2023年は11月になっても25℃以上の日が続いていたが、本来なら秋である……。

秋といったらスパイスたっぷりのチャイ。最近カルディで人気なのが「カルダモン香るマサラチャイベース」。お店に買いに行くと、よく似た「クラフトチャイ」ってのもあるやんけ……。値段も同じくらいだしどう違うの?

新旧含めて膨大な食料品が並ぶカルディ。「何か欲しいけど、いったい何を買えばいいのか分からない」状態になることもしばしば……。

というわけで、片っ端からカルディの製品を試してみよう……というのが本企画「気になるカルディ」である。

今回はチャイ大好きっ子が、「カルダモン香るマサラチャイベース」「クラフトチャイ」を徹底比較してみたぞ!

・2種類のチャイベース

チャイってお店みたいな味を家で作るのが難しい。スパイスを用意して茶葉を煮出して……と時間をかけても店みたいな濃厚な味になかなかならない。その点、牛乳と混ぜるだけのチャイベースは便利である。

最近「美味しい」と話題になってるのが「カルダモン香るマサラチャイベース」(561円 / 500ml)。カルダモン香るってところと、マサラチャイってところが本格感がある。

いっぽう「クラフトチャイ」( 621円 /195ml)は瓶入り。こっちは「クラフト」ってところが本格感あるし、POPに「大人のチャイ」って書いてある。

どっちも美味しそうだし、見ただけだと違いがよくわからない……。カルディの店内でどっち買おうか迷った人多いはず。実際飲み比べたら全然違ってビックリした。



・カルダモン香るマサラチャイベース(500ml)

まず、割る量について。こっちはベースと牛乳を 1:1 で割る。容量が多いけど1回で使う量がけっこう多いね。

500ml入りなので同量の牛乳と合わせると1本あたり1000mlのチャイが作れる計算になる。

ベースはこの手のシロップにしてはサラサラで水っぽい。

冷たい牛乳で割ってみたら……おお、ガッツリ甘さが効いてる! ただ、スパイスの香りはそこまで強くないかも。カルダモンを強調してるだけあって、ホットなスパイス感というよりは爽やかさが勝る感じ。

ただ、牛乳と1:1で割るせいなのか、ちょっと水っぽいような感じがしなくもない。甘さが強めなので、スタバのチャイティーラテとかが好きな人は好きそう。逆に温めると甘さが強く感じるので、アイスで飲むほうがオススメ。



・クラフトチャイ(195ml)

こっちはベースと牛乳を 1:3 で割る

195ml入りで3倍量の牛乳(585ml)と合わせると1本あたり780mlのチャイが作れる計算になる。コスパは「マサラチャイベース」よりは低めか。

ベースはかなりドロっとしていて濃い! スパイスの粉もたくさん入ってる感じ。

冷たい牛乳で割って飲んでみると、あれ、ドロっとしたベースの見た目に反してそこまで甘くない……。逆に強いのが紅茶の風味。ちゃんと苦味や渋みが伝わってくる、牛乳の量も多いので濃厚な仕上がりになる。

たしかにこれは大人のチャイベースだ。甘さ控えめで濃厚なので本格的なカフェの味という感じ。でも甘いのが好きなひとはちょっと物足りないかも。

ちなみに、ホットだと甘みとスパイスの香りが強く感じるので、こちらはホットのほうが美味しいと思う。



・特徴をまとめると…


【カルダモン香るマサラチャイベース】

・甘さがしっかりついてるので甘いチャイ好きには◎
・やや水っぽいけどスパイスの粉っぽさはない
・アイス向きでごくごく飲める系
・1000ml作れるのでコスパがいい


【クラフトチャイ】

・スパイス感と紅茶感が強く濃厚
・甘さはかなり控えめ
・スパイス強めのホット向き
・作れる量は780mlなのでちょい高い


個人的には紅茶の味がしっかり感じられる「クラフトチャイ」が好みだけど、チャイに甘さを求めるなら「カルダモン香るマサラチャイベース」だろうか……。

ちなみに、裏技だけど「カルダモン香るマサラチャイベース」に、「クラフトチャイ」をちょっとプラスすると理想的なチャイになった。甘さ・紅茶感・スパイス感も申し分ない仕上がりになるので、チャイ好きはお試しあれ〜! それじゃ、ちゃいなら〜。


【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★☆☆
買い指数 ★★★★☆


参考リンク:カルディ(マサラチャイベース)、(クラフトチャイ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.