ジャンボ〜！ リクエストボックスに「チャオスさんがポテトを作ってみては？」的なアドバイスが数多く届いていたので、このあたりでチャレンジしたいと思う。
用意するのは、もちろんジャガイモ……なのだが、ここで私は気がついた。ジャガイモ価格が高騰しているのだ。なぜこんなに高いの？ ってくらいに。
そこで八百屋の主人に事情を聞いてみたところ──
「大雨の影響で高騰しているのさ。道路が大雨で流されてしまったので、物理的に大量に運べないんだ」
とのこと。たしかに未曾有の大雨、ヤバかった。また、それに加えて、
「そもそも、長く続いていた大雨で、ジャガイモを含む多くの農作物がダメになっちまったのさ」
らしい。う〜ん、なにをするにも厳しい時代に突入してきた感があるなぁ……。
ともあれ私は数個のジャガイモを100kes（約118円）で購入。そして私がジャガイモを抱えて家に帰ると、娘（妹のほう）が大喜びしていた。
なぜなら、私がポテトを作ってあげると、以前に約束していたから。そして、ついに作る時がやってきたのだ。そう、時は来た！
作り方はいたって簡単。ジャガイモの皮をむいて、切って、油で揚げるだけ。
調理中、ずっと娘は私の横で「ポテトのできるまで・イン・我が家」を見守っていた。
ときどき「お父さん、いい匂いがするね！」と喜びながら。
そんなこんなで「チャオスポテト」が完成！
あまりの喜びに、ひったくるようにして皿を抱え込む娘ちゃん。
さらに、
「お父さんには、2つ（2かけら）だけあげるね」
と宣言。
そうなんだ。作った私、2つしか食べられないんだ……。まあ、いいけど……（泣）
残りのポテトは、娘たちがバクバクと食べ始めた。「おいしい、おいしい」と言いながら。
さらに娘たちは「もうポテト屋さんに行かなくていいよ。お父さんが家で作ってくれたら、それでいい」とまで。
相当に気に入ってくれたみたいなんだけども……
まったく私のことを見ることなく、そしてポテトを見ることもなく、テレビを見ながらポテトをガツガツと食べていたのが、少しだけ悲しかったんだ。
ちなみに妻は……
ポテトをつまみまがら無言でスマホを見ていた。
それもなんとなく、悲しかった。
なお、ポテトは美味しかった。トマトケチャップをつけなくてもイイ味だった。
少ししょっぱい気がしたのは、塩ではなく、もしかして、
涙のせいかしら。クワヘリ。
執筆：ポテト評論家・チャオス（カンバ族）
超訳：GO羽鳥
Photo：RocketNews24.
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