あらかじめ断っておく。私(佐藤)は怒っている、今日は猛烈に怒っている! というのは、カレーハウス「Coco壱番屋」が店舗限定で美味い商品を提供していたにもかかわらず、その事実が広く浸透していなかったからだ。
まったく、何をやってるんだ! こういう美味い商品は大々的に宣伝すべきだろ! そして多くの人に食べてもらうべきだろ!! もっと周知徹底せんかい、コラー!
ということで、今日はその美味しい商品について熱弁を奮いたいと思う。きっとみんな食べたくなるはずだから……。
・2022年にオープンしてた
ココイチは2023年4月に、デカい肉塊の乗った名前の決まっていない商品を「ナナシカレー」として販売していた。これが販売期間終了を待たずに売り切れになる大ヒット。
が! 次の手がいまだに出ていない。2手、3手と続けざまに打って出ればいいのに、何をしているのか……。
と思っていたら、ココイチは、2022年10月に東京・京橋の商業施設「エドグラン」に、よそとは異なるメニューを提供するお店をオープンしていた。それが「カレーハウス ココ壱番屋 ワールド」である。
ワールド! ザ・ワールド!? 新手のスタンド使いか!?
・海外のココイチメニューが食える
ここは海外メニューを日本向けにアレンジしている、いわば「逆輸入ココイチ」である。そんなすごいお店がオープンしていたのに、半年も知らなかったよ。
もっと積極的にピーアールすべきじゃないんですか! ココイチさん!! もったいないですよ! ちなみに今年5月10日には名古屋JRゲートタワーに、ココイチワールド2号店がオープンしたそうだ。
お店に入ると普通のココイチと全然雰囲気が違う。ちょっとオシャレなカフェみたいじゃない? パソコンを取り出して、キーボードをタターン! と弾いていても違和感がなさそうだ。
でね、メニューを見ると、期間限定のオススメ商品はグリーンカレーだ。
主力商品は当然カレーだけど、海外ではオムカレーが定番とのこと。これをアレンジしたオムカレーが、メニューのほとんどを占めている。
それからワールドワイドメニューとして、麻婆なす豆腐カレー・豚キムチカレーもある。私が頼んだのは、「オムカレーチキンカツ」(税込1200円)に「マッケンチーズトッピング」(税込280円)。それに「サラダドリンクセット」(税込380円)をつけた。
サラダと一緒頼んだのは中国・台湾で提供しているカルピスピーチである。
続けてカレーがきた! ナニコレ、めっちゃ美味そうやん!
ココイチが海外展開を始めた当初、日本式のカレーライスはなかなか浸透しなかったそうだ。そこでご飯の上にオムレツを乗せたオムカレーの提供を始めたところ、これがヒットして「ジャパニーズカレー = オムカレー」として認知されるようになったとのこと。
それにしても、この見た目はなかなかインパクトがある。マッケン(マカロニ)チーズが玉子の上で引き起こしている雪崩が食欲をそそる。
マッケンチーズを食べてみると、クタクタに茹でられたマカロニのやわらかい食感と、チーズの滑らかさがマッチして、これだけでも十分に美味しい。カレーもオムもなしで、ご飯にマッケンチーズだけでも美味しく食べられそうだ。
続いてチキンカツ。形が整いすぎているのが気になるけどカリカリ食感で、玉子・チーズと相性が良い。ウスターソースをドバドバかけて食いたい歯ざわりである。
そしてカレーだが、カレーソースは海外で提供しているものを使っているらしい。日本のモノと違い食肉由来の原料を使用していないからか、サッパリとした口当たりだ。このソースもココイチワールドだけでしか味わうことができないとのこと。
・もっとイケるだろ!
店の雰囲気もメニューの品揃えも味も、スタッフの接客も含めて全部いい。いいのに、なぜこれほどまでに知られていないんだ! さらにいえば、マッケンチーズとオムカレーの相性はバツグンなので、これは絶対全店で出すべきじゃないのか?
もっともっと多くの人にココイチワールドを知ってもらって、海外の味を知ってもらって、ブランド価値を高めるべきなんじゃないのか? 何をやってるんだ、ココイチよ。ナナシカレーの次の商品はどうなっている? まさか来年の4月まで何もなしってことはないよな?
ガンガン来いよ! ココイチ。もっともっとイケるだろ! 期待しているぞ~!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 カレーハウス ココ壱番屋 ワールド 京橋エドグラン店
住所 東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグランB1
時間 11:00~22:30(L.O. 22:00)
参考リンク:PRTIMES[1、2]
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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