漫画やアニメ、ゲーム等のオタク界隈で、主に男性向けコンテンツの提供割合が高いことで定評のある秋葉原に対し、女性向けコンテンツへの注力で台頭してきた感のある池袋。その中心となっていたのは、間違いなくアニメイト池袋本店でしょう。

もとより池袋エリアでは最大規模の界隈向けな店舗。私も幾度となく利用してきましたが、全体的に設備が手狭に感じていました。しかしそれも過去の話。リニューアルが完了し、2023年3月16日に大きくなってグランドオープンします。

・旧池袋保健所

工事が始まる前のアニメイト池袋本店の隣のビルは、2019年まで豊島区池袋保健所だったように記憶しています。保健所の移転後は「animate 池袋テンポラリーストア」になりましたが、そう経たないうちにビルの解体が始まりました。

そこからしばし工事が続き、2023年の1月に見た時にはいつの間にか完了。かつての倍ほどにまで広くなったアニメイト池袋本店は、少し前から普通に営業中です。かつては2基しかなかったエレベーターも4基に。最近買い物をした方は、様変わりした店内の様子をご存じでしょう。

今回私はグランドオープンに先駆けて開催されたプレス向け内覧会にて、すでに営業しているエリアだけでなく、まだ公開されていなかった部分を一足先に見る機会を得ました。超強化されたアニメイト池袋本店の様子をお伝えしましょう。


・1F エントランス

まずは1Fのエントランス。ここは池袋のアニメイトを最後に利用してから久しい方向けに。改装によって吹き抜けの解放感ある空間になりました。


イメージキャラクター「兄沢命斗」の等身大figmaが期間限定で復活しています。2Fの漫画フロアまではエスカレーターが設置され、利便性が向上。

奥の壁にはグランドオープンを記念して、著名人やクリエイターのサイン色紙が展示中。色紙は1Fだけでなく、2F、4F、5Fにも展示されており、合計約350枚だそう。2023年3月13日~4月16日までの期間限定です。


エスカレーターと反対側の端には「アニメイトカフェグラッテ池袋本店」が、1月26日からオープンしています。


こちらでは、ドリンクの上のクリームにキャラクターをプリントしたグラフィックラテや


アイシングクッキーの販売などが行われています。


・B2F アニメイトシアター

地下には多目的ホール「アニメイトシアター」が新設されました。座席数は着席最大208席。舞台や朗読劇、トークショーなど様々な演目を公開予定。舞台設備は、アニメイトでは初とのこと。


・4F Space A la mode

4Fにはアパレルや生活雑貨などを扱う「Space A la mode」がオープン予定。


「キャラクター」の魅力に「アパレル」「雑貨」など新しい色を添えていく” とのことで、新規ブランド「Space A la mode」や「arti-mate」の商品を販売するそうです。


・9F animate hall BLACK / WHITE

9Fにあった「アニメイトホール」が「animate hall BLACK」と「animate hall WHITE」の2つのイベントスペースになりました。

「animate hall BLACK」は座席数 最大250席。ライブや上映会、トークショーなどのイベントを実施予定とのこと。


「animate hall WHITE」は座席数 最大150席。サイン会をメインに、上映会やトークショーなどを実施予定だそうです。


・8F Space Galleria

8Fには展示会専門のスペース「Space Galleria」が新設。


展示会専門の祭事スペースはアニメイトでは初だそう。グランドオープンに合わせて最初に開催が予定されているのは『その着せ替え人形は恋をする展しゅきぴに愛を伝えたいっっ』。

少し拝見させていただきましたが、すでに準備が進んでいました。詳細は公式サイトをご確認ください。

グランドオープンの2023年3月16日の10時20分からは、関智一さんやROLANDさんなどが登壇するオープニングセレモニーがYouTubeにて生配信される予定。


ということで新しくなったアニメイト池袋本店。同じ都内でも、普段は渋谷店や秋葉原店など別のエリアの店舗を利用するという方も、ぜひこの機に池袋本店に足を運んでみてはいかがでしょう。かつての店内の様子を知っている人ほど、超強化具合に驚くこと間違いなし。

実はまだ一部のフロアで準備中のエリアが残っており、それらは16日まで未知の領域。グランドオープンの日が楽しみです。

参考リンク:アニメイト池袋本店着せ恋展
執筆&Photo:江川資具
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