ロケットニュース24

日ハムの新本拠地・エスコンフィールドで売られている高級餃子「天のびろく」がヤバすぎ! 悶絶するウマさで新しい世界の扉が開いた

2023年4月7日

今年の野球界は侍ジャパンのWBC優勝もあって、例年以上に盛り上がっているのではないだろうか。プロ野球も開幕戦から連日のようにアツい戦いが繰り広げられているが、特に注目したいのは本拠地をエスコンフィールドに移転した北海道日本ハムファイターズだ。

新庄監督の就任2年目なのは当然として、なにしろ当サイトのリクエストボックスに寄せられた情報によると、なんとそのエスコンフィールドで餃子が売られているというのだから! 球場で餃子……そんなの最高すぎるだろ!!

・新球場で販売している餃子

エスコンフィールドで餃子を販売しているのは、北海道千歳市にある「手打ち餃子 天のびろく」。皮作りから始まる全ての工程を自社製造で行っているらしく、公式HPを見たらテレビでも取り上げられたこともある北の実力派餃子のようだ。

もうこの情報だけでも期待度はかなりもの。ひとまず当編集部は長考に長考を重ねて人気NO1だという手打ち餃子(オリジナル) と手打ち餃子(とかちマッシュ)をお取り寄せで注文してみた。なお、ともに20個入り1450円(送料別)だった。


・餃子の特徴

そして注文してから数日後、北の大地からはるばるやってきた餃子がこちら。当編集部のある都内までの送料とあわせたら1個あたりおよそ100円と高級な部類に入るが、もう結論から言ってしまおう。こいつはヤバい。

天のびろく、激ウマである。この餃子はこれまで味わったことないタイプで、新しい世界の扉を開いてくれた。ここからオッサン2人がただただ悶絶するレポートとなるが、しっかり詳細をお伝えしていきたい。


・激ウマすぎた

さて、今回食べるにあたり、事前情報として頭に入れていたのは北海道産の小麦「春よ恋」を100%使用した もっちりとした皮が特徴だということ、そして とかちマッシュには豚肉じゃなくて鶏肉が使われていることくらいだった。

当然ウマいんだろうね〜と呑気に構えていた我々だったが、フタを開けたらいきなりタコ殴りにされるくらいの衝撃を受けた。というのも、まずは人気NO1だという餃子(オリジナル)を編集長のGO羽鳥が食べてみたところ……

……!!!!


羽鳥「ウマいよぉ……どうしよう……」


恍惚っ……!!!! まだ餃子半分しか食べていないにもかかわらず、なんて幸せそうな顔をするのだろうか。私の記憶が正しければ、羽鳥がここまで興奮を隠せていないのは宇都宮の正嗣(まさし)以来……!

つまり、北の大地にとんでもない化け物餃子が存在していたということである。興奮さめやらぬ羽鳥は立て続けにもう1つオリジナルをおかわり。すると……

羽鳥「んんんんん〜」


羽鳥「んんんぁぁぁ……」


羽鳥「肉汁で溺れそうだったよ」


聞けば「肉汁の泉の中に自分が入っているかのよう」とのことで、とにかく感動が止まらない。肉汁の泉が何なのか気になったが、ここまでの反応を見たら私も早く味わってみたい。てことで、はやる気持ちをおさえて食べてみると……

うっ……


ひゃぁぁっ〜〜!!!!


羽鳥と同じく私も溺れかけてしまった。そして肉汁の泉である。なんというかこの餃子、とにかく “美しい” の一言に尽きる。分厚い皮の入り方をはじめ、餡と肉汁の出方、さらには不思議と肉汁が熱くないから餃子を食べて飲み込むまでの一連の流れが最高だ。

濃い味の主張がかなり強く、単体でもいいし何かをつけるなら辛子あたりをちょっとだろうか。とにかくビール(お酒)に合うタイプの餃子であることは間違いない。この時点ですでに我々は「天のびろく」にベタ惚れしていたが、本当の実力を味わうのはここからだった。

そう、もう1つの とかちマッシュである。マッシュルームが入っている餃子で、先に書いたように肉には鶏肉を使っている。鶏肉というと豚肉に比べてパンチ力は劣る──これが通常の思考回路で生み出す答えなのだが……

羽鳥「うわぁ!!!!」


羽鳥「もっとスゴいよ、コレ……」


羽鳥「新しい……。新しい技を食らって訳が分からなくなってしまった。ほら、那須川天心とか見たことない技やることあるじゃん。あれみたいな感じで見えないところから初めての味が飛んできて白目剥くかと思った。

あのね、もうコレは中華から他の国に行っちゃった感じさえする。でもすごくマッチしていて、すごく新しくて、すごくオシャレ。何ならワインと一緒にいきたいね。岩塩があるなら岩塩でいってもいいかな。ぶっ飛ぶよ、絶対」


次に私も食べて納得。羽鳥のワイン発言も決して的外れではなく、もはやレストランで食べているような感覚さえする餃子だったのだ。それほどマッシュルームの力強さを感じる出来で、これならデミグラスソースをつけても合うのではという考えもよぎる。

そして当初、懸念していた鶏肉の味気なさに関してもまったく気にならない作りで芸術点まで高いからビックリ。開発どころじゃなく、新しいジャンルを切り開く「発明」というレベルにまで達していると言っても過言じゃなかった。

正直、我々の中ではトップ3に入るレベルですべてが完璧でブラボー。魂が込められまくっていてチャレンジしているのが存分に餃子から伝わってきた。餃子で中国以外の国へ旅立てるから、ぜひ味わったことない人はとかちマッシュで見たことない景色を見てほしい。それくらいスゴかった!!!!


・球場での天のびろく

ちなみに球場では手打ち餃子(プレミアム)、手打ち餃子(とかちマッシュ)、揚げ餃子、それからザンギやポテトが売られているもよう。んでもって、球場でのとかちマッシュは十勝出身の杉浦稔大投手とのコラボで販売されているそうな。

日本初の「開閉式の屋根」と「天然芝のグラウンド」であるエスコンフィールドで天のびろくの餃子をいただく。これから暖かくなる時期、ビール片手に食べたら最高以外の言葉は出てこないだろう。

参考リンク:天のびろく、Instagram @tenno.biroku
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼オリジナルの原材料はこんな感じ

▼とかちマッシュ

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