本格的に暑さと湿度があがってきて、もはや夏真っ盛り。
この季節に元気になるものといえば……虫である。
新宿二丁目の繁華街のど真ん中にある、我がロケットニュース24編集部。
飲み屋が立ち並ぶエリアなのでゴミの量も多い上に、古いビルで網戸もないから虫が入って来放題である。蚊にコバエに得体のしれない細長い虫など、害虫だらけなのだ。今をときめくネットニュースの編集部とは思えない劣悪な環境。
窓際の席に座っていると虫ストレスが半端ないので、ドラッグストアで高級虫除けスプレー「アース イヤな虫ゼロデナイト」を買って1ヶ月半ほど様子を見てみた。
・シュッとワンプッシュで1年効く?
アース 「イヤな虫 ゼロデナイト」は、最近はやりの(?)プシュッと部屋にワンプッシュするだけで1年間イヤな虫が出なくなる……という虫よけスプレー。
だいたいこうしたスプレーは蚊専用、コバエ専用などになっているのだが、「ゼロデナイト」はムカデ、コバエ、アリなど50種類以上の害虫に効くというのだ。
対象となっている害虫をいくつか挙げるとクモ、チャタテムシ、シバンムシ、カツオブシムシ、ユスリカ、ヤスデ、ゲジゲジ、ワラジムシ、ガ、キクイムシ、コナナガシンクイなど……。名前を見ても知らない虫がけっこういる。家に出る虫ならなんでもござれ的な感じか。しかし、残念ながらゴキブリと蚊は対象に入ってない模様。
他の虫よけスプレーと違って、価格は約3000円とかなり高価。50種類も虫除けできるんだから、当然っちゃ当然か。
・得体のしれない虫が出る編集部
ワケの分からない虫がよく飛んでいる我が編集部にはピッタリのスプレーである。
繁華街のど真ん中にある上に網戸がなく、ベランダが喫煙所になっていて窓の開け締めが多い。
さらに今年から燃えるゴミの収集日が変わったため、部屋にゴミがたまるようになってしまった。
害虫に「どうぞ来てください」と言わんばかりの環境で、多種多様な虫が集ってしまっている。こちとら、そんな多様性は求めてないんだよ……。
で、窓から近い席に座っている私の元には、虫がぶんぶん飛んでくるのだ。特に梅雨どき〜夏場にかけては最悪である。
・人がいなくなったときにシュッシュ……
ゼロデナイトの使用にあたって、特に準備は不要。空間にプッシュするだけでいいのだが、気をつけたいのは観賞魚や鑑賞エビ、昆虫の飼育カゴがある部屋では使用してはいけない……ということ。
こうした虫除けスプレーは相当強力らしく、SNSで「ワンプッシュしたら熱帯魚が死んだ」という報告もあったので、ペットを飼っている人などは要注意である。
なんたってワンプッシュで1年も効くスプレーである。ワケのわからないものばっかり食べているロケットニュースのメンバーとはいえ、人体にも影響があったら大変なので、人がほとんどいない時間にシュッシュとスプレーすることにした。
広さによって噴射量は異なっていて、1.5畳ならワンプッシュ、6畳なら4プッシュ、12畳なら8プッシュという感じ。
ベランダ周辺、ゴミ捨て場、玄関を中心に「ゼロデナイト」をシュッシュとしてみた。有効成分は害虫に対して徐々に効果を発揮するので、効果を実感するには時間がかかるらしい。
ちなみにシュッシュしたとき、うっかりスプレーを吸い込んでしまったらちょっと具合が悪くなったので気をつけられたし。出かける前にスプレーするのがいいかも。
・約1ヶ月半が経過して……
さて、ゼロデナイトをせっせとスプレーしてから約1ヶ月半が経った。1ヶ月半の間に、再度スプレーしたのは1回だけ。梅雨になり、暑さも増してきて一番虫が多い季節になったわけだが……。
例年よりも圧倒的に虫が少ない!!
窓際に近い席で、最も虫の影響を受けている私の実感としては、虫が少ないのだ。
この1ヶ月半の間に虫が出たのは2〜3回といったところ。喫煙所からの出入りの際にコバエが紛れ込んでくる程度。夏場になると毎日のように謎の虫と戦っていたことを思うと、これは圧倒的に少ないのだ。
当編集部があるのはビルの4階。調べたところ、一般的にビルの4階以上は蚊やハエは入ってきづらいらしい。4階以上で虫が発生する原因の多くは、エレベーター経由での侵入か、ダンボールなどに虫が卵を生んだパターンとのこと。
窓の開け締めが多いから、外から虫が入ってくるんだとばかり思っていたが。今までやたらと事務所に謎の虫がいたのは、散らかった編集部の中に巣が作られていたから……ということだろう。そして、それらが「ゼロデナイト」で見事に駆逐されたということか。
「ゼロデナイト」すごいんじゃないか。虫が出まくるロケットニュース編集部で、例年虫に悩まされてきた私はかなり効果を感じた次第だ。
ロケットニュースの汚編集部でも効果絶大だったので、コバエや謎の虫に悩まされている方は試してみてほしい。高いだけあって効果絶大だったぞ!