早いもので2023年も1ヶ月が過ぎて2月に突入した。そろそろ暖かくなってきた……と思いきや、寒さが逆戻りして朝晩はガッツリ冷え込むから油断できない。きっとあと2ヶ月くらいは暖か系インナーのお世話になることだろう。
さて、その暖か系インナーといえばユニクロのイメージが強いが、実はいろんなところがオリジナルブランドで出している。イオン、しまむら、さらにはファミマ、そして今回お伝えするドンキの情熱価格しかり!
・進化したドンキ
これまでドンキのインナーに対する個人的な意見を言わせてもらうと、ちょっとチープで質がまぁ……てな感じだった。かれこれ20年前くらいの印象が残っていて、先日まで「どうせ」的な見方をしていた。しかし……だがしかし……!
どうやら今のドンキは違うらしい。品揃え豊富で値段も安ければ、首元の種類もクルーネック、Vネック、モックネックといったようにたくさんある。薄さ1mmのパンツが優秀だったように、プライベートブランドに力を入れている様子がうかがえるのだ。
それならばもちろん暖か系インナーにも期待できるに違いない。ということで今回、どんなシーンでも活躍してくれそうなエアバリアインナー、そして変幻自在で温度調節してくれるカメレオンインナーの2種類を購入してみた。はたしてその実力はいかに!
・エアバリアインナー
まずはエアバリアインナーの方から見ていこう。値段は1098円で素材はポリエステル90%、ポリウレタン10%。保温はもちろん、ストレッチ性にも富んでいて静電気防止、さらに裏起毛で暖かいのがウリらしい。
とりあえず着てみたら見た目こそなんてことない暖か系インナーなのだが、ポリエステルの影響か少しスベっとしていて絶妙に気持ちいい。欠点という欠点は見当たらず、強引に挙げるならば……
腕のところが少々窮屈な気がするくらいだろうか。とはいえ、締め付けられているという感覚はないし十分に暖かく、これまで私が愛用していたユニクロのヒートテックと比べてもなんら遜色ない。
体をフワッと包み込んでくれるようで暖かさはかなりのもの。ぶっちゃけ、「うわっ、これイイやん」と思う自分がいた。そして優秀さを確信したのが……
当サイトの佐藤記者はすでに愛用しており、その着心地を絶賛していたこと。値段もリーズナブルだし、選択肢がたくさんある中