「カレーは飲み物」「スパゲティのパンチョ」「だしや」……などなど、わんぱくなグルメ店が大集結する東京は秋葉原。特にランチの充実ぶりは新宿や池袋と並ぶ、都内最強エリアの一角と申し上げていいだろう。
そんな秋葉原で「アキバ名物」なる看板を発見! またまた~。ご自分で仰る店に限ってそうでも無かったりするんですよね~。……と思いきや、確かに「アキバ名物」を名乗るだけはある実にアキバらしいグルメだったのでご紹介したい。
・アキバグルメの魅力
ぶっちゃけた話、それなりの頻度で秋葉原に足を運んでいる私(サンジュン)でも、夜の秋葉原では何を食べたらいいのかサッパリわからない。一方で、ランチタイムはマジで戦国時代! 上手くやれば1カ月毎日違う店でもやれそうなほど、アキバのランチは充実している。
そんなアキバのランチには「おいしい」ことは大前提として「インパクト」も大切であると思われる。ただ美味しいだけではなく、価格でも量でもビジュアルでも何でもいいので、胸がトキめくプラスアルファが必要なのだ。
そういう意味で今回ご紹介する『まぐろ亭』は文句なし! たまたま看板を発見してふらりと入った店であったが「アキバ名物」の名に恥じないアキバ魂を感じるグルメであった。
・昌平橋のたもと
で、その『まぐろ亭』は、秋葉原からお茶の水方面へ向かう途中の昌平橋のたもとにある。看板には「復活」「まるき丼」「中とろ丼」そして「アキバ名物」の文字が並んでいるため、特に探さなくても視界に入ってくるハズだ。
店内はご主人が1人で切り盛りしており、料金は前払い制。また秋葉原らしくアニメのポスターなどが貼りだされていた。偶然かもしれないが、テレビから松浦亜弥の「桃色片想い」が流れてきて「さすがです!」と思っちゃったよね。
さて、今回注文したのは「中とろ丼」で価格は1250円。同じく名物の「まるき丼」と迷ったが、初めての店では予測のつきやすいメニューの方が手が出しやすいもの。なお、メニューによると「まるき丼」は海鮮丼のことのようだ。
で、ほどなくして到着した「中とろ丼」は、中とろが盛り盛り! 言いたかないがマジで「中とろドーーーーン!」である。使用されているのは「ばちまぐろ」とのことで、見るからに脂がのりまくっていた。
お味の方も見た目通りガツンと脂ののった中とろで余裕でウマい! まぐろだけでガンガン米を食べ進めていくあたりも秋葉原らしくて好印象だ。ただし……。
お店の心意気なのか、通常の丼よりも米の量がかなり多いのは注意した方がいいだろう。男性であれば食べ切れる量ではあるが、確実に満腹にはなるだろう。少なくとも「大盛り」は2回目以降にチャレンジすることをオススメしたい。
とにもかくにも、まぐろ亭の「中とろ丼」は味だけではない魅力を持つ正真正銘のアキバグルメである。ランチにガツンと海鮮系を攻めたい人は覚えておくといいだろう。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 まぐろ亭
住所 東京都千代田区外神田2-1-16
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.