夏だ! いきなり夏だ!! 暑すぎるだろ、まだ6月なのに、梅雨はどこ行ったんだコラーッ! ……ってことで、めちゃアツでございます。突然の暑さのせいで、私(佐藤)は夏を待たずに夏バテのような状態になってしまっている。
このままでは、今年の夏を乗り越せる自信がない! ってんで、冷たいものを食いに行ったのである。場所は東京・池袋の東武百貨店。ここの地下1階に、ジェラートみたいなかき氷を出すお店ができたそうだ。どんな味か気になるので、食べに行ってみたぞ!
・独特な食感のかき氷
お店の名前は「Tamaya(たまや)」という。ここのかき氷は、創業120年の愛媛県今治市の老舗「玉屋菓子舗」が1954年から販売しているものなのだとか。東京の外食企業がライセンス契約して、池袋で販売するに至っている。
かき氷は、氷塊を削ったものを提供するのが一般的だ。近年は、フルーツフレーバーの氷を粉雪のように細かく削ったものも存在している。ここの氷は、削るだけでなくもうひと手間かかっている。削った氷をシェイク & ホイップすることで、ジェラートのような食感を実現しているそうだ。
メニューを見ると、たしかに見た目はかき氷というよりもアイスに近い印象を受ける。ちなみに1番人気は今治のお店では定番の「ミルクセーキ」とのこと。なお、価格は850~1100円でかき氷にしては少々お高い感じかな。
今回私は、人気のミルクセーキ(税込850円)をお願いした。人気商品なら1度は食べておくべきだと考えたからだ。だが、そのチョイスはちょっとだけ後悔を伴うことになる……。
さて、番号札を渡されて呼び出しを待つ。札には愛媛のゆるキャラ「みきゃん」が描かれている。「こみきゃん」は弟だろうか。それとも子どもか? 愛媛県の公式サイトを見ると「ダークみきゃん」というのもいるそうだ。闇落ちしたみきゃんのことだろうか……。
そんなことを考えていたら、番号を呼ばれたので商品を受け取った。なるほど、これはたしかに未知のかき氷だ。というか、ジェラートにしか見えないな。
しかしよく見てみると、アイスやジェラートのようなネットリ感はないかな。氷の粒は見えないけど、水分を多く含んでいるようだ。
食べると口当たりはとてもなめらかで、氷を食べている気がしない。かすかに氷粒の感触を確認することができるけど、ヨソのかき氷よりもはるかに口どけがいい。でも、アイスクリームを食べたときの食感ともまた違う。氷なのか? アイスなのか? どっちなんだコラ! ……と思わず心の中で叫びたくなるような不思議な食べ応えである。
この日はとくに暑かったせいで、いきおいよく食べ始めたところ、速攻で頭がキーン! となった。見た目も食感も普通のかき氷と違うけど、頭キーンは一緒なので、急いで食べないように注意してほしい。
・ちょっとの後悔
で、先に述べたちょっとの後悔というのは、この食感はモッタリとしたシロップやソースと相性が良いはず。したがって、プレーンなミルクセーキよりも練乳のかかった「エリーの苺ミルク」や、チョコソースのかかった「チョコバナナ」の方が断然美味いはずである。
次に行くとき、私は絶対チョコバナナを頼むと固く心に誓ったのであった。ってことで、未知のかき氷を楽しみたい人は、訪ねてみてはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 Tamaya 池袋東武店
住所 東京都豊島区西池袋1-1-25東武百貨店 池袋本店地下1階
時間 10:00~20:00
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:PRTIMES、愛媛県
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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