早いもので2024年も2月に入った。もう福袋シーズンではないのだが、先日ネットサーフィンしていたら二度見するようなものが売られていたから思わずポチってしまった。
ズバリ「ANAの福袋」がそう。なんとコレ、全日本空輸こと「All Nippon Airways」の機内食が入った福袋なのである!!
・福袋の中身
今回注文したのは「ANA国際線エコノミークラス機内食 ブルーリストランテ 特別便」なるもので、6種類が2食ずつ全部合わせて12食が入っていた。以下、その詳細だ。
・タンドリーチキン風サフランライス添え
・パエリア
・鶏もも肉のハーブ風味 赤ワインソース
・牛肉となすの煮込み クリームペンネ添え
・ハンバーグドリア デミグラスソース
・ビーフハンバーグステーキ イタリアントマトソース
福袋の値段は9600円(送料無料)だから1食あたり800円になる。なんというか、正直ちょっとたけぇな……
と一瞬思ったものの、商品名にもあるように国際線エコノミークラス機内食でANA機内食担当のシェフが監修しているとのことだから適正価格なのかも。
メニューもオシャレなものばかりだし、世界を知るANAグループが作っているとなれば味の方にも期待できるに違いない。
・食べる前からこだわりアリ
ひとまずいくつか食べてみよう。まずは「ハンバーグドリア デミグラスソース」から開けようとしたところ……おぉ!!
レンチン1つするにしても解凍してから温めることを推奨しているではないか! 一般的な冷食のように、皿に盛ってそのままチンじゃない!!
このあたりのこだわり、きっとそんじょそこらの冷食じゃない感がビシバシする。で、お味の方はどうだったかというと……
機内食ってなんだか微妙そうと思っていた自分をぶん殴りたい。値段が値段とあって、高い水準でまとめられている。うむ、素直にウマい!
失礼ながら機内食に美味しいイメージがなかったが今は令和。冷凍技術も発達している現代社会において、そんな古い考えはもう時代遅れなのだと実感させられたのであった。
そしていくつか食べた段階で印象に残ったのは、味の主張が控えめで絶妙なところに着地しているということ。いろんな人が搭乗するからだろう、そのあたりホスピタリティが行き届いていた。
なんなら店で出されても不思議じゃないレベルだし、冷凍庫にあったら嬉しいこと間違いなし。ただし、気になったこともあったので伝えておかねばなるまい……!!
・問題点
1つだけ問題があって、それは「量」である。
こういうのも、各メニューの内容量が214g〜250gと物足りなく感じるところなのだ。少食の人ならちょうどいいだろうが、仮にちょっとでもワンパクだったら……
他メニューの追加待ったなし! ここだけの話、私はライスを追加。別日に食べたときは大罪とも言える機内食の2個食いをやってしまった……。
サイズを前向きに考えたら冷凍庫を圧迫しないとなるが、一食でガッツリ食べる人はどうしても追加メニューを避けられないだろう。あと200g……いや、100gだけでも多ければなぁ〜。
・在庫あり
てなワケでいろいろありながらもクオリティは高かったANAの福袋。2024年2月5日現在、機内食の福袋はまだ購入することができる。
また、今回の購入したものに加え、ブルーリストランテ新春福袋セットという「機内食&惣菜」のセットもあるので参考までに。
参考リンク:ANA MALL「ANA国際線エコノミークラス機内食 ブルーリストランテ 特別便」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼賞味期限は2024年10月〜12月と比較的余裕あった
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]