いつ何時でも「すた丼」が食べたい!! そう思っている食いしん坊は日本全国にたくさんいるだろうが、実を言うとその夢が叶わない人も存在する。

というのも、伝説のすた丼屋は店舗数こそ多いものの山陰地方や九州だとまだ出店していないところもあるのだ。しかしもう大丈夫。このたび、いつ何時でもあの味が食べられるようになったのだから。

・ファミマで新発売

いつ何時でも食べられる種明かしをすると「冷凍食品」である。2024年1月9日から全国のファミリーマートで伝説のすた丼屋監修の「すたみなにんにく豚バラ炒め」が発売されたことで、深夜にだってすた丼の味を噛み締められるようになったのだ。

ファミリーマートとプリマハムが共同開発した商品でお値段は375円。気になるのはガッツリが売りのすた丼監修でありながら、内容量が100gといったところだろうか。



・簡単調理

さて、量はさておいてひとまず作ってみるとしよう。といっても、冷凍食品だけにレンジに放り込むだけと超簡単だ。500Wなら加熱時間は約2分半、600Wなら約2分20秒。なお、お店のレンジ(1600W)にも対応しているとのこと。

そして実際に加熱した中身がこちら。やはり内容量100gはちょっと少ないかな〜とも思うが、300gの白ごはんに盛り付けてみたら……


匂いもしっかり にんにく が漂ってくるし、見た目的にはなかなかヨロシイのではないだろうか。あとはもっとすた丼に近づけるべく……


生卵を乗せたりするのもいいだろう。あとはたくあん、ネギなども用意するともっとお店仕様にできるはず。このあたり自分でアレンジできるのも冷凍食品ならでは!



・味はどう?

で、肝心の味はどうだ。お店のにんにくのパンチ力を再現したにんにく醤油ダレで豚バラ、玉ねぎを味付けした食欲のそそる一品とのことだが……

はい、優勝


監修しているから当たり前なのだが、にんにくがきちんとしていて思った以上に普通にすた丼だった。なんでも、「伝説のすた丼屋」の特長であるお店に入る前から香る強烈なにんにくの香りと醤油のパンチ力を再現するために、調理工程もひと手間かけているそうな。

肉・玉ねぎを炒める際に、にんにくを入れてしまうとにんにくのパンチ力が表現できないため、肉・玉ねぎを調理しトッピングした後の包装直前に追いダレをかけたという。

これにより、にんにく感があるからだろうか。先に書いたように内容量が100gとちょっと少ないかもなぁ〜と思ったものの、実際に食べたらご飯300gをペロリと破壊力抜群。これはぜひ冷凍庫にストックしておきたいと思わされる1品だった。



いずれにしても、あのすた丼感のある肉をいつでも食べられるようになったというのはとにかく大きい。まさに朗報というやつで、個人的にはリピもリピあり。なくなったら補充して……と、もはやファミマに通う未来しか見えていない。

参考リンク:ファミリーマートPR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.