2024年6月5日から、ミスドで甘くない新作3種が登場した。「ザクもっちドッグ」という、総菜パン的なメニューだ。

公式サイトの写真を見た感じ、カレーパンのような生地に何か色々とはさんでみた的な、そういう姿をしている。へぇ、こいつは美味そうだ。ドーナツを食いに来たが、予定を変更してこの新作を試してみよう。

・ミスドゴハン

どうやらこの新作3種は「ミスドゴハン」シリーズにカテゴライズされているもよう。ドーナツの横に並んでいるパイやマフィンなどと同じ枠だ。

全て同じ生地で、カレー、メキシカンミート、そしてタマゴという3種のフレーバー。価格は全てテイクアウトが302円で、イートインが308円となっている。

・カレー

順番に見ていこう。これが「ザクもっちドッグ カレー」だ。


トップバッターということで、基本的な仕様はこいつで確認しようと思う。まず目を引くのは、この卵だ。半分にカットした半熟卵かと思いきや……


なるほど。半熟卵風に形成されたスライス卵だった。底を白身でふさぐなど、上手いことやっている。普通にカットしただけの半熟卵を置くより手間がかかってそうだが、きっと何か意味があるのだろう。

この卵だけ食べてみたところ、微妙に味がついている気がするが……カレーフィリングと接していたため、その味が移った可能性も否定できない。

続いて気になるのは、フィリングの量だ。生地はまさにカレーパンで、フィリングもカレーとなれば、これはもはやカレーパンの同位体



しかし一般的にカレーパンというのは、生地内部の空洞にカレーフィリングが詰まっているものだ。こいつはどうなっているのか? 生地内部に空洞はあるのだろうか?

なるほど。物質としてはカレーパンだが、構造的にはホットドッグであるもよう。


それではいよいよ実食タイム。肝心のお味は、非常にまろやかだ! カレーだが、やはり全く辛くはない。まろやかマイルド

冷めていても美味いが、食べる前に軽くレンチンした方が圧倒的に美味くなる気がする。そして食べた感じは、やはりマイルドなカレーパンだ。



・タマゴ

続いては「ザクもっちドッグ タマゴ」。カレーパンの生地にタマゴフィリングがサンドされている。そして半熟卵スライスが乗っている。タマゴの上にタマゴ。ちょっと新しい気がする。


フィリングはこんな感じ。かなりトロっとしている。


味としては、まあまあ王道なタマゴサンドという感じ。生地の食感が特徴的か。生地的にはホカホカであってほしいが、レンチンするとタマゴフィリングが変質しそうな気がする。揚げたてをゲット出来たらウマさのギアが3段くらい上がりそう。



・メキシカン

最後は「ザクもっちドッグ メキシカンミート」。個人的に一番美味かったのはこれだ。今回はどれもジャンクフードみが強いが、こいつはジャンク感がダンチでそこがいい。


チリコンカン的なフィリングが入っており、けっこう味付けが濃いのだ。公式HP的には辛い商品の扱いとなっているが、そんな辛くはない。

マイルド系メキシカンミート。トマト、豆、牛ひき肉、玉ねぎを使用しているらしい。

こいつの持つ最大の武器は、言うまでもなくこのドロッとしたチェダーチーズソースだ! 


風味が豊かな味付けのはっきりしたメキシカンミートに、味が濃くドロリとしたチェダーチーズソース。これが嫌いな人はいないだろう。迷ったらこれ。

参考リンク:ミスタードーナツ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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