元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があれば丸亀製麺にも行ける。そして1000円あれば丸亀製麵で大満足できる! 早くも第3回を迎えたシリーズ『最高な1000円の使い方』は、みんな大好き丸亀製麵が登場だ。

予算的には1000円あれば十分に満足できる丸亀製麺だが、果たして11通りものオーダーが組み立てられるのか? 各ライターがプライドを賭けて挑んだ、打ち合わせ無しのガチ企画! 以下で『最高な1000円の使い方』の丸亀製麺編をご覧いただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは簡単に企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格! 参加者は1000円のポテンシャルを最大限に引き出す手腕が求められる。

今回は参加者11名が丸亀製麵で『最高な1000円の使い方』を全力プレゼン! 結果は読者投票で決まるため、誰のオーダーがどれだけ支持されているかが丸わかりのガチ企画となっている。ここだけの話、思うように票が入らず凹んでいるライターが続出してます。

さて、丸亀製麺で予算1000円は文句が無いものの、懸念はそこまで多様なラインナップになるのかということ。事前の打ち合わせは一切行わないため “被り回避” の戦術を取るかどうかも勝負の大きなポイントだ。

さあ、それでは以下で「丸亀製麵で最高な1000円の使い方」をご覧いただこう! ぜひ最後までご覧いただき、1番良かったオーダーにポチッと1票入れてくれよな!!


・GO羽鳥「間違いなく美味いモノだけをチョイスしたセット」

ぶっかけ(並の冷): 390円
さつまいも天: 140円
かしわ天: 180円
えび天: 180円 …… 合計890円


「当初はカレーうどんで組み立てようと思っていたのだが、なんと新宿御苑店はカレーうどんの取り扱いがなかった! ガーン!! しかし、私はすぐさま気持ちを立て直し、“誰が食べても確実に美味いと感じるモノ” だけをチョイスしてみた。

まず、丸亀製麺のうどんの美味さを最大限に感じたいのであれば「ぶっかけ」の「」しかない。ネギとショウガをたっぷりと入れて楽しもう。

続いて、「丸亀製麺はイモ天屋なのでは?」と一部で噂されるほど美味いと評判の「さつまいも天」は、何がなんでも欠かせない。

さらにタンパク質のことも考えての「かしわ天」、天ぷら界の王者「えび天」でフィニッシュ。我ながら完璧。ぐうの音も出まい。海原雄山も納得の、隙のないセレクションだ」

お目当てのカレーうどんが無いというハプニングに見舞われながらも、綺麗にまとめてきたGO羽鳥のセット。「というか、意外と普通じゃね?」という気がしないワケではないものの、手堅くまとまっているのではないだろうか? スシロー編の汚名を挽回したい。


・砂子間「人気天ぷらが3品も楽しめちゃうセット」

釜揚げうどん(並): 340円
野菜かき揚げ: 170円
かしわ天: 180円
えび天: 180円
いなり: 130円 …… 合計1000円


「丸亀製麺といえば、うどんはもちろん天ぷらもうまい。予算1000円以内でいかに天ぷらを楽しむかと熟考に熟考を重ねて導き出したメニューがこちら。

うどんは最もシンプルな「釜揚げうどん(並)」。それに大人気の「野菜かき揚げ」「かしわ天」「えび天」を注文し、残り130円で「いなり」を頼めば1000円ジャスト。きっと多くの方が満足できるメニューだろう。はい、最高でした

ボリューム満点の揚げ物を詰め込んだパワフルなオーダー。うどんよりも天ぷらを重視したチョイスのようだ。ただ現場では「やべえ、揚げ物3つは年齢的にキツイかも……」と言っていたことは内緒である。


・あひるねこ「明太フルコースセット」

明太釜玉うどん(並): 560円
れんこん天: 140円
白ごはん: 140円
明太子: 90円
青ねぎ: 無料
天かす: 無料 …… 合計930円


「丸亀製麺のレギュラーメニューの中で、私がもっとも好きなのが『明太釜玉うどん』である。そこで今回は明太子を中心に構成を考えた。鍵を握るのは90円のトッピング用明太子で、3分の1程度の量をれんこん天の穴に詰めると、辛子れんこんの明太版のようになるので激しくオススメだ。

うどんを食べ終わったら丼に残った卵を白ごはんの上にかけ、そこへ無料の青ねぎと天かすをお好みで投入。最後に残しておいた明太子をのせれば、ある意味うどんよりもウマい最強の明太子ご飯が完成するぞ。『明太釜玉』の海苔をあらかじめ少し取っておいて、ごはんに散らすのもアリだろう。

以上、明太子を軸にうどん・天ぷら・ご飯という丸亀の三大要素をしっかり網羅した完璧なセットである! あとはこれに焼酎でもあれば最高なのだが

過去2回は “酒攻め” していたあひるねこだが、今回は明太子を軸にした構成。うどんを食べ終えた後もご飯を追加することにより「明太子ごはん」を仕上げる辺りも隙が無い。今回も上位に食い込めるだろうか?


