2024年1月23日から、全国の大阪王将(一部店舗を除く)にて販売が始まった「ふわとろあんかけ肉ミンチ!!出てこいやー天津飯(860円)」。
ようは天津飯なのだが、大阪王将ではデフォルトで様々な天津飯を提供している。パッと見た感じ、既存の天津飯と似たようなものな気がしたものの、説明を見ると、何やら全国の店舗でやったグランプリで勝ち残った一品だという。
そういうことなら、それなりの何かがあるということか……と気になったので、食べてみることに。
・グランプリ
公式HPによると、「ふわとろあんかけ肉ミンチ!!出てこいやー天津飯」が優勝したのは、昨年9月に開催された「大阪王将メニューマイスターグランプリ」という企画。
日本各地の大阪王将のスタッフが考えたメニューのうち、客から最も多い支持を得た品が優勝となるらしい。コロナ禍で中止しており、4年ぶりの開催だったとか。
他にエントリーしていたのは東北代表「ネギ香る天津飯」、関東甲信越代表「酸辣天津炒飯」、中四国代表「恋するミート天津飯」、九州代表「大阪天津飯」。
優勝に至った「出てこいやー天津飯」は近畿代表だ。メニューを見た感じ、考案者と思しき新大阪店の富永展生さんは、このグランプリを3連覇しているらしい。強すぎんだろ……!
その頃は私の行動圏内に大阪王将が無かったので、諸々を全く把握していなかった。近畿にお住まいの方は、グランプリ開催中に食べたことがあるかもしれない。
・天津飯
概要を把握したところで、いよいよオーダー。出てきたのがこちらだ。ビジュアルはノーマルの天津飯と同じに見える。
このスープは付属のもの。
レンゲで玉子を切開し、中身をチェック。なるほど、紅生姜と挽き肉、ニラが入っている。わりとシンプルな構成。
玉子は大阪王将の「ふわとろ天津飯」と同じく、圧倒的に空気を含んだフワフワ仕様。このエアリーな玉子が美味いんだよな。昨年末のジョブチューンでも好評だったらしく、SNSで話題になっているのを見た記憶がある。
中身をひとすくいしたのがこちら。挽き肉は上品に程よく入っているといったところ。経験上、大阪王将は店舗で結構変わると感じているため、個体差はありそう。
・組み合わせ
食べてみると、まずゴリゴリに効くのが紅生姜だ! 味と食感の両方で、紅生姜が最速で激しくアタックしてくる。
続くのが濃厚なオイスター風味の挽き肉。こいつは、ジャンクな美味さがたまらねぇぞ! 玉子を無視して中身だけを食べてみたが、味付けはかなり濃いめだ。
そこで玉子である。厚みのあるエアリーな玉子とセットで味わうと、味は一気にマイルドになる。ちょうど良い感じになるのだ。
なるほどね、紅生姜にオイスター風味の挽き肉とニラという組み合わせの戦闘力が、そもそも高い。これは確かに美味い。グランプリ優勝も納得のクオリティだ! かなり万人ウケするポテンシャルを感じるので、ぜひ近所の大阪王将で食べてみてくれ。