攻殻機動隊シリーズ最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』の公式Xに、突如として『攻殻機動隊』の公式Xに関する「重要なお知らせ」が投稿された。

それによると、『攻殻機動隊』の公式Xが、2024年1月28日の午前中から不正アクセスによる乗っ取り被害にあっているもよう。

これを受けて、ファンたちは……圧倒的に盛り上がっていることが発覚! まあ、しかたのないこと。不謹慎は承知で盛り上がってしまうよなぁ。

・2024年2月

攻殻機動隊は士郎正宗氏による漫画が原作で、複数の監督による異なる設定に基づく映像化がなされている。

何らかの作品や著名人等の公式SNSが乗っ取り被害にあうというのは、昨今ではそんなに珍しい話ではない。

そういう事態が起きた場合は、公式の告知に早期の復活を望むネット民の声が集まるもの。

しかし乗っ取られてしまった『攻殻機動隊』の公式Xについて、大多数の反応は以下の通り。


・ネット民の反応

「笑い男か」
「笑い男やんけ」
「枝がついたんか」
「ウィザード級」
「公安9課仕事しろ」
「ネタか本当かわからん」
「プロモーションだと思った」
「やはりか」
「そろそろですもんね」



・笑い男事件

誰も……とまではいわないが、99%くらいのネット民はわりと楽しんで盛り上がっている……! 

中にはこの未来が来ることを予期していたかのようなコメントも。一体なぜなのか?

これには、『攻殻機動隊』シリーズの1つ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(以下SAC)』のストーリーに理由がある。

SACは神山健治監督によるテレビアニメシリーズとして、2002年から2003年にかけて放送されたもの。

作中では、通称「笑い男事件」というサイバーテロが重要な出来事として描かれる。

雑にまとめると、この事件はウィザード級ハッカーがそのスキルを駆使し、企業に対する誘拐・脅迫事件を起こすというもの。

ネット民の反応で多数見られる「笑い男」「ウィザード級」とは、この出来事に関するワードで間違いない。



そして、この「笑い男事件」が始まる作中での日時が、なんと2024年2月1日なのだ!

20年前のアニメで描かれた未来の日が、いよいよ現実で数日後に迫っているのである。

そんなタイミングでの、『攻殻機動隊』公式Xの乗っ取り被害。これはさすがに、作中の世界観とのリンク不可避

プロモーションだと思ったというコメントも納得。あまりにもタイミングがどんぴしゃすぎる。

作中より少し早いことは間違いないが、誤差みたいなものだろう。事態からただよう圧倒的なリアル感に、ネット民たちは盛り上がっているのだ。

かくいう私も、けっこうニヤニヤしてしまった。不正アクセスなど断じて許してはならぬという想いと共に、公式Xの早期復活を第一に願っているのは当然として。

なお、告知は講談社 ヤングマガジン編集部によるもの。進捗があれば公式HPやシリーズ関連SNSにて報告するそうだ。


参考リンク:攻殻機動隊、X@gitssac2045
執筆:江川資具
Screenshot:攻殻機動隊公式HPより


▼ファンが盛り上がる「乗っ取り被害」の告知