「世界で最も食事が美味しい都市ランキング4位」のベトナム・ホーチミンを航空券&宿代込み5万円で2泊3日の食い倒れ旅行してみた【5万円海外旅行:第10回】3ページ目(1ページ目はコチラ)
【1日目の後半戦】
こっからはトントン行くぞ〜! 初日の夜メシに選んだのは、ベトナム風お好み焼き「バインセオ」の名店『バインセオ46A(BANH XEO 46A)』。
このお店より美味しいバインセオはおそらく地球上に存在しない……と思うほど圧倒的にウマイいので、私は昔から絶対に行くようにしている……のだが、少しばかり遠い場所にあるので、バイタク(Grab)を使ってひとっ飛びしてみた。
無事に到着〜! 運賃は27040ドン(167円)。とても良いライダーさんだったので、Grabアプリ上で5000ドン(31円)のチップも付けておいた。
注文したのはバインセオのレギュラーサイズと、ベトナムのビール(333)。いちおう食べ方も紹介しておこう。
お好みの葉っぱを手に取りまして、
バインセオをのせまして、タレなどもお好みで入れまして、
丸めて、
ンガング!
ンゴーン クワーッ!(※メッチャおいしい!)……というわけ。
なお価格は、バインセオのレギュラーが110000ドン(678円)。缶ビール(333)が21000ドン(129円)。あとはお手拭き(ナプキン)が3000ドン(18円)だった。
ちなみに「バインセオ46A」のすぐ近くには、通称 “ピンク寺院” こと「タンディン教会」もあるので記念にパチリ。
さ〜て、今日はめっちゃ食い倒れしちゃったから、カロリーを消費させるためにも歩いて宿まで帰るか(3.5km=50分)……とテクテク歩いていたら、
突然のスコール!
折り畳み傘も宿に忘れてきていたので、急きょその辺の雑貨屋さんで雨ガッパを購入。10000ドン(62円)だった。
ちなみにこんなスコールでも足元はヘッチャラ。なぜなら防水ゴアテックスのスニーカーを履いているからだ。
詳しくは過去記事「旅人が選ぶ、Amazonで買える最強ゴアテックス防水スニーカーは…」を参照してほしい。
そしてようやく安宿街に戻り、
コンビニで水500ml(6000ドン / 37円)とスプライト(12000ドン / 74円)を購入。
宿に戻ってシャワーを浴びてから、早々に寝て1日目を終えたのであった。
残高は2916円。このまま一気に、2日目に突入!
【2日目】
起床後、いきなりバイタクで長距離移動をカマす私。
なんとなく朝にチャオガー(ベトナム風の鶏おかゆ)が食べたくなり、ネットを調べてみたら「QUAN AN THANH-KY」なるお店の魚おかゆ「Chao Ca(チャオカー)」がウマイとの記事を見つけたからだ。
ほどなくして「THANH-KY」に到着。バイタク(Grab)の運賃は23920ドン(147円)だった。
んで、チャオカーが食べたいとの旨を伝えると、一度は「OK」となったものの、冷蔵庫を確認するや「すまないが、今は無理」となった。どうも材料が足りないらしい。
しかし、他の料理もウマイと先述の記事には書いてあったので、大将のオススメを聞いてみると麺料理「フーティウ」がイチオシであるという。価格は50000ドン(308円)。よし、それください!
また、缶の豆乳ジュース(10000ドン / 62円)もウマイとのことなので、それも注文。ナプキンも有料で2000ドン(12円)だ。
豆乳は「ふむ……」といった味だったが、
初めて食べる「フーティウ」は予想以上に美味しく(特に肉の脂身?がカリカリになったところ)、
いろいろと調味料を入れていくとチョイ辛になり、
けっこうな「汗だくグルメ」でもあった。
ちなみに大将によると、「午後5時以降ならチャオカーも作れる」とのことなので、再訪を約束。また来るね、大将!
──しかし少し食い足りてないな……的なところもあり、
路線バスで(6000ドン / 37円)で向かったのは、
ベトナムの定番ローカルフード「コムタム」の名店『COM TAM MAI』。
食べたいものを指さして……なんだけど、欲張り過ぎて、あれもこれも……とやってたら、
フル装備なコムタムになってしまった! 価格は欲張り過ぎたため125000ドン(770円)。本当は、もう少しおかずをセーブして頼むものなので、もっと安いぞ。
ただ、味は間違いなかった。特にこの「中にハンバーグみたいなのが入ってる豆腐」がウマイんだよなぁ〜。これ、昔から大好き!
