ロケットニュース24

【想定外】炭焼きレストランさわやかで1番高い『さわやかステーキ(2090円)』を食べてみた / ファミレスの1番高いメニュー全部食う:番外編

2023年10月14日

当サイトにて、一昨年から昨年まで連載されていた 「ファミレスの1番高いメニュー全部食う」というシリーズを覚えているだろうか? その名の通り、ファミレスの最高額メニューを片っ端から調査する企画である。

同シリーズは昨年6月に最終回を迎えたのだが……ちょっと待ってほしい。まだ “あの店” に行ってないじゃないか。そう、静岡県が誇る超人気ハンバーグチェーン「炭焼きレストランさわやか」が登場していないのだ!

やはり「さわやか」抜きでは終われんだろう。仕方がないので、代わりに私(あひるねこ)が「さわやか」の1番高いメニューを頼んでみようと思うぞ。

・静岡の至宝「さわやか」

「さわやか」といったらハンバーグ。ハンバーグといった「さわやか」。よって、1番高いメニューもハンバーグ系だろうと勝手に思い込んでいたら……メニューをめくってみてビックリ。なんと違った。

「さわやか」の最高額メニューは、実はハンバーグじゃなくステーキなのだ!


さて、ここで注意しておきたいのが、私が現地を訪れた9月中旬と現在とでは、メニューが微妙に異なるという点。先月時点での最高額メニューは『さわやかステーキ 220g』(税込2090円)だったのだが……


いま公式サイトを見てみると、『ジャンボさわやかステーキ 280g』(税込2530円)なるメニューが出現しているじゃないか。マジかよ、増えとる……!



よってこの記事では、1番高いメニューは『さわやかステーキ 220g』としているが、どうかご了承いただきたい。というワケでさっそく注文。同行した上司のYoshioは、焼き方を聞かれてこう即答した。


「レアで」


おおぅ、迷うことなくレアを選択するとは……どうやらYoshioも相当気合いが入っているらしい。で、到着した『さわやかステーキ』がこちら! ジュージューと唸(うな)りを上げているぞ。いい面構えだ。

・厚切りのオージービーフ

「さわやか」のステーキは、オーストラリア産のリブロース肉を現地からチルド輸送しているという。食べ頃のおいしさにこだわって、約40~50日間 低温熟成しているんだとか。


厚みもなかなかである。


ゴリッとカットしていくと……


うむ! しびれる断面だ!!


いかにもステーキらしい、しっかりとした噛み応えがありながらも、全体的にはいい塩梅に柔らかい肉質。筋っぽさはほとんどなく、肉を喰らっている感が非常に強い一皿である。


その一方で、見た目の割にはあっさりしており、なんなら少しヘルシーな感じもするな。ライスよりもワインが欲しくなるステーキだ。


これなら、むしろレアで正解だったかもしれない。いや、もっとレアでもよかったかも? なんてことを図らず思ってしまったのは理由があって……



実は我々、ステーキの前に『げんこつハンバーグ』をガッツリ食べていたのだ。食後、せっかくなのでステーキもキメとくか! という話になり、追加してみんなでシェアしたワケである。

・勝者はハンバーグ

ぶっちゃけ『げんこつハンバーグ』の、あのちょっと心配になってくるような赤さと比べたら、『さわやかステーキ』のレアなんてただのウェルダンだろう。想定の範囲内であり、つまり少々インパクトに欠ける。


そういう意味でも、やや物足りなさを覚えてしまったのは事実だ。「さわやか」に行って、ハンバーグじゃなくあえてステーキを頼む人ってのは、メニューをあらかた食べ尽くしたよっぽどヘビーな「さわやか」ユーザーなんじゃないか。

だから我々のように、県外からわざわざお店を訪ねようとしている人に対して『さわやかステーキ』を勧めるかと聞かれたら……ちょっと微妙なところである。まあ頼んでもいいけど、まずは『げんこつハンバーグ』から攻めてほしい。話はそれからだろう。



『さわやかステーキ』は、強引にビートルズで例えるならジョージ・ハリスンのようなメニューである。間違いなく天才であり、他のどんなバンドにいようとも、メインのソングライターとしてイニシアティブを取れていたはずだ。

しかし、幸か不幸かそこにはジョンとポールがいた。つまり『げんこつハンバーグ』がいた。そう、「炭焼きレストランさわやか」とはザ・ビートルズであり、「さわやか」を生んだ静岡は、日本のリヴァプールなのである。

参考リンク:炭焼きレストランさわやか
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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