不思議なもので、頭が悪そうな料理というのは大体うまい。例を挙げると、アホほどニンニクを入れたラーメンだったり、どうかと思うほどチーズを載せたピザだったり。

今回取り上げる大阪王将の『TOKYO肉絲(ルースー)チャーハン』もまた、「頭悪そうな料理=うまい」の法則に当てはまる。なので味には何の不満もないのだが……いくらなんでも頭が悪すぎるのだ。特にキャッチコピーは絶望的に頭が悪いぞ!!


そもそも、『TOKYO肉絲(ルースー)チャーハン』というネーミングからしてアレなのだが、問題のキャッチコピーがこちらである。



大都会浪漫的活力爆飯

(アーバンロマンスパワーめし)


「大都会浪漫的」に漂う洗練された空気感。それを「爆飯」が完全に無にしている点が非常に味わい深い。そして何より、全体的に意味不明でありながらテンションだけは妙に高い点が特徴だ。

もちろん、わざわざ「アーバンロマンス」と “ふりがな” を振っている点も頭の悪さを1.5倍増しくらいにはしてくれている。


・狙い通り?

意味を考えれば考えるほど混乱してしまうが、恐らくこれは「ダサかっこいい」的な路線を狙っているような気がする。「は?」と言いながらついつい見ちゃう的な。

そう考えれば、すごいキャッチコピーだろう。実際に私が「何これ?」となって、こうして記事まで書いてしまっているのだから。


・食べてわかったこと

それはさておき、このチャーハンを食べて意外だった点を1つ。見た目といいネーミングといい「絶対に味が濃いヤツ」だと思っていたのだが、実は結構あっさりしていた。


例えるならば中華丼のような風味で、ソースガンガン系ではないのだ。なんというギャップ。そのあたりが大都会浪漫的……なのかどうかは分からないが、普通に美味い。

気になる人は、販売期間が終わるまでにどうぞ。価格は単品790円だ。

参考リンク:大阪王将「TOKYO肉絲チャーハン
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼細肉の豚肉がガッツリ入ってる

▼よく見れば「食べて 寝て 遊び 笑おう!」も意味不明で頭悪い

▼プラス390円で肉・炒飯ともに2倍になる “肉だく” にできる仕様も頭悪い! もう何もかもが頭悪い!!