そもそも100円ハンバーグって何? ……と思った方が結構いるような気がするので簡単に説明しておくと、ステーキガストではハンバーグを1枚100円でトッピングできるようになった。
詳しくは以前の記事をご確認いただくとして、メニューには「目玉焼き100円」「大葉おろし100円」などと並んで「追加ハンバーグ1枚100円」と記載されている。
初見だと「は?」となってしまうだろうが、ここで気になるのは100円のハンバーグと高いハンバーグってどう違うんだろう? という点。
たとえば、ステーキガストでは「頂(いただき)ハンバーグ」ってものが販売されており(2023年4月時点)、こちらは989円。100円ハンバーグの約10倍だ。
もちろん、「頂ハンバーグ」はトッピングなどを含めた価格なのに対して、100円ハンバーグは単体価格だから単純に比較できるものではない。そもそもボリュームだって異なるだろう。
なので厳密に価格差10倍とは言えないのだが、それでも100円ハンバーグと1000円ハンバーグの格差はすごい。どう違うのか気になる人は多いことだろうから、私が2つを同時に注文して比べてみたぞ。
・厚みからして違う
まず、パッと見で気づく違いとしてはサイズ。目で判断する限り、「頂ハンバーグ」は100円ハンバーグの1.5倍くらいはありそうだ。
それも面積的にデカいというより、膨らみ的にデカい。なので断面を並べると……
端っこの部分でも厚みは約2倍。あと、ついでに言うと色味も違う。100円ハンバーグが白っぽいのに対して、「頂ハンバーグ」は茶色が強め。
この色の違いを見る限り、より肉々しいのは「頂ハンバーグ」の方だろう……と思って食べてみたら予想通り。「頂ハンバーグ」と比べたら、100円ハンバーグはどこか “つくね” っぽい。
先日公開した記事でも書いたように、100円ハンバーグは小さなお子さんでも食べやすそうなのだが、ハンバーグ感は希薄。というより、「頂ハンバーグ」と同時に食べたらどうしても希薄に感じてしまう。
そして、個人的にもっとも大きな違いだと思うのがコレ。「頂ハンバーグ」をフォークで押すと……
肉汁がじんわり
対する100円ハンバーグは……
ただ表面がヘコむだけ。ドライな反応である。まぁ目に見えないだけで肉汁が出ているのかもしれないが、少なくとも「頂ハンバーグ」に比べたらかなり控え目だ。
・2つの商品の間には一体なにがあるというのか?
というわけで、本記事のテーマである「ステーキガストの100円ハンバーグと1000円ハンバーグの間には一体なにがあるというのか?」に対する結論をひと言でいうならば「肉々しさ」ってことになる。
裏を返せば、肉々しい風味が苦手な人にとって100円ハンバーグはとんでもなくコスパの高い代物だろう。というか、肉々しい系が大好きな人にとっても100円という価格を考えたら十分にお得。
そう、当たり前のことを言うようだが、100円ハンバーグはめちゃくちゃお得なのだ。ただ、その “当たり前のこと” が他のメニューと比べることで見えなくなりがち。
なので、100円ハンバーグをトッピングするなら出来る限り安いメニューがいいかもしれない。個人的に、100円ハンバーグのベストパートナーはやっぱりワンコインハンバーグ(500円)かなぁ。
そうすると味のパンチ的にはちょっと物足りないが、「特製ガーリックバター(150円)」をトッピングすることでカバー……というのが、ここ数日ステーキガストに通いまくっている私が現時点で出した答え。100円ハンバーグを試そうと思っている人はご参考に。
参考リンク:ステーキガスト「頂ハンバーグ」「ワンコインハンバーグ」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼なお、「頂ハンバーグ」はデミグラスソースが付いてくる。店員さんが「こちらで直接ハンバーグにおかけしましょうか?」と言ってくれたが、今回は撮影の関係で自分でかけることに
▼マジで美味そう
▼というか美味かった
▼それに比べると、トッピングの100円ハンバーグに “しょぼい感” が漂っていることは否めない
▼だけど「特製ガーリックバター(150円)」をトッピングすることで弱点をカバーできる……はず
▼万能な特製ガーリックバター