つい先日、人生初のインドネシア旅行に行ってきました。空港を降りた瞬間に感じる南国特有のムワッとした感じ。日本の高温多湿はイヤなのに、なぜ海外だと「いいね! 来たね!!」と感じるのでしょうか?
それはさておき、ご存じの方も多いかと思いますが、インドネシアには多くの日系企業が進出しています。今回はショッピングモールの中で発見した『吉野家』で食事をしてみることにしました。すると……。
・第2都市、スラバヤ
私が訪れたのはインドネシアの第2都市・スラバヤ。ジャカルタやバリ島と比較するとさほど日本人は多くないのでしょうが、それでも『吉野家』を筆頭に多くの日系企業を発見しました。
インドネシアには「吉野家」「ユニクロ」「丸亀製麺」なんなら「SOGO」まで進出しており、懐かしの「サークルK」なんかもありましたね。日系以外では「マクドナルド」や「バーガーキング」もあります。
・大人気
さて、私が発見した『吉野家』は巨大ショッピングモールのフードコートコーナーにありました。そこには10店舗以上のお店があったのですが、吉野家はガチで大人気! 何時に通っても常に大行列が出来ていたのです。
あらま、遠くインドネシアの地で吉野家が愛されているなんて、なんだか誇らしい気持ちにならざるを得ません。よっしゃ、現地の方に可愛がっていただいている吉野家でメシでも食ってみようではありませんか。
というわけで、15分ほど行列に並び、インドネシアの吉野家に初挑戦。特徴的なのはレパートリー豊富なメニュー構成で、特に「サイドメニュー」は充実している印象です。
・日本には無いメニュー
サイドメニューには「フライドチキン」「から揚げ」「エビフライ」「カニクリームコロッケ」などの他、正体不明の「ゴールデンロール」などもありました。残念ながら食べていないんですが、何がゴールデンなんですかね?
また丼もスタンダードな「牛丼」を始め「やきにく丼」「ブラックペッパー丼」「エッグマヨ鶏丼」など。価格は牛丼の並が4万8181ルピアだったので、日本円でおよそ466円。そう、価格帯は日本とほぼ同じなんですね。
んで、今回は店員さんに人気のメニューを聞いて「ブラックペッパー丼」と「から揚げ」を注文。「他にもありますか?」と伺ったところ、日本ではあり得ない予想外のメニューが出てきたのです。
その正体は後述するとして「ブラックペッパー丼(約505円)」は商品名の通り、ガツンと胡椒が効いていました。胡椒だけでこれだけの辛さを出すとは、どれほど大量の胡椒が入っているのでしょう?
また「から揚げ(約253円)」は日本と同じですかね。サイドメニューの中では1番人気とのことでしたが “インドネシア感” は薄いのかな、と。だったら「ゴールデンロール」を食べてみるべきでした。
・謎の液体
で、で、インドネシアの吉野家はドリンクも非常に充実しており、中でも人気No.1ドリンクが紫色の液体。ちょっとした怖さも感じるその正体とは……
タロイモ。
そう、熱帯地域では主食として食べられることも多い「タロイモ」のドリンクだったのです。なお、商品名は「タロイモミルク」で価格は約243円でした。
味はサツマイモとは違いますが、やはりイモ系の甘い優しさが炸裂したドリンクです。タロイモ自体はサトイモ科なので甘さは無いんですが、ドリンクはかなり甘さが際立っていました。暑い国ならではの甘さと言えるでしょう。
私が見る限り、インドネシアの吉野家は相当人気がありました。特に「ブラックペッパー丼」「から揚げ」「タロイモミルク」は人気とのことですので、インドネシアに行かれた際はぜひ参考にしてくださいね。それでは、ダダ~(インドネシア語でバイバイ)。
参考リンク:吉野家
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.