おーい、春だぞ! 桜も満開になって、ようやく本格的に春到来。春の果物といえば「いちご」ですよ。

え、苺なんか1月くらいから売ってるじゃんって?あーた、まさか1月に1パック798円くらいする「あまおう」を買ってたクチ?

最近は年がら年中買えるようになってるけど、4月上旬の今、めっちゃ安くなっとります。うまくいけば東京でも1パック298円。私、この時期を待っていました。

・小粒いちごが激安

3月下旬から4月くらいまでは、苺が激安になる時期。ただ注意したいのは、この時期に出回るいちごはかなり小粒ってこと。

まあ、もちろんそのまま食べても美味しいんだけど、この小粒の激安いちごは、ジャムとかシロップとかにするのに最高。

いちごのお菓子を作るなら、4月上旬頃に出回る安〜い小粒いちごを活用しない手はないわけですよ。

逆に言うと、1月とか2月に出回る大粒のいちごなら、そのまま食べたほうが美味しいから、わざわざジャムにするのはMOTTAINAI!!! その時期はまだ高いしね。

・いちごシロップ

火も使わないので一番簡単なのがコレ。いちごシロップ。毎年、安いちごが出ると、ここぞとばかりに作ってます!

買うと高いじゃないですか。いちごみるくの素とか……。それが、手軽に楽しめる。最高!


【材料】
・いちご1パック(約250g)
・砂糖(250g)
・レモン汁(大さじ1)


まずは容器を煮沸して消毒しておきます。ヘタを切ったいちごと、砂糖を交互に入れて、軽くふったあと、レモン汁をかけて、冷蔵庫に保管して置くだけ。毎日一回まぜましょう。

いちごから水分が出て砂糖も溶けて……

だいたい2〜3日くらいで、キレイな苺シロップができあがり。(苺の水分が抜けて小さくなってるのに注目)

果肉が残ると腐ってしまうので、残ったいちごの果肉は引き上げてシロップだけで保管します。保存は冷蔵庫で。

炭酸で割ったり、牛乳で割ったり、かき氷やパンケーキにかけたり、お好みでどうぞ〜。

残った果肉は凍らせてもカチカチに固まらないので、ひとくちシャーベットとしても楽しめます。スムージーに混ぜたりしても。


・いちごジャム

市販のいちごジャムは甘すぎて苦手……という人におすすめなのが手作り苺ジャム。

・いちご1パック (約250g)
・砂糖 150g
・レモン汁 大さじ1

いちごをカットして、砂糖とレモン汁をまぶして一晩置いていちごの水分を出したあと、アクを取りながら煮つめるだけ……。

ジャムはいろんなレシピを試したけど、私は三越伊勢丹が運営しているFOODIEのレシピが一番好みでしたわよ。

火加減やアク取りなど美味しいジャム作りの詳しいコツが書いてあるので、ぜひご参考に。

ちなみに、お好みでバルサミコ酢とかブラックペッパーの粒を入れると洒落た味になります。

手作りジャムは市販に比べて砂糖が少なめで長期保存ができないので、冷蔵庫で保存してお召し上がりはお早めに。


・安いちごで春を長く楽しむ

このレシピ、実はすべて保存系であることにお気づきでしょうか……。生の苺は傷みやすくて、ゆっくり味わおうと冷蔵庫に入れておくとなぜか生ゴミ臭が漂ってしまうもの。

ところが、ジャムやシロップにすることによって、長く春の味わいをとどめておけるんですね! 安いだけじゃなくて、旬を長く味わえるってわけですね。

ちなみに、これは妄想なんですけど、白のサングリアを白桃の缶詰と苺を入れて作っても美味しそうですよね〜。あくまでも妄想ですけどね。

ってなわけで、みなさんこの時期ならではの「プチプラいちご」を楽しんでくださいませ。これが最後のいちご祭りですのでね……!


執筆:旬喰亭昇太(御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.