・中澤星児「〆TKGセット」

明太釜玉うどん(並): 560円
さつまいも天: 140円
れんこん天: 140円
白ごはん: 140円 …… 合計980円


「丸亀製麺で1000円はハッキリ言って多い。ゆえに、満足感は量よりも質と言える。そこでうどんは豪華トッピングの明太子釜玉うどんをチョイス。あと、天ぷらも2個食べたい。本当はちくわ天と半熟卵天があれば最高だったが、なかったのでレンコン天とさつまいも天だ。

これだけでも十分なのだが、最後に、明太子釜玉うどんの残り汁にライスをぶち込もう。卵と明太子の旨みが詰まったちょっと豪華な〆TKGの完成だ。終わり良ければ全て良し。マジで満足感1000%なので試してみてくれ」

出ました、中澤とあひるねこが明太釜玉うどん被り! しかも白米をブチ込むところまで一緒!! これぞガチ企画! 票が割れる可能性はかなり高いが、あひるねこは「いや、でもこれは僕の勝ちでしょう」と自信のコメントを残していた。


・佐藤英典「トッピング特化型セット」

釜玉うどん(並): 480円
大根おろし: 90円
明太子: 90円
とろろ: 90円
わかめ: 90円
いか天: 160円 …… 合計1000円


「丸亀といえば、ねぎ・おろし生姜・天かすが無料だ。そのメリットを最大限にいかして、トッピングに全振りしたのがこのセットである。160円のいか天をプラスすることで、予算1000円ジャスト! 無駄のない組み立てになったと我ながら満足している」

普段はさほど目立たない “トッピング” をフルフルに詰め込んだオーダー。1つ1つはパンチ力が無いにせよ、これだけ集まるとかなりゴージャスな仕上がりだ。贅沢と捉えるか、それとも無駄遣いと捉えるか? 結果が気になるところである。


・亀沢「かけ・ぶっかけ両方ちょっとずつ食べる方法セット」

かけうどん(大): 530円
たまご: 90円
明太子: 90円
とろろ: 90円
れんこん天: 140円 …… 合計940円


「丸亀へ入店した者はみな「かけ or ぶっかけ、どちらを注文するか」という決断を迫られる。生卵、とろろ、明太子でドロドロになった『かけ』をかっ込みたい一方、天かすがフヤフヤに溶けたダシだって飲みたい。どちらか1つなんて選べるはずもない。

その問題を一瞬で解決するのが「かけうどんを注文してお椀に半分取り分ける」という画期的アイデアである。各テーブルには『だし醤油』が置かれており、単品注文した生卵等と合わせればセルフで『ぶっかけ』を作り出すことが可能なのだ。箸休めはレンコンで決まり」

1杯のうどんで2杯分のうどんを作り出すパワープレイ系のオーダー。やや強引な気がしなくもないが、確かにこれなら「かけ & ぶっかけ」の雰囲気を両方楽しめることだろう。初参戦でいきなりトップ君臨なるか?


・Yoshio「子供も満足! わんぱくセット」

鶏めし定食(ぶっかけ大 / 冷): 720円
かしわ天: 180円
ちくわ磯辺天: 100円 …… 合計1000円


「沢庵が2枚ものった鶏めしに、ぶっかけうどん冷・大、そして天ぷら2種。そして、1000円ジャスト! めちゃくちゃお腹いっぱい。出汁は天ぷらにつけて上品に。“丸亀製麺ってやっぱりコスパいいのね” そんな当たり前が実感できます。食べ盛りのお子さんも喜ぶこと間違いなしでしょう」

人気セット「鶏めし定食」を軸にしたYoshio。さらに天ぷらを2つ追加しても1000円ジャストで収まるとは、確かに丸亀のコスパの良さが発揮されているのではなかろうか? また天ダレではなく出汁でいただくところもポイントのようだ。


・和才「丸亀の大谷翔平セット」

鶏めし定食(かけうどん大): 720円
えび天: 180円
ちくわ磯部天: 100円
青ねぎ: 無料
天かす: 無料 …… 合計1000円


「本当のことを言うと、実はカレーうどんとダシ茶漬け(無料のダシ汁&白米)のリレーでゲームを組み立てようと思っていた。しかし訪れた店舗ではカレーうどんを販売していないハプニングが発生し、店頭で慌てて先発ピッチャー交代。

