旅先での楽しみというとご当地グルメは欠かせない! とはいえ、食べに行ける店数はおのずと限られてくるもの。時間も胃も無限じゃないからね。
先日名古屋へと赴いた私(まろ)は、限られた滞在時間のなか何を食べに行こうか思案を巡らせていた。味噌カツ? ひつまぶし? きしめんもいいな……
ところが、その全ての希望がドーミーインの朝食1回で叶ってしまったのだ……! しかもしかも! あの高級料理、ひつまぶしが食べ放題〜!?
・錦鯱の湯 ドーミーインPREMIUM名古屋栄
栄駅から5分ほどと、名古屋の繁華街に位置するドーミーインPREMIUM栄。
その場所柄か、泊まっているお客さんは外国人観光客が多め。館内で耳に入ってくるのは日本語よりそれ以外の言語の方が多いかも。
温泉入って夜泣きそばを食べて漫画読んで……ひと通りドーミーインのサービスを満喫したら、お楽しみの朝食時間がやってきた。
ドーミーインの朝食で要チェックなのは、その地域ごとのご当地メニュー! しかも名古屋栄はPREMIUMなので、朝食内容も他ドーミーインより豪華!
まず目に飛び込んできたのはライブキッチンのきしめん。新幹線のホームできしめん屋の横を通った時から、きしめん食べたかったんだよね……!
かつおぶし、ネギ、かまぼこは最初から入れてくれるんだけど、それ以外のトッピングを自分で好きなだけ追加することも可能だ。お揚げもわかめも入れ放題〜!
中央のコーナーには、大人にも子供にも人気の揚げ物やたまご料理がズラリ。もちろんエビフライも並んでいた名古屋ってエビフリャーなイメージあるもんね。
揚げ物類の横にはしっかり味噌が添えられていたぞ。エビフライもカツも味噌をかけて楽しめるっていいね!
さらに奥へと進むと、名古屋名物「どて煮」と……
名古屋最強グルメの一角、「ひつまぶし」がお出迎え! 目の前でスタッフの方が1杯1杯作ってくれるぞ。もちろんいただきましょう!
おかわりもしたいし控えめに……と思っていたはずなのに、おぼんの上には所狭しと皿が並べられていた。これだけご当地グルメが豊富だと、嬉しいことに自然とこうなっちゃうよね。
まずはきしめん。何度も言うが、ドーミーインの麺類はなぜか3割増しに美味く感じる魔法がかかっているのだ。きしめんも例外では無い。
おあげとかワカメとか自分の好きな具材とともに、平らな麺をツルっと頂く。無料でトッピングし放題って、普通の店だったら考えられない……!
味噌カツも名古屋に来たら欠かせないよね。やさしい味の味噌なので、朝からでもくどくなくおいしい。この後、矢場とんに行こうと思ってたけど、これは計画練り直しだな……!
どて煮には別コーナーにあった半熟たまごを添えて食べてみた。これはもう居酒屋の味……! 酒は無いのでジンジャエールで我慢我慢。
そしてこちらがお待ちかねの「ひつまぶし」! タレが炊き込まれたご飯に、鰻が2切れものっている。
ほんとに良いんですか? って心配になるくらいウナギかでかい! ちゃんとした切り身だ……!
食べ放題のひつまぶしなんてウナギがちょろっとでも文句言えないのに、ドーミーインーは惜しげも無く切り身をのせてくれてある。もう1回確認だけど、ほんとに良いんですか?
山椒をかけてまずはそのまま。さすがにパリフワ……とまではいかないが、身はしっかり厚くてほんのり温かい。臭みもないし普通においしいウナギだな。
半分食べたら、ワサビと出汁で味変! ひつまぶしの醍醐味ってこれだよね〜! きしめんをすでに1杯食べているのに、茶漬け風になったことでサラサラと胃に入っていく。
…………気づいた時には、2杯目に突入していた。
1杯で収めろなんて方が無理な話である。こんな立派なひつまぶしが食べ放題だなんて完全に想定外。もう今日は夕方まで何も入らない〜!!
・ご利用は計画的に……
ドーミーイン名古屋栄の朝食、やばすぎたな。基本的にドーミーインの朝食はどこもおいしいんだけど、ひつまぶし食べ放題はさすがに強すぎ。PREMIUM価格とはいえ、これで1人2300円なのは安いくらいだ。
ただし……朝食会場がめちゃくちゃ混んでいたのでそこだけは要注意。私が行ったのは平日の朝8時半だったが、そこからまさかの45分待ち。朝食を食べ終えた時はもう10時を迎えようとしていた。
ホテルのキャパに対して、明らかに朝食会場が狭いのが原因だろう。ちなみに夜泣きそば提供時も混んでたし、なんならお風呂も狭めで混みあっていたな。今までドーミーイン何ヶ所か泊まったけど、1番空間的なゆとりがなかったかも……。
ただ、それを加味しても余りあるほど魅力的なビジネスホテルであることは確か。せっかく泊まったのに朝食を食べる時間が無い……なんてことにならないよう、早朝に食べる、早めに整理券を取るなど、各自対策をお忘れなきよう!
参考リンク:天然温泉 錦鯱の湯 ドーミーインPREMIUM名古屋栄
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
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