2024年3月より、ペヤングの衝撃的な商品が販売された。その名も『ペヤング 四種四昧(ししゅよんまい)』。

4つの味が1つのパッケージで味わうことができる代わりに、カロリーや脂質なども通常のペヤングの約4倍あるモンスター商品だ。

その四種四昧シリーズの第2弾として、『ペヤング 四種四昧 ご当地シリーズ(税込864円)』が6月17日からコンビニ限定で先行販売されている。

4つのご当地焼きそばが味わえるという、この商品。さっそくチャレンジしたところ、自分史上最高の味が爆誕してしまった──。

・4つの地方のご当地焼きそば

今回発売された『ペヤング 四種四昧 ご当地シリーズ』のラインナップは……


・横手やきそば(東北地方)
・上州太田やきそば(関東地方)
・富士宮やきそば(東海地方)
・ひるぜんやきそば(中国地方)


という、4つのご当地焼きそばが味わえる。


そして、総カロリーは2077kcal! さらに脂質も95.0gというモンスターっぷり。


前作がカロリー2038kcal、脂質が93.5gだったので、どちらも若干ではあるが上回っている。内容量は475gで、必要な熱湯は前回同様、脅威の1500ml!


私が購入したコンビニでは、そのあまりの大きさのせいで、新商品なのに棚の最下段に置かれているという始末だった。



・調理開始

それでは、調理に入ろう。パッケージの裏面に「調理方法」が載っている。


が、なぜか同じ面に図解つきで同じことが書かれているという、謎の現象が起きていた。


フタを開けると、4つのソースと……


定番のかやくが入っている。


大量のお湯を注いでいって……


4つのソースをフタの上で温めて、待つこと3分。


お湯を切っていくが、これだけ大きいと、この作業もひと苦労だ。


お湯を切り終わりフタを剥がすと、大量の麺が姿を現す。


まず、東海地方の「富士宮やきそば」のソースを入れて……


次に中国地方の「ひるぜんやきそば」のソースを入れていく。


東北地方の「横手やきそば」のソースも入れて……


最後に関東地方の「上州太田やきそば」のソースを入れる。


それぞれのソースを混ぜていって……


完成!



・実食のその先にあったもの

それでは実食に入る。まずは東海地方代表の「富士宮やきそば」から、いただいていく。


うーん……富士宮やきそばの特徴は「麺のコシ」だが、さすがにペヤングで再現は難しい。味はソース焼きそばとは違い、ほんのり肉のエキスが口の中に余韻を残すのが、ペヤング流の富士宮やきそばなのか?


次に中国地方代表「ひるぜんやきそば」を口に運ぶ。


おおー、味噌ベースが特徴の「ひるぜんやきそば」だけあって、味噌の味はしっかりしている印象だ。玉ねぎなどの風味も、ほんのりと残っていたりするので、ペヤングのソース単体としては優秀な部類に入るのでは? と思えるほど。


3番目は東北地方代表の「横手やきそば」。こちらも口に運んでみると……


なるほど……味付けは全体的に薄めか? ただペヤングのかやくが、「横手やきそば」の具で使われるキャベツや豚ひき肉とマッチしていて、相性は良いように思えた。

やはり「横手やきそば」といえば、麺の上に乗っている「半熟目玉焼き」が1番の特徴なので、若干、物足りなかったというのが本音だ。


最後は「上州太田やきそば」を食べてみる。


おっ! これはいけるかも……「上州太田やきそば」といえば、ぼってりした濃いソースに太麺が特徴だ。さすがにペヤングなので太麺の再現はできないが、ソースは他の3種類と比べて明らかに濃さがわかる。

家にいながら、上州太田やきそばの名店「岩崎屋」がフラッシュバックしてきたくらいだ。


ひと通り食べ終わり2周したあと、残りは半分となる。


ここで他のペヤングでは味わえない、「四種四昧」ならではのお楽しみ…… “4種全部混ぜ” にチャレンジする。



メッチャ、全力で混ぜて……


完成!


果たして、どんな味になったのか……


うんめぇーーー!!!


えっ? 何これ?? 全体的に甘めの味付けだが、「上州太田やきそば」の濃さで中和されていて、「ひるぜんやきそば」の味噌風味も程良く融合している。

しかもペヤング好きなら周知の通りだが、食べて量が少なくなるほどソースと具が後に残り、味が凝縮される。


その凝縮された4つの味が、ビックリするくらいちょうどいい味わいになっているのだ。もし「4つのご当地ソース味」みたいな商品が出たら、確実に爆買いするだろう。


そして、余韻に浸りながら完食!


そんなわけで『ペヤング やきそば四種四昧 ご当地シリーズ』は、「一つ一つの味も楽しめるが、混ぜたら格段に美味くなる」というのが、個人的な結論だ。

6月24日からは、スーパーなどの一般販売も開始されるので、見かけたらぜひGETすることをオススメするぞ!

参考リンク:まるか食品 
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.