どうやらやっぱり「カヌレ」が流行ってるらしい。ちょっと前からそういう気はしていたけど、確信に変わった。
というのも、先日2024年春の新作スイーツとしてセブンイレブンが「香ばしもちっとカヌレ」を発売し、大手コンビニ3社とも「カヌレ」が揃いぶみとなったからである。
というわけで、セブン・ローソン・ファミマ3社の「カヌレ」を徹底的に比較してみたいと思う。
・カヌレ
各社が発売しているカヌレはこんな感じ。
・セブンイレブン 「香ばしもちっとカヌレ」(246円)
・ローソン「濃密カヌレ」(171円)
・ファミマ「ラム酒香る 芳醇カヌレ」(248円)
こうして比較してみると、セブンもファミマも約250円なのに対して、ローソンは約170円。3社の中でローソンだけ80円近くも安いのだ。
・見た目や重さは……
じゃあ、もしかしてローソンだけすごくサイズが小さいとか……? と思って大きさをチェックしてみたのだが……。
たしかに小さめだけど、ローソンだけ群をぬいて小さいわけでもないような。
ちなみに、セブンが一番焼き色が濃くてさわり心地も固く、ファミマが一番薄くて柔らかい。
念のため重さまで量ってみたが……。
セブン……52g
ローソン……52g
ファミマ……56g
意外にもセブンとローソンの重さは同じ。ファミマのカヌレが他よりちょっと大きいという感じだが、値段ほどの差はないような。
・半分に切ってみる
半分にカットして中を見てみると、ここでかなりの差が出てきた!
中身の色や密度が違うのだ。
セブンとローソンはかなり中身が黄色い。卵使ってる〜って感じがする。いっぽうで、ファミマはかなり薄め。
・食べすすめると違いが……
ちなみに、食べたときの味わいの違いは、ひとくちずつ食べただけでは分からなかったのだが、食べすすめるごとに「美味しさの違い」が際立ってきたぞ!
セブンは量が少なくて高いし、最初は「外側が固すぎて食べづらいな」と思ったのだが……。しっかり焼かれた外側のバリッとした香ばしさと、中の甘さのコントラストが美味しい。
原材料を見てみると「米粉」が使われていたので、これがモチッと感と香ばしさの秘訣じゃなかろうか。
ローソンはムギュッと密度が濃い感じ。そこはかとなくオレンジのような香りもするような……。一番安いことを考えると、かなりバランス型。
ちなみに、ローソンのカヌレの製造元は天下の山崎パン。原材料に「ミックス粉」とあるので、独自のカヌレ用ミックス粉の存在が安さに反映されている気がする。
ファミマのカヌレは外側が柔らかくて量もちょっとだけ多い。ただ、味わいにコントラストがないせいか、だんだん飽きてくる。
しかし、実は3つの中で添加物が一番少なくてシンプルな材料で作られていたのはファミマだった。
カヌレなんてどれも同じようなもんだろう……と思っていたのだが、実際に比べてみると意外と違いがあって驚き。
個人的に一番美味しいと思ったのは皮の香ばしさが際立った「セブンイレブン」だったけど、コスパの良さを考えると「ローソン」、そして添加物が気になる人は「ファミマ」がオススメってな感じかもしれない。カヌレ好きはどうぞご参考に!