スタバ・タリーズ・ドトール……。この3つのコーヒーチェーンはどうしても戦う星の下に生まれている気がする。
いうなればコーヒーチェーン界の魏・蜀・呉。その3つがまったく同じメニューを出したら……比較せざるを得ないのだ。
というわけで、秋の定番スイーツ、モンブランを3社ともに発売していたので、徹底的に比較してみることにした。決して、私がめちゃくちゃモンブランが好きだから……ではない。これは宿命なのだ。
奇しくも値段は3社ともほぼ同じ。一番買いなのはどれだ?
・だいたい500円前後
今回用意したのはこちら。
・スターバックスコーヒー 「手絞り栗のモンブラン」(520円)
・タリーズコーヒー 「モンブラン」(520円)
・ドトール 「熊本県産和栗のモンブラン」(530円)
スタバとタリーズは秋の限定だが、ドトールのモンブランはリニューアルを繰り返しながら通年販売している。なんで詳しいかというと、私はドトールのモンブランを長年食べまくっているからである。通年でモンブランを出しているチェーン店は貴重なのだ。おっと……ドトラーだからって、肩入れしちゃいけないですね。
・いざカット&試食
・スタバ
「手絞り栗のモンブラン」というだけあって、小さいながらも細めの栗ペーストがたっぷりかかっている本格派。
カットすると、栗ペースト、生クリーム、マロンムース、ザクザクしたクッキークランブルの4層構造。ケーキ屋さんのケーキのようで、名前に違わぬ本格感。さすがスタバ……。
マロンムースはあっさり系だけど、外のマロンペーストと合わせると、なかなかの栗攻めっぷり。
・タリーズ
栗ペースト、生クリーム、タルト生地の3層構造。トップに栗の渋皮煮が載ってるビジュアルは正統派。栗ペーストは栗成分ちょっと少なめで、なぜかコーヒーのような独特の風味がする。
ちなみに、ベースがクッキー風のタルト生地なのはタリーズだけ。クリームたっぷり系より、しっかり食べたい派の方におすすめ。
・ドトール
栗ペーストに生クリーム、マカロン生地の3層構造という他にないシンプルさでボリューム感あり。生クリームが多く見えるけど、外側の栗ペーストは最も栗成分多めのどっしり系で、中のクリームはふわっとミルク感強め。ザクザクしたマカロンの甘さがアクセントになるというバランス感。
ちなみに、過去に自分が姉妹サイトのPouchで書いた記事を見ると、もっと豪華で安価だったことがわかってちょっとショック。
・タリーズは異端
3つを食べ比べしてみて、スタバとドトールはわりと似た系統なんだけど、タルト生地のタリーズだけは方向性が違うと思った。
スタバ……栗成分が一番多め。ケーキ屋風の本格感
タリーズ……栗成分は少なめだけど、コーヒーの香りがする個性派
ドトール……シンプル&クラシックな本格派モンブラン
個人的に一番オススメなのは、栗の量が多いスタバ。モンブランを食べている……という満足感が高め。栗が好きな人ならスタバで決まりである。季節限定品だし、これがチェーンのコーヒー店で食べられるのは、かなりいいと思う。ドトール派だけど、認めざるを得なかった……。
というわけで、皆様もすてきなモンブランライフを。ちなみにどれも甘みが強めなので、ブラックコーヒーと合わせるのがオススメです。
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]