その後も、使う移動手段は路線バス。ホーチミン、路線バスの移動を覚えると使い勝手も良いし、なにより安い(6000ドン / 37円)! Googleマップと併用すると無敵だぞ。
んで、到着したのはホーチミン市内唯一のチャイナタウン「チョロン地区」にある「QUAN CHE HA KY(ハーキー / 何記甜品店)」なるお店。
目的はただひとつ。
黒胡麻のチェー(Che me den)だ。価格は30000ドン(185円)で、気になるお味は……
なんつーか、黒胡麻のだんごを溶かしたみたいな……不思議な味だが、美味かった。なお、冷たいスイーツかと思いきや温かかった。
そこからは歩いてチョロン地区最大の市場「ビンタイ市場」を見学。21年ぶりの訪問だ。
かわいいプラスチックのお皿とかあれば買おうかな〜なんて思っていたが、めぼしい商品が無かったので、
「21年前のビンタイ市場での写真」との比較写真などを載せておこう。
もちろん帰りの乗り物は、今も昔も……
路線バス(5000ドン / 31円)。
そしてコンビニで、今度こそ「2buy 3get」のオトクなお水を購入! 価格は3本で14000ドン(86円)。安い〜! こりゃ帰国まで持つな。
んで、宿に帰って、洗濯して屋上に干しておいた洋服を取り込んだりしつつ……
もう自由自在に乗りこなせるようになった路線バス(7000ドン / 43円)で移動したのは……
今朝にも行った「QUAN AN THANH-KY」!
大将、チャオカー、食べにきたよ!
そしてついに……
来た!
ウワサ通り、中に白身魚が入っている! これは初体験の味であり、たしかにウマイ。大正解だ……!
なお、価格は50000ドン(308円)。大将、勉強になりました!
そんなこんなで、空はもう真っ暗。2日目のディナーも終えたことだし、そろそろ旅もクロージング作業に入らねば。
まず歩いて向かったのはスーパー(イオン!)で、
同僚たちへのおみやげ「ハス茶のティーパックセット(20パック入り)」をゲット。価格は25100ドン(155円)だ。
帰りは、路線バスでもよかったけども、「晴れた夜のホーチミン」をバイクで走るのも悪く無いなと思い、アクティビティとしてバイタク(Grab)を呼んだ。
ベトナムの妖しい夜を駆け抜けるバイクの気持ちよさは、
13520ドン(84円)以上の価値がある。
あっという間に、安宿街へ到着。
昨日は大雨だったので誰もいなかったけど、晴れているとこんなに賑やかな場所だったのね〜!
火を吹く大道芸人もいたりして、大盛り上がりのブイビエン通り。おひねりとして10000ドン(62円)を渡し、
宿に帰って、2日目終了。
あとは明日、朝ごはん食べて、昼ごろ空港に行って帰るだけ! 残金は589円しかないけれど、きっとなんとかなるでしょう。
おやすみなさ〜い!
【3日目】
さあもう、あとは朝メシ食って、荷造りして、空港に向かえば終わりである。
早起きして、テクテクと徒歩で向かったのは……
これまたバインミーの超有名店「ニューラン(NHU LAN)」!
30000ドン(185円)のバインミーを買いつつ、
近くの露天でお持ち帰りカフェスダーを20000ドン(124円)で買いつつ〜、
ドンコイ通りの入り口に建つ歴史古き5つ星ホテル「ホテル・マジェスティック・サイゴン」の真向かいにある広場に行き、
サイゴン川を眺めながらニューランのバインミー&カフェスダーを食べるという、あまりにも上級者すぎるモーニングをキメてみた。最高!
もう思い残すことは何も無い。
帰り、まだお金と時間に余裕があるので、宿の近くの露天で
バナナ味のシントー(シェイク)を25000ドン(155円)でいただき、
そのまたすぐ近くのバインミー露天にて、
空港もしくは飛行機内で食べる用のお持ち帰りバインミーを15000ドン(93円)で購入。
そして宿に戻ってチェックアウトし……
行きと同じ「152番」のバスに乗り込み、
支払った運賃は5000ドン(31円)。
これにて、これまで使ったお金は……
_人人人人人人人人人_
> 49999円! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
てな感じで、のこり1円でタンソンニャット国際空港へ到着したのであった。
これ以上は、たぶん、もう、ない。少なくとも、不慣れな国で「のこり1円」以下に抑えることは不可能だろう。
勝手知ったるホーチミンだからこそ達成できた「のこり1円」の伝説。
今回もまた……
良い旅だった!
執筆:5万円バックパッカー・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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