先日、コンビニで買い物していたところバスタオルが売られているのがふと気になった。なんとなくコンビニで買うと高くつくイメージがあるが、これってお得なの? と。

今の時代、PB(プライベートブランド)とかもあるし、もしかしたらもしかするのだろうか。てことで実際にセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社のものを買って比べてみた!

・PBのセブン

店舗によって取り扱っている商品が異なることもあるかと思われるが、大きく違いすぎることもないだろう。仮に今回の都内店舗で購入したものと違った場合、その点はご容赦いただきたい。それではセブンから見ていこう。

セブンのバスタオルはセブンプレミアムの自社商品で、その名も極ふわバスタオル。サイズは60×120cm、綿100%で高い吸水性がウリなようで気になるお値段は1408円だった。


「ホテル仕様」とまで書いてあるだけあって、開封したその瞬間からフカフカ。触ったら誰もが「気持ちいい」と思うような肌触りで売り文句に偽りなしといったところである。

実際に使ってみたところ、フワフワながら吸水性は抜群でサッと拭いたら肌の水分がしっかり吸収された。ふむ……この感じだと洗濯して水を吸ったら乾くまで時間がかかりそうな気がするなぁ〜と思いきや!

現実は他とそこまで変わらず。むしろ早く乾いた感じさえしたからモノの良さが伝わってくるかのようだった。

ホテルに置いてあっても何ら不思議じゃないし、セブンプレミアムとあって全体的に隙がない。なお、メイドインチャイナで発売元は大手の伊澤タオル株式会社(東京)であった。


・ローソンのバスタオル

続いてローソン。もっともPB感がない、というかどこにも書いていないから違うのだろう。ただ、期待はできそうでそれもそのはず商品名が……

至福のコットンなのである


値段は1158円。サイズは60×120cm、綿100%とこのあたりはセブンと同じだが、フカフカ具合は劣っている。ただ、フカフカしすぎるタオルが苦手な人もいるだろうし、「至福のコットン」はちょうどいいといえばちょうどいいフカフカ具合かもしれない。

使ってみると、感動するほど素晴らしいというワケでもないが、まったく悪くもなくTHE普通。吸水性もしっかりしているし、コスパ的にもイイのではないだろうか。

セブンと同じく、これがホテルに置いてあっても何ら不思議じゃない。乾くスピードも問題ないし、一定のクオリティーを有していた。

ちなみにこれまたメイドインチャイナ、そして発売元も伊澤タオル株式会社。そうとなればファミマも……


・少し毛色が違うファミマ

──と思ったが、伊藤忠の子会社だったことを思い出した。ファミマのバスタオルは2189円と1社だけ2000円オーバーと高めな価格設定。

サイズは60×120cm、素材は綿100%とセブン&ローソンとまったく一緒だからなんだかなぁ〜と思うが……


なんとリバーシブルで色違いなのが他と違ってオシャレである。フカフカ具合はもっともないように感じたが、肌触りは柔らかく気持ちよかった。

なんというか、濡れた体を拭いたらフワッと水分を吸収してくれる感じで軽いのだ。全体的にスタイリッシュというか、洗練されたタオルだと感じた。なお、製造は他の中国に対して、1つだけメイドインベトナムだった。


・お得なのか?

以上3点。ぶっちゃけ、どれも高い吸水性を誇っていて使うにあたり不満なし。まだどれも使い込んでいないから先のことは分からないものの、現時点でお得なのかと聞かれたら「意外とそうかも」と答えたい。なぜなら……

通販サイトだと1000円弱、ニトリもそれくらい、そして無印は1300円くらいでバスタオルを取り扱っている(商品によって上下あり)から。そう、コンビニのものが特別高いというワケではないのだ。

しかも、コンビニだからわりとすぐに買える環境があることは強みとなる。そのあたりも踏まえると、中でもローソンの1158円はかなり健闘しているように感じた次第だ。コンビニでバスタオルを買ったら損かも……なんて考えはもう古いのかもしれない。

参考リンク:セブン「極ふわバスタオル」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.