野菜も果物も年がら年中、何でも買える今日このごろ。農業の発展のおかげなんだけど、それでもやっぱり「旬」はある。
旬の食材は安い上に美味しい。つまり旬はヤバい。
物価高騰の今こそ、旬を美味しくいただくべきなんじゃないか……? ということで勝手に「旬」をお知らせしていきたい。
春の旬の野菜「クレソン」を紹介するわよ〜。えっ、クレソンなんて地味だって? 私もそう思っていた時期がありました……。
・あるレシピで開眼
ステーキや洋食の付け合せに使われるイメージのクレソン。カラシに似たほのかな辛味と、独特の香りが特徴である。
わざわざ買うってことは少ないかもしれないが、あるレシピを作ってからクレソン大好きっ子になってしまった。
それは……「エスニック風 クレソンと鮭の混ぜご飯」である。
めっちゃ簡単なのにレストランみたいな味になるので、マジで何回も作っている。
・クレソンと鮭の混ぜごはん
【材料】
・クレソン 適量
・鮭(切り身でもフレークでも可)1尾
・ごはん 1合
・レモン汁 少々
・ブラックペッパー 少々
1.生鮭の場合は塩コショウで下味をしっかり付けて焼く。中辛くらいの塩鮭とか、鮭フレークでもOK。
2.クレソンを0.5cm〜1cm幅に切る。茎も食べられるけど、少し硬いので茎の部分は小さめにカットすると◎
3.炊いたご飯にほぐした鮭とクレソンをさっくり混ぜる。ご飯の熱でしんなりするので、クレソンは茹でたりする必要はなし。
4.仕上げにレモン汁とブラックペッパーをかけたら出来上がり。
この混ぜごはん、鮭の塩気に、クレソンのほのかな辛味とレモンの酸味、ブラックペッパーのピリッとした香りがプラスされてめっちゃ爽やかで美味しいのだ!
鮭のオレンジとクレソンの緑の鮮やかさも春らしくて、なんか丁寧に暮らしてるっぽくなる。
・クレソンは魚や肉と混ぜるとうまい
こうしたクレソンの混ぜご飯のレシピはネットを見るとけっこうあって、鮭の他にシラスやタコ、桜エビ、ホタテと合わせたレシピもあった。
混ぜごはんにクレソンを入れると洋風になって美味しい。これだけでも覚えて帰ってください。
ちなみに、混ぜごはん以外にも、炒めた牛肉と和えるレシピも定番になっている。
クレソンは生でも食べられて、下処理がほとんどいらないのも個人的には使いやすいポイント。
しかもビタミンやカロテン、カリウムなど様々な栄養素を多く含んでいて、栄養価の高さは野菜の中でもトップクラス……という説もある。
ちなみに独特の辛味の元になっている「シニグリン」という成分には殺菌作用や、肉の消化などを助ける作用があるそうな。だから肉と一緒に食べられるのか。へ〜。
魚介や肉の生臭みを取って、風味をプラスしてくれる。主役にはならないけど味のある名脇役といった感じのクレソン。
というわけで、使えると食卓がワンランクアップするので、見かけたら、ぜひ買ってみてほしい。