小学生のころ、毎日のように給食で出てきた牛乳。ある日、興味本位で牛乳とお米を同時に食べてみたことがあるのだが……

心の底から「やめときゃよかった」と思ったのを今でも覚えている。牛乳の濃厚な風味とお米の味が絶望的に合わず、もう二度とこの食べ方はしない……と決意した。

しかし森永乳業のホームページで、なんと牛乳をごはんにザバザバかけていただくレシピを発見。

──ええ!? あの組み合わせで本当においしい味になるんですか!? 真相を確かめるため、さっそく作ってみることにした。


・ぶっかけ牛乳

レシピのタイトルは「ごま香る~冷やしミルクがけごはん~」。作り方はこんな感じだ。

【材料】

・ご飯 1杯分(ご飯茶碗) 
・鶏がらスープの素 小さじ1
・牛乳 160ml
・ツナ(缶詰) 30g
・大葉の千切り 2枚分
・白ごま 少々
・ごま油 小さじ1/2

【作り方】

まずはお茶碗にご飯を盛り付ける。


鶏がらスープの素をふりかけ、お好みで少し冷ましたら……



牛乳イン!!


ウワ─────ッッッ!!!!


あぁ……見事なまでにご飯がひったひたに……全部注ぎ終わったら、軽く混ぜてご飯をほぐす。

なお牛乳の量が思ったより多く、普段使用しているお茶碗では溢れそうになってしまったのでここから器を大きめのものに変えている。


最後にツナと大葉といりごまをトッピングして、ごま油を回しかけたら……


完成!!



・衝撃の味

う~ん、白いな~……見慣れないご飯の姿に、どうしてもあの日の給食での味が蘇ってきてしまう。

──いや、でもあの森永乳業がお出ししてるレシピなんだからきっと大丈夫……なはず!

勇気を出してスプーンですくい、ひと口食べてみると……



あれ?


いけるな……!?


数秒前までしっかりスープに浸っていたはずなのに、ご飯から牛乳の風味がしてこない。

甘さの中にごま油や鶏がらスープのうまみが感じられ、ご飯の邪魔をしてこない味に仕上がっている。

スープを直に飲んでみるとさすがに甘みが濃厚になったけれど、給食で味わったような牛乳そのものの風味は一切感じられなかった。


大葉の爽やかな味とツナの濃厚な味もびっくりするくらいにスープとマッチしていて、おしゃれな和食を食べているような気持ちにすらなってくる。

冷たいお米がここまでおいしく食べられるとは……これから暑くて食欲がない日でもするする食べられそう。



・新発見だった

牛乳とご飯って相容れない存在だと思ってたんだけど、少し味を調えるだけでこんなにもおいしくなるんだな……

森永乳業のおかげで、長年のトラウマを克服することができた。公式レシピ、つよい。

気になった方は、是非勇気を出してこのレシピにチャレンジしてみてほしい。きっと新しいおいしさと出会えるはずだ。

参考リンク:森永乳業
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.