元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があれば日高屋にも行ける。そして1000円あれば日高屋で大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第11回は、ご存じ「日高屋」が登場だ。

単純なコスパでは、あの「餃子の王将」をも凌ぐと言われる神コスパ町中華、日高屋。1000円とは思えない渾身のオーダーの数々を、以下でとくとご覧いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格! 何より「1000円のポテンシャルを最大限に引き出すセンス」が必要不可欠な企画だ。

今回の決戦は、ズバリ日高屋。名物の「中華そば」は破格の390円、さらには餃子も270円! 種類豊富なセットに加え、200円代のメニューも数多く取り揃えられていることから、参加者たちにはかなりの選択肢があったハズだ。

そんな状況を最大限に活かそうと、参加者たちは必死の計算を繰り返していた。わずか10円、20円オーバーしてしまい泣きながら計算を繰り返した結果、参加者たちが辿り着いた渾身のオーダーが以下の通りである!


・Yoshio「5品も頼めんのかい! 日高屋入門セット」

半ラーメン: 220円
3個餃子: 150円
おつまみ唐揚げ: 280円
半ライス: 130円
やきとり(ネギ和え): 210円 …… 合計 990円


「日高屋といえば「ラーメン」と「餃子」が鉄板中の鉄板。まずは、半ラーメンと餃子で日高屋そのものを堪能しつつ、その後、おつまみ唐揚げ、やきとり(ネギ和え)を半ライスで食い尽くそう。

っていうか、5品も頼んで税込1000円は安すぎるだろ。どうなってんだ! しかも半ライスのくせに、そこそこご飯の量もあるし!!」

半ライスも込みで5品もオーダーしたYoshioのセレクト。ラーメン & 半ライスという主食に加え、餃子・唐揚げ・やきとりのサイドメニュー3品は強烈だ。食いしん坊たちのハートをがっちり掴めるだろうか?



・和才雄一郎「日高屋の最強ちょい飲みコンビ」

イワシフライ: 270円
三品盛合わせ: 350円
生ビール: 340円 …… 合計 960円


「私はこれまで何度も日高屋でちょい飲みをしているが、もっともリピートしているのはイワシフライである。こいつは日高屋では頭1つ抜けたクオリティと言っていいだろう。詳細は過去の記事を読んでいただくとして、簡単に言うとイワシフライ1つで4度も楽しめるのだ。

記事を執筆した当時とは価格が変わってしまったが、美味しさは今も変わらない。そのイワシフライに「三品盛合わせ」を付けたのだからはっきり言って最強。唯一の難点は、ビール1杯では足りないことだろうか」

生ビールのアテとして、イワシフライと三品盛合わせで勝負に出た和才のオーダー。つまみとしてはかなりのボリュームなので、弱点は和才の言うように「ビール1杯では足りない」ことだけかもしれない。


・GO羽鳥「半ラー全チャーおかず付き」

チャーハン: 490円
半ラーメン: 220円
イワシフライ: 270円 …… 合計 980円


「まず私ほどのチャーハン好きになると「半チャー」なんて認められない。「全チャー」でないと足りないのだ。逆にラーメンは半で良く、「半ラーチャーハン」で組み立てるのが吉となる。

ちなみにチャーハンの汁とラーメンの汁、実はビミョーに違うので、それを味わうのも楽しいぞ。チャーハン汁の方がキリっとしている。

そしてもう一品。実は「日高屋一うまいメニュー」と私が勝手に思っている『五目春巻き(310円)』を入れたかったのだが、合計1020円となってしまうため、断腸の思いで「日高屋うまいメニュー第2位」と私が勝手に思っているイワシフライを合わせてみた」

何度も計算を繰り返し、泣く泣く大好きな「春巻き」を外したGO羽鳥。そのせいでイワシフライが和才と被ってしまったが、それでもチャーハンを全チャーにするなどのこだわりは見える。全体的に隙の無いオーダーだ。



・原田たかし「これ以外に選択肢ってあるの? あったら教えてほしい王道セット」

野菜タンメン 半チャーハン 餃子3個セット: 990円 …… 合計 990円


「ランチかちょい飲みか、この2択のどちらかをチョイスするか迷ったが、酒が飲めるか飲めないかで左右されない前者にした。そしてそうなったら日高屋の王道メニューである「野菜たっぷりタンメン」を外すワケにはいかないだろう。

野菜たっぷりタンメンに半チャーハン、餃子(3個)がついたセットは990円と1000円以内に収まってしまう。それでいながら味、満腹度、コスパ、さらには栄養と3拍子どころかそれ以上のものが揃うから完全無欠のメニューだと言うしかない。

1000円で最高のものを求めるならば、これ以外に選択肢はないと思う。あったら教えてほしいくらいである」

いつもに増して自信ありげな原田は日高屋の代名詞「野菜タンメン」をオーダー。まるでこの企画のために用意されたかのような半チャーハン & 餃子3個セットは超強力だ。ただこれって原田のセンスは関係ないような……? だが強い。


・P.K.サンジュン「初心者ならではの大勝利セット」

中華そば・やきとり丼・餃子3個セット: 810円
餃子3個: 150円 …… 合計 960円


「正直なところ、日高屋にはあまり行ったことが無い。おそらく2~3回かな? ゆえに「日高屋ではこれがウマい!」といったこだわりも無いのだが、今回はその初心者っぷりがいい方向に出たと確信している。

というのも、中華そばにやきとり丼、さらには餃子3個がついて810円って安くない? 余った分はさらに餃子を3個追加して、サイドメニューもしっかり堪能できた。初心者でも余裕で満足できる……そう、日高屋ならね