そしてそれが大成功だった。スクランブル登板でマウンドに立った鶏めし定食(580円)の優秀さたるや……! 球速160km越えを連発して三振の山。今回はうどんを大に変更(プラス140円)したってのもあるが、えげつないパフォーマンスを見せてくれた。

この定食、うどんと鶏めしの二刀流という意味でも丸亀の大谷翔平と言っていいだろう。さらに! そこに人気の天ぷらを付けるのだから無敵。これで満足できないなら、丸亀に行かない方がいいってくらいの組み合わせだ。

なお、定食のうどんはかけ(温)、ぶっかけ(温 / 冷)、ざる(冷)から選べるので、つぎ店に行くときは ぶっかけや ざるでも試してみる予定」

ここでもYoshioと和才が、鶏めし定食被り! なんなら磯辺揚げまで被っていたため「かしわ天」と「えび天」の違いしかないということに。ただそれでも鶏めし定食が超優秀であることに変わりはなく、どれだけ票が伸びるか注目される。


・御花畑マリコ「あまからカルテット」

かけうどん(並): 390円
ちくわ磯辺天: 100円
いなりずし: 130円
さつまいも天: 140円 …… 760円


「とにかくシンプルで永遠に美味しいと思える食のマリアージュをこころがけた。かけうどんにたっぷりネギと七味をのせ、ちくわ磯部天をトッピング。うどんをすすって出汁の旨味が口いっぱいに広がったところで、甘みの強いいなりずしをひとくち。ときどき青のりの香りがきいた磯辺天をかじる。最高。

最後にデザートとしてイモ天にパラリと塩を振って食べる。塩をふると芋の甘みが際立つのがポイント。このときも残ったうどんの出汁がお供になる。甘さとしょっぱい出汁の交互で最後まで美味しく食べられる。一度試してみてほしい」

一見、普通っぽく見える内容だが、よくよく練られたオーダー。「甘い」「しょっぱい」を心掛けたようで、女性ならではの繊細な細やかさを感じさせる。無理に1000円使おうとしないところもポイントか。


・原田「明太子の清一色(チンイツ)で染める満腹セット」

明太釜玉うどん(並): 560円
明太子おにぎり: 140円×3 …… 合計980円


「狙うは明太子の清一色(チンイツ)。ひたすら明太子で攻める気持ちを持って入店したら、まさかの明太子おにぎりが取り扱いなしだった。ピンチヒッターでいなり(130円)を急遽用意したから「明太釜玉うどんといなりを食べているやつ」にしか見えないが、どうか温かい目で見ていただけたらと思う。

ちなみに釜玉うどんとおにぎり3つのコンボはかなりヘビー。お腹も心も満たされるからぜひやってみてほしい。カロリー? 塩分? そんなもの知らん!

九州男児の原田らしく “明太子攻め” で組み立ててきた。中澤 & あひるねこと明太釜玉うどんは被ってしまったが、天ぷらを1つも入れなかったところに潔さを感じざるを得ない。明太子票を取り込めるかがポイントになりそうだ。


・サンジュン「丸亀うどん教室セット」

釜揚げうどん(並): 340円
ざるうどん(並): 390円
紅ショウガかき揚げ: 180円 …… 合計910円


「最初から1000円使うと決まっているなら、ここは “うどん道” を極めるセットを推奨したい。というのも、実は丸亀のうどんには大きく2つの種類「釜揚げ型」と「水締め型」ががあるからだ。

釜揚げで赤子の肌のような なめらかさを堪能し、ざるでうどんのコシを確認する。さすれば同じうどんでも明らかな違いがわかることじゃろう。かき揚げはあくまでチェイサー! 1000円でうどん教室に通うと考えてくれ」

丸亀のうどんはどれも激ウマだが「自分に合ったうどん」を理解している人はどれだけいるだろうか? このセットを食べれば自分が欲しているうどんのタイプがわかるハズ。いわば “丸亀マイスター” への道しるべとなる組み合わせなのである。


ご覧のようにやや被りは発生したものの、それでもバラエティに富んだオーダーではないだろうか? 1つだけ言えることは「丸亀は1000円あれば余裕!」ということ。いつかは全メニューが取り揃えられた店舗でも実施してみたい。

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんである! かなりの混戦が予想されるが、どれが最も参考になったか? どれが最も満足度が高そうか? ポチッと清き1票をよろしくお願いいたします!!

参考リンク:丸亀製麺
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.