私は暑くなったらミスドに行く。ミスドといえばドーナツ……だが、この記事にはひとつもドーナツは出てこない。

夏のミスドで私が必ず頼むのは「涼風麺」と「フルーツティー」の飲茶メニュー。そう、夏のミスドは飲茶屋なのだ。

特に2024年の新商品として発売された「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」は革命的な美味しさであった。 モチモチ好きのみんなは絶対これ飲んだほうがいいよ!

・「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」

毎年、夏が近づくとフルーツ入りのお茶を出しているミスド。

特に今年発売された「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」は、一風変わったネーミングとは裏腹に、新感覚のデザート系ドリンクであった。

「台湾粉粿フルーツティ」は以下のふたつの味で展開。


・ピーチ&ミックスベリー(テイクアウト 540円 / イートイン 550円)
・フルーツティ マンゴー&パッションフルーツ(テイクアウト 540円 / イートイン 550円)


色合い的に、最初はアイスティーの中にフルーツとタピオカ、ナタデココが入ってるのかな〜と思っていたが、飲んでビックリ……。


沢山のベリー系の果実といっしょに、すんごいモチモチした透明のわらび餅みたいなゼリーが口の中にツルンツルンと入ってくるではないか……。黒いのはタピオカではなくブルーベリーだった。


何やら、このモチモチしたゼリーが「粉粿(フングイ)」らしく、台湾ではかき氷のトッピングなどに使われているとか。最近ではタピオカに代わるものとして広まりつつあるそうな……!

たしかに、タピオカに似たモチモチ感なのだが、タピオカほどの弾力感はなく、タピオカとわらび餅のちょうど中間みたいな食感なのである。

これが果肉入りのほの甘いアイスティーにめちゃくちゃ合うのだ! ちなみに、思ったよりかなり食べごたえもあった。


個人的におすすめなのは「マンゴー&パッションフルーツ」のほう。

パッションフルーツの酸味と種のカリッとした食感、トロッとしたマンゴー果肉に、モチモチのフングイの食感、そしてジャスミンティーの香りが良い。

ちなみに、「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」が発売されたのは4月らしい。めちゃくちゃ美味しいのに、なんでもっと話題にならないのか……? 名前のせい?



・涼風麺

そしてミスドが毎年夏になると発売する涼風麺。食欲がないとき、なんかサッパリしたものが食べたいときに何度お世話になったか分からない……。


・豚肉と根菜の甘辛涼風麺
・瀬戸内レモン海鮮野菜涼風麺」
胡麻豆乳担々涼風麺


の3種類のバリエーションがあって、今回は「瀬戸内レモン海鮮野菜涼風麺」(イートイン638円)を注文。

チュルンとした細麺に、ほのかにレモン風味のスープ、魚介類が暑い季節にぴったり。「夏はこういうのが食べたいんだよ」というのを叶えてくれるのだ。

ちなみに、冬場に小腹が減ったときはまったく具が入ってない「汁そば」を食べる。妙に美味しいんだよね……。ミスドの飲茶メニュー、大好きである。



・夏のミスドは優秀な飲茶店である

ミスドが飲茶メニューを始めたのは1992年。所さんが出ていたミスドのCMで「飲茶」という言葉の意味を知ったようなものだ。

それから30年以上も地味に続いているミスドの飲茶。公式サイトのメニューヒストリーを見てみると、「担々麺」とか「酸辣麺」など台湾フードをかなり前からいち早く紹介していた。ミスドは飲茶のプロといってもいいだろう。

台湾フードブームの今こそ、ミスドの飲茶を再評価してもいいんじゃないのか。夏のミスドで飲茶、本気でおすすめである。

っていうか、「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」はモチモチ系デザート好き、台湾フード好きは絶対に飲んでみたほうがいい! 

来年以降も登場してほしいので激推しておきます……!


参考リンク:ミスタードーナツ「台湾粉粿(フングイ)フルーツティ」「涼風麺」
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.

▼タピオカ、わらびもち、愛玉子などが好きな人は多分好き