上述の通り、私は日高屋の経験値がかなり浅い。……が、それでも見栄えのするセットが完成したのではないだろうか? メニューを見てたら興味が湧いて来たので、近々日高屋で修行を積むつもりだ。



・佐藤英典「おかずいろいろセット」

やさい炒め定食: 640円
三品盛り: 350円 …… 合計 990円


「日高屋といえば、「ラ・餃・チャ」である。しかしながら、私はあえてそれらを外す選択をした。というのは、他のメンバーと被ることが容易に想像できたからだ。裏を返せば、それらを選ぶのは素人考えなのである。

ラーメン・餃子・チャーハン、それらに手を出す時点で浅はかであると言わざるを得ない。では何を選ぶべきなのか? それは私にもわからない。

が! とりあえず、この企画の性質上、1000円以内に収めなければならないので、今回のチョイスとなった。三品盛りで品数を多くするのがポイントである」

あっさりと「この企画の性質上、1000円以内に収めなければならない」と白状してしまったパイセンのオーダー。「素人考え~」のくだりも支離滅裂と言わざるを得ない。三品盛りパワーで票を伸ばせるのか?


・砂子間正貫「日高屋で1000円ならこれしかないセット」

ラ・餃・チャセット: 650円
生ビール(中): 340円 …… 合計 990円


「日高屋で1000円なら悩まなくて良し! コスパ最強の神メニュー「ラ・餃・チャ」と「生ビール」で990円! もうこれしかないだろう。写真通りの味とボリューム。もしかしたら他のメンバーと被るかも……それでも構わない。これが最高の答えだからだ。

被ることにビビって、あえて「ラ・餃・チャ」を頼まないメンバーもいるかもしれないが、そんな生き方をして本当に満足ですか? 心から食べたいものを私は頼みたい」

被りを気にせず「ラ・餃・チャ」と「生ビール」の黄金コンボを繰り出した砂子間。確かにその内容は圧倒的で「これしかない」の言葉にも納得だ。酒被りが多いのが気になるところだが、結果は果たして?



・あひるねこ「飲食チェーン最強の2次会セット」

ハイボール: 320円
イカ揚げ: 300円
中華風味付けメンマ: 160円
半ラーメン: 220円 …… 合計 1000円


「日高屋ほど2次会に適した飲食チェーンを私は他に知らない。夜中までやってるしね。ビールはもうしこたま飲んだので、あとはビールより安いサワーやハイボールで十分だろう。

ウーロンハイと迷うところだが、日高屋のハイボールは『ブラックニッカ』ではなく『ホワイトホース』を使っているのが何だかいい。値段を見ずにつまみを頼めるのも大きな魅力である。

私は無類のイカ好きなので『イカ揚げ』をチョイスしたが、『やきとり(ネギ和え)』も酒のアテにはもってこいだ。『中華風味付けメンマ』は100円台でチビチビつまめる数少ないメニューなので、セルフお通しとしてよく注文する。

店に入った時は酒だけ飲めればいいと思っていたが、隣のテーブルを見ていたら何やらラーメンも食べたくなってしまった。2次回からシメの半ラーメンまで一度に、それも1000円で済んでしまう日高屋は、“熱烈中華食堂” ではなく “熱烈中華居酒屋” である」

いつもよりイキイキとしていた「Mr.酒」ことあひるねこはハイボールを軸に攻めてきた。10円の無駄も許さない組み立ては「熱烈中華居酒屋」も納得の完成度と言えよう。今回も酒票を着実に押さえられるのだろうか?


・御花畑マリコ「健康にちょっとだけ気を遣った日高屋セット」

野菜炒め定食(ご飯少なめ-40円): 600円
餃子: 270円
コーラ: 130円 …… 合計 1000円


「日高屋、ほとんど利用したことがなかったけど安いんだなー。ラ・餃・チャでいきたかったけど、それだとさすがに糖質が気になる……ので、野菜炒め定食のライス少なめで。餃子を楽しみつつ、デザートとして「甘党のビール」ことコーラを注文。それにしても日高屋、コーラがジョッキサイズなのに1杯130円てめっちゃ安くない?」

日高屋ビギナーの御花畑は「野菜炒め定食」を中心にセレクト。コーラを頼んでいる時点で「健康にちょっとだけ気を遣った」にツッコまざるを得ないが、確かにジョッキで130円は安い。初心者でも日高屋は何とかなってしまうから恐ろしい。


・中澤星児「漢のラー肉野菜定食」

肉野菜炒め定食: 780円
半ラーメン: 220円 …… 合計 1000円


「日高屋の肉野菜炒めはウマイ。野菜もりもりなだけではなく意外と肉が入っている。日高屋に来たなら肉野菜炒め定食の濃いタレでご飯をかっこむ! それが漢のマナーだ。

まずはこれを注文したところ、220円残ったので半ラーメンも注文してみた。ラーメン、肉野菜炒め、ご飯! 1000円でこれが揃う店が他にあるだろうか? いや、ない。漢の道とは何か? それがこのセットには詰まっている」

「定食 + ラーメン」というワンパクなオーダーを展開した中澤星児。本人の言うように、やたらと男くさい注文であることは間違いないだろう。目論見通り、漢たちのハートを掴めるのか注目だ。



以上が、ロケットニュース24メンバーが全力でお届けする『日高屋で最高な1000円の使い方』である。全体的に品数が多いのが特徴で、それは「日高屋のコスパが異常に高い」という証明なのだろう。

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? お気に入りのオーダーに清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク:日高屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.