初めて挑戦するものって、どうしても躊躇してしまいがちだ。筆者にも気になっていたけれど、なかなか手を出せていないものがあった。
それがレジンクラフト。UVレジン液っていう液体に紫外線を当てると固まって、いろんな形が作れることだけは知ってるけど……。
まず材料とか道具を揃える時点でハードルが高い。そもそも知識0の状態だと、何を準備すればいいのかも分からないし。
しかし、そんなレジンの「レ」の字すらも分かっていないような奴でも気軽にレジンクラフトを始められるセット商品があるという。
あまりにも初心者に優しすぎない? さっそく購入して人生初のレジンクラフトに挑戦してみたところ……ものすごく困ったことになった。
・いざ挑戦!
今回筆者が購入したのは「UVレジンクラフトキット」。楽天市場で税込3980円で販売されていた。
収納ボックスや作業スタジオとしても使える箱の中にはレジン液やUVライトはもちろん、ピンセットやスパチュラなどのツール、カラフルなパーツがぎゅっと詰まっている。
いろいろなものが揃っているのでこのセットさえあればすぐにレジンクラフトを始められそうだけど、1つだけ自分で準備しなければいけないものがあった。
それがUSB充電アダプター。同梱されているUSBケーブルはコンセントがついていないタイプだったので、これがないと電源に接続できなかった。
箱を開いて作ったスタジオの中に、UVライトをセットして……
レジン液が直接手につかないよう、同梱されていた手袋をはめて製作開始!
まずはシリコンでできたモールドの中に、レジン液を少しだけ垂らす。
ピックを使い、レジン液を全体に広げてコーティングする。こうすると表面が綺麗に仕上がるそうだ。
液がまんべんなく広がったら、UVライトを当てて固める。ちなみにこのライトは一定の時間が経つと勝手に電源を切ってくれる。わざわざタイマーを用意しなくてもいいのが楽だった。
固まったら再び上からレジン液を流し込んで、好きな素材を入れ……
固める。
これを繰り返し、ふちギリギリまでいっぱいになったらレジンをモールドから取り外す。すると……
人生初のレジン作品できたぁ~~~~!!!!!
試作品だし……と思って脳死でビーズやホログラムを突っ込んだにもかかわらず、キラキラでいい感じの仕上がりになった。
レジンってすご~い!! 間違いなくこの時の筆者は精神年齢5歳だった。自分の手でこんなに綺麗な物を作れるの楽しすぎる。
・海も作ってみた
映える作品を作れてすでに達成感が半端なけど……実は筆者には、レジンに手を出したらどうしても作りたいものがあった。
それは海。過去にレジンを使った海モチーフの作品をたくさん見てきて、いつか自分でもやってみたいとソワソワしていた。
でも波の模様って、さすがに液を固めるだけじゃ作れないよな。初心者が手を出すにはまだ早いかな~……
──と思ったら、なんとガイドブックにばっちり作り方が掲載されていた。できちゃうんかい……!
手順を確認してみると、そう難しい工程でもなさそうだ。さっそく挑戦してみることにした。
まずは調色パレットに着色料を入れ、色付きのレジン液を作る。
枠にレジン液を入れて硬化し……
上から白く着色したレジン液を流し込む。その上から透明なレジン液を垂らすと……
!!!!!!!
お、おもしろ~!! 透明なレジン液が白いレジン液を押しのけて、自然な水面の模様になった!
なんでレジン作品だとリアルな水面が作れるんだろう、と長年疑問だったんだけど、なるほどこういうことか。
満足するまで透明な液を垂らし続けること数十分……
完成した作品がこちら! 初めてにしてはいい感じに水面を再現できたのではないだろうか。
上級者のスキルがなくても、本物の水を固めたような表現ができるのが面白い。応用したらいろんな海グッズが作れそう!
・沼でした
そして現在、筆者は大変困った事態に直面している。
キューブ型のモールドと砂を買ったら、キューブの中に海を再現できたりしないかな。金魚のモールドを使って金魚鉢を再現してみるのも面白そう……!
この日から、新しいアイデアが浮かびまくって仕方がない。
これはもしかしたらとんでもない世界に足を踏み入れてしまったんじゃないだろうか。材料やモールドが揃ったら、マジで作ってみたいと思ってます。
知識0の超絶初心者をどっぷりと沼に落としてくれた「UVレジンクラフトキット」。
筆者と同じように気になっているけれどなかなか踏み出せない方がいたら、是非こちらの商品でレジンデビューしてみてはいかがだろうか。たっぷりの素材と多種多様なツールで、大満足の体験ができること間違いなしだぞ。