【激安海外】航空券&宿&メシ代など5万円以内で “バリ島1泊2日フルコース” するのは可能なのか試してみた結果(2ページ目)※1ページ目はコチラ
・ビザ代だけは許して
まず最初にビザについて。現在バリに行くには『VOA(Visa on Arrival ※到着ビザ)』が必要なのだが、この価格がけっこう高く、ビザ代込みにすると「5万円海外企画」が成立しなくなるので、ビザ必要国のビザ代だけは今回も今後もノーカンでよろしくお願いします。
なお私は、バリ到着時に空港で取得する方法ではなく、あらかじめ日本にいる時にオンラインで電子ビザ「e-VOA」を申請しておいた。価格は519500IDR(インドネシアルピア)で、日本円にすると約4867円だ。
・航空券は40210円
続いては航空券。ここからは5万円内で収めなけれならない。
ほぼ毎日のように格安航空券をリサーチしていたところ、バリ島行きの往復航空券が40210円で売られているのをExpedia(エクスペディア)にて発見!
時期は2023年5月下旬、航空会社はLCCのAirAsiaX(エアアジアX)で、羽田発のインドネシア・デンパサール行き。
マレーシアのクアラルンプール経由、トランジットの待ち時間を入れたら片道13〜14時間ほどかかるハードな旅券であるが、5万円以内でバリ旅したいなら贅沢言ってはいられない。
・宿は1182円
続いて宿もエクスペディアで事前に予約しておいた。場所はバリ島・クタビーチの近くで、トイレ&シャワー付きのダブルルームが1182円。
エクスペディアの写真を見るとキレイそうだし、エアコンは無いみたいだけど、ファン(扇風機)が付いてるなら余裕でしょ……と、迷うことなく即予約した。
そんなこんなで、軍資金5万円から航空券と宿代の合計金額41392円を引くと、残りは8608円。これっぽっちの金額で、バリ島のクタ&ウブドを満喫することはできるのか?
それでは……
行ってきま〜す!
・13時間以上かけてようやくバリ島へ
羽田空港を出発した約7時間半後にマレーシアのクアラルンプールに到着。そして空港にて約3時間のトランジット待機。
その後ふたたび飛行機に乗って3時間。ようやくインドネシアはデンパサールのングラ・ライ国際空港へ到着。所要時間は約13時間だった。
もちろんイミグレではビザの確認があり、その後、手荷物受取所を抜け出す時に「税関申告書」のQRコード提出が求められる。空港のWi-Fiを使ってスマホで申請するのが楽チンだが、かなり回線が重いので覚悟しよう。
・とりあえず両替&水を買う
何はともあれ両替である。事前調査によると街中の両替所が最もレートが良いらしいが、時間もないし、1万円以内の両替だしで、空港内の適当な両替所を利用した。
なお、ここからは1000IDR=約9円で計算していく。
91万5000IDR(約8600円)もの大金が手に入った大富豪気分の私は、長旅で喉が渇いていたこともあり、かなり高いと気付いていながら、空港の売店でペットボトルの水を12000IDR(112円)で買ってしまった。体調第一なので仕方ない。
・空港の国内線ターミナルへ
ングラ・ライ国際空港から市内への移動手段は車のみ。ガイドブックにはタクシーや送迎サービスなどの移動手段しか案内されていなかったが、実は格安な路線バスにて市内に行けることを事前調査にて把握していた。
そんな路線バスに乗るためには、日本でいうところのSuicaみたいな「マネーカード(e-Money card)」が必要で、そのカードは国内線ターミナル内の「マンディリ銀行(mandiri)」に売っているとの情報。行ってみると──
買えた! 価格は30000IDR(281円)。そして銀行の店員さんが「向かいのコンビニでマネーチャージをすべし」と言っているので向かってみると、手数料2000IDR(19円)でチャージしてくれた。ただし……!
「ミニマムチャージは50000IDR(469円)」と!
というのも、本当は「路線バスにはあまり乗らないかな……」と予想していたので、チャージ金額は10000IDR(94円)程度にとどめておこうと計画していたのに、なんとまさかのミニマム50000! 完全に想定外の出費である。
ともあれチャージしないと先に進めないので、素直に50000IDR(469円)をチャージした。
これにて現金の残高は7727円。そしてマネーカードには50000IDRぶん入っているという状況になった。よし、行くぞ!
──と、まだ空港内なのにこのボリューム。でも、あと2ページで終わるので安心してほしい。
あまりにも濃密かつ、怒涛の1日目の続きは次ページ(3ページ目)へ続く!!
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24