昨年まで一部店舗限定で展開していた福袋。販売を行わない店舗も多く、「レア」「希少種」などと好き放題に呼んでしまっていたのだが、ついに、ついに、販売店舗を全国に拡大したぞー! 店舗により異なるが、おもに2023年12月26日(火)から販売中だ。

販売価格は税込3000円の1種類。予約は行わなかったのだが、筆者の訪れた店舗では開店前から人が並び、開始5分も経たずに完売する勢いであった。

人気が出るのはいいことだが、同時に「買うのが難しい福袋」になりつつある印象。


・「サブウェイ福袋 2024」(税込3000円)

雑誌くらいのサイズに折りたたみ、平たい形で販売されていた「サブウェイ福袋 2024」。その内容は以下のとおりだ。

・サブウェイオリジナル保冷ランチトートバッグ
・バンダナ
・サブウェイチケット3000円分



まずはグリーンとイエローのサブウェイカラーが目に鮮やかな「サブウェイオリジナル保冷ランチトートバッグ」。

こちら、ただのトートバッグではない。内側がアルミ張りになっていて、保冷仕様になっているのだ。

250 × 360 × 150mmで、一般的なお弁当箱がすっぽり入るサイズ。もちろんサブウェイのテイクアウトに使ってもいい。

外側には大きめのポケット付き。


さらに、取っ手のひとつにDカンが付いている! これいい!

好きなチャームで飾ってもいいし、もっと実用的なのは、自転車の鍵などなくしたくないものにストラップを付けて引っかけておくこと。こういったパーツひとつでバッグの使い勝手はかなり向上する。



そしてバンダナは、ポリエステル製のさらさら素材。

バンダナという名はついているものの、マルチクロスとでも呼んだ方がいいような690mm×690mmの大判サイズ。風呂敷にしたり、インテリアクロスに使ったり、いろいろ活用できる。

しかしこれ、過去の福袋にも入っていたので、筆者はすでに何枚も……ぶっちゃけ「もういらん」というほど持っている。

しかしいいのだ。これまで販売していない地域で、今年初めて入手したという人もいるはず。どこかで喜んでもらえていたら、他人事ながら嬉しい。



そして肝心の「サブウェイチケット」!

300円クーポン5枚つづりが2セットで3000円分。つまりこれだけで元がとれている!

1回の会計で複数枚の使用が可能。金券のように支払いに使える自由なチケットだ。有効期限は2024年3月31日まで。

ただし使えるのは裏面に押印された「購入店舗のみ」なので、通勤途中にあるなど普段よく行く店舗で買うべき、という点だけ注意が必要だ。

他チェーンでは「同ブランドなら全国どこでも使えるチケット」が主流のようなので、珍しくなりつつあるスタイルかもしれない。



チケットで確実に元をとり、バッグやクロスが付いてくるサブウェイの福袋。数年前までは「通りすがりに目をとめて買う」ということも可能だったのだが、近年では「開店前から並ぶ」くらいの気合いが必要になってきている。

盛り上がりを喜ぶべきなのか、気軽に買えなくなっていることを嘆くべきなのかわからないけれど、来年も気を引き締めて臨みたい。


参考リンク:サブウェイ
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.