山崎製パンのロングセラー商品「北海道チーズ蒸しケーキ」。
アレはケーキじゃないよね? 昔からずっと思ってたんだよ。それが2023年9月12日、ファミリーマート限定商品でケーキになってたんだ!
「北海道チーズ蒸しケーキのミルククリームサンド」(税込180円)。名前はケーキじゃないけど、スイーツになったんだからケーキと見ていいだろう。
ところで……、商品のトレードマークの北海道のサイズは、新商品と従来品で同じ大きさなのだろうか? 気になったのでたしかめたところ、結果的にトンでもない事実に気づいてしまった!!
・甘味がほしかった
この商品はファミマが山崎とのコラボレーションで、沖縄を除く全国の店舗で販売開始したものである。販売初日にお店に行くと……、スイーツコーナーの最上段にあった!!
北海道チーズ蒸しケーキ1999年の発売開始以降、現在も人気の商品である。そのまま食べても美味しいんだけど、ホイップクリームやメイプルシロップをかけても美味い。むしろその方が美味いと私(佐藤)は思っている。
当編集部のGO羽鳥は、切れ目を入れてオーブンで焼いて、ハチミツを垂らして食べることを推奨していた。ちなみにそのX(Twitter)の投稿は6万「いいね!」を超えるほど注目を集めたこともある。
チーズ蒸しパンに切れ目を入れてオーブンで焼いて、溝にハチミツを流し込んだら罪深すぎる味がした。#キッチンはとり pic.twitter.com/T7F9b5ueN5
— GO羽鳥 (@olymposgo) July 17, 2017
繰り返すがそのままでも美味いんだけど、やはり甘味を加えたくなるのが “人情” というものだ。ようやく山崎はその重い腰を上げて、ファミマとのコラボという形でスイーツ化を実現してくれたのだ。ずっと待ってたよ!
・北海道のサイズを比較すると……
従来品と比較するために、それぞれ1個ずつ買ってきた。
従来品はお馴染みの楕円形であるのに対して、新商品は正円に近い形である。
パッと見たところ、てっぺんの北海道は同じサイズのようだが、実際はどうだろうか? それぞれ画像を切り取って、並べてみると……。
従来品の方が大きいかな? さらに2つの北海道を重ね合わせてみたところ……。
やはり従来品の北海道の方がデカい! さすが元祖商品である。「弟分(新商品)にデカい顔をさせるわけにはいかない」、そんな矜持(きょうじ)のようなものを感じるぞ。
・一件落着!
北海道サイズを確認したところで、新商品を食べてみるとしよう。中に入っているのは、ミルククリームなのだとか。
従来品は焼いて食べると美味しいことが世に広く知れわたっており、パッケージにも「リベイク2分」と記載がある。オフィシャルでも焼いた方が美味いことを認めているようだ。一方で新商品は冷やして食べることをオススメしている。まあ、クリームが入っているから焼くわけにいかないよね。
チーズ蒸しケーキのふんわり食感はそのままに、中にはしっとりとしたクリーム。かすかに感じるチーズのコクが美味しさを引き立てている。
甘味が加わってこそ、蒸しケーキの本領が発揮されると、私は確信している。こうして公式に甘味を加えた商品が登場して本当によかった。一件落着である。
・衝撃事実判明!
そもそもの話ではあるのだが、北海道チーズ蒸しケーキは「ケーキ」と名前がついているけど、名称は「蒸しパン」なんじゃないかな? 気になったので、従来品の裏面を見てみると……。
え!? 和生菓子だと!
ひょ、ひょっとして……。ミルククリームサンドは洋菓子だよな? だって、クリームが入ってるんだもの。洋菓子に違いない。絶対そうだ! 裏面を見ると……。
そ、そんな。お前まで和生菓子だなんて!
……なんてこった。今までずっと蒸しパン、もしくはパンの部類だと信じてのに。せめて「ケーキ」と名乗る以上は、洋菓子であってほしかった。
ということで、北海道チーズ蒸しケーキは和生菓子である。和菓子だぞ、忘れんなよッ!
参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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