コンビニは誰しもが毎日行くもの──。と思っていたのだが、先日編集部で話していたところ全然行かない人もいるらしい。マジかよ。買うものなくてもとりあえず寄るでしょ。常識がそうなってしまうくらいには、私(中澤)はコンビニに毎日行っている。主に、ローソンとミニストップ。

複数通っているゆえに思うのだが、ミニストップの店内調理の惣菜はウマイ。弁当なんて全国チェーンのコンビニの中で一番ウマイのではないだろうか。だが、そんな店内調理の惣菜の中でも別格すぎるものが最近現れた

・パオ

それは「ジューシーチキンパオ(税込302円)」である。ミニストップのジューシーチキンが大きくてマジでジューシーなのはミニストップファンには言うまでもないことかと思うのだが、これはそのチキンがパオになったものだ。

いや、パオって何やねん。中国とか台湾のグルメに馴染みがない人はそう思うかもしれないので説明すると、パオとは簡単に言うと中華風ハンバーガー。具を饅頭(まんとう)の生地で挟んだもので、個人的には豚角煮が挟まれているのをよく見かける。


・ストリートグルメ的組み合わせの妙

で、ジューシーチキンパオはミニストップのジューシーチキンとチーズが挟まれたもの。最初に購入したのは饅頭が持ち手になるから手で持ってサクッと食べられるという手軽さからだったのだが、食べてみたところこれがウマイ。

噛むとじゅんわりする大判のフライドチキンのジューシーさが饅頭の甘みに非常にマッチしているのだ。また、そのふんわりした甘みゆえか、チーズの酸味も鮮烈に感じる。ストリートグルメ的な組み合わせの妙がちゃんとあった。

元々、食べやすいものが好きな私は、朝食とか夕飯についつい食べてしまう。気づけば、ジューシーチキンパオが発売されてからミニストップで食べ物はこれしか買っていない


・密かに人気か?

ちなみに、味はプレーンと辛口があるのだが、個人的にはプレーンの方がオススメ。辛口は鶏の旨みよりも辛さが勝っていて、一回で「もういいか」となったのに比べて、プレーンは鶏の旨みがあってチーズとの相性も良く、また食べたくなる。飽きない味というヤツだ。

売り切れている場面に出くわすこともあるこの新商品。ひょっとしたら、地味に私のように虜になっている人が多いのかもしれない。毎日ミニストップに行っている身としては、隠れた熱気を感じたのであった。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.