物価、高いね……。何をするにも想定以上にお金がかかる今日この頃。万年金欠の筆者にとってはマクドナルドが贅沢品である。いや、だってセット800円とかって普通に高いよ……ポテト食べたいよ……。

が、先日、そんな侘しい気持ちを軽減できそうな知見を得てしまったため共有させていただきたい。少しの工夫で、マックのメニューがちょっとだけ安く手に入るかもしれないのだ……!


まあ、ちょっと見ていてくれたまえ。まず訪れたのはマクドナルド、目黒駅前店



メニューはこんな感じ。今回はダブルチーズバーガーのセットを注文。サイドはポテト、ドリンクはコカ・コーラゼロを選んだ。しめて780円



で、やって来たのがこちら。見慣れたマックのセットの姿である。



美味しい。マックなんて久しぶりだが、たまに食べるとやっぱりいいもんである。ごちそうさまでした。


……で。



翌日。やって来たのはマクドナルド……の、目黒不動前店。昨日の店舗「目黒駅前店」の隣駅、「不動前」駅前にある別店舗だ。



メニューはこう。今日も同じくダブルチーズバーガーのセットを注文。サイドはポテト、ドリンクはコカ・コーラゼロで、しめて730円……


730円!?



・同一メニューなのに値段が違う


そう、昨日と全く同じメニューを注文したにもかかわらず、昨日の店舗より50円も安いのである。

当然ながらメニューの内容も同じ、味も安定。違うのはポテトの揚げ具合くらいだがそんなものはどこに行ったって違う。美味しい。


・都心型価格

実はこれ、日本マクドナルドが採用している「都心型価格」という制度によるもの。賃料や人件費が高くなりやすい都心部に位置する184店舗においては、一部のメニューがちょっと高くなってますよ、という仕組みだ。

「特殊立地店」「都心店」「準都心店」「通常店」の4区分に分けられており、目黒店は「都心店」、不動前店は「準都心店」だったもよう。

……が、繰り返すが、筆者が訪れた二店舗は一駅しか離れていない。目黒が都会であることに異論はないが、不動前駅だって田舎な感じでは決してない。ちなみに不動前の反対隣の「武蔵小山」駅は大規模な商店街で有名だが、そこのマクドナルドも「準都心店」だった。



もちろん価格差が出ないメニューもあるし、50円前後のためにわざわざ途中下車したり足を延ばしたりするかは人によるだろう。利用した店舗でちょっと安く買えたらラッキー、くらいな感じで捉えておくのが幸せかもしれない。

……が、「安く買えるかも」と思うだけでフワッと嬉しくなるのもまた事実。公式の「価格が異なる店舗一覧」をちょっと見てみたところ、至近距離で区分が異なる現象は別の場所でも確認できそうだ。近くにマクドナルドの店舗が複数あるなって方は、どの区分かチェックしてみて損はないかも。


参考リンク:マクドナルド「都心型価格再編のお知らせ」
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.