバシカメラで購入した「シロカ ハンディファン(2530円)」の対戦だ。両者のスペックは以下をご覧いただきたい。
・ドン・キホーテ ダブルブレードハンディファン
充電時間: 約4.5時間
連続運転時間: 約1時間~4時間
備考: 風力3段階調整、7色LED搭載
・シロカ ハンディファン
充電時間: 約5時間
連続運転時間: 約2.5時間~7時間
備考: 風力3段階調整、角度調整180度、過充電・過放電・加熱防止設計
風を集める「後ろの羽」と風を送り出す「前の羽」の2層構造で、強い風力を実現したダブルブレードハンディファン。パッケージには「風力1.5倍」記載されているが、確かに風力自体はかなりのものだった。
お次に「シロカ ハンディファン」は「ハンディ・首かけ・卓上」の3方式で使えるとパッケージには記されている。ほとんどのハンディファンが3方式で使用できるため、訴求ポイントは「過充電・過放電・加熱防止設計」なのだろうか? というわけで…
勝負開始ッッ!
・2回戦の勝者は……
サイズ的は「ダブルブレードハンディファン」の方が一回り小さいが、果たして風力はというと? それぞれ顔に当ててみた結果……
今回もドンキの勝ち!!
羽が大きいため、風が当たる面積は「シロカ ハンディファン」の方が広い。最大風力もそこそこ強かったが「ダブルブレードハンディファン」よりは劣っていた。
ただし真ん中のレベルでもそれなりの風力がある。風力・中で5時間運転できることを考えると「シロカ ハンディファン」は、持続性の高いハンディファンと言えるかもしれない。
とはいえ風力そものもは「ダブルブレードハンディファン」の方が強く、なんなら「圧勝」と言って差し支えあるまい。相変わらずややモーター音がうるさいことは気になるが、今回も「ダブルブレードハンディファン」の勝ちだ。
というわけで、第2回戦はドン・キホーテ「ダブルブレードハンディファン」が勝利! 2連勝!! 最大瞬間風速がやたらと高い「ダブルブレードハンディファン」を止める挑戦者は現れるのだろうか?
なお、みなさんがオススメするハンディファンも絶賛募集中だ。推薦があれば、ぜひこちらのフォームからお送りいただきたい。9日後に最強の1台が決まる──。
参考リンク:ドン・キホーテ「ダブルブレードハンディファン」 、 Amazon「シロカ ハンディファン」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.