冬の防寒は全身タイツ1着あればいい。1着を2人で着れば否応なしにアツくなる! そう結論づけた私(佐藤)は、「2人で1着全身タイツ」の可能性をさらに模索するために、思い切ったチャレンジを断行した。
着るだけではなく、相撲をとったらどうなるだろうか? 実際に挑戦してみたら、アツくなるどころの騒ぎじゃなかった!
~ ある日の編集部の風景 ~
羽鳥「寒いな~。今日は寒い~」
あひるねこ「寒いっすねえ~。めっちゃ寒いっすねえ~」
佐藤「なんだあいつら、このくらいの寒さで震えやがって」
Yoshio「しゃあねえ、喝を入れてやるか。アレもってこ~い!」
佐藤「お前ら、寒いか。そしたら、コレを着んかい。秒速で灼熱じゃ」
Yoshio「そうだ、灼熱だ」
あひるねこ「それはもしや……」
羽鳥「全身タイツか……」
佐藤「2人で一緒にコレを着れば、灼熱間違いなし」
あひるねこ「え、これを2人で一緒に着るの? ムリでしょ」
羽鳥「あひちゃん、とりあえず着てみよっか」
あひるねこ「まず僕が着て~。さらに羽鳥さんが入るの?」
羽鳥「そうだねそうだね。まず片足行きます」
あひるねこ「ウソ! これムリでしょ!? 2人はムリでしょ!」
羽鳥「え~、入れる? 入れる?」
あひるねこ「キツイ! すでにキツイ!」
羽鳥「ヨッシ、両足入った。次は上半身だ」
佐藤「お前たちがチンタラしている間にこっちは着終わるぞ」
Yoshio「あとはチャックを閉めるだけだな」
佐藤「イエ~イ! チャックも閉まった~!!」
羽鳥「うえ~! 腕が通んねえ! なんでそっちは着られるの!?」
あひるねこ「これ絶対ムリっすよ! これ絶対ムリっすよ!」
佐藤「ジャーン! 白の富士(四股名)完成です」
佐藤「いつでもイケるぜ、早く相撲とろうぜ」
羽鳥「黒の全身タイツは破裂しそうだったので、緑のに変える。こっちなら入りそうだ」
あひるねこ「こっちはサイズ的に余裕ありそう」
羽鳥「いや~、でもこっちもキツイ」
あひるねこ「背中が痛い……」
羽鳥「ヨシ、緑富士(四股名)も完成だ!」
羽鳥「相撲、イケそうだ。早くしろ、そう長くはもたんぞ」
羽鳥「このタイツのタイムリミットは短そうだ」
佐藤「じゃあ、やろう。はっけよ~い、のこった! 転んだり壁についたら負けね」
羽鳥「前に出れん。出たら倒れそう……」
佐藤「砂子間、ひっくり返ったら、マジでケガするからサポート頼む」
砂子間「ウス」
佐藤「よし、来い! かかって来い!」
羽鳥「前に出れん。あひちゃん、右足・左足・右足・左足……」
佐藤「来ないなら、こっちから行くぞ~!」
羽鳥「ヤバいヤバいヤバい、転びそ~!」
佐藤「オラ~~~!」
羽鳥「転ぶ~~~!」
羽鳥「いや、もうホントに転びそうなんだけど」
佐藤「わかった、とりあえず組み合おう」
佐藤「こりゃマジでヤバいな。一旦こっちに身体を預けてもらっていいから」
佐藤「それで写真用に顔だけ作ろう。な、それならできるでしょ」
羽鳥「いやもう、ほんとムリ。キツイわ」
あひるねこ「背中も首も痛い……。これまだやるの?」
佐藤「じゃあ、押し出しってことで形をつけよう。写真に加工をかけて、派手に押し出しみたいにするからな。オラー! こんな感じでね」
佐藤「OKOK、撮れ高バッチリ! 最後に記念撮影して終わろう。な!」
羽鳥「早く終わろう」
あひるねこ「背中が……」
佐藤「はいチーズ! 楽しかったね」
羽鳥「ツラかった……」
あひるねこ「ツラかった……」
佐藤「でも温まったでしょ?」
羽鳥・あひるねこ「それは認める」
Yoshio「わかってもらえてうれしいわ」
ってことで、着るのは大変だけど、温まるのは間違いないので、寒さに堪えかねたら試してみてちょうだい! おわり!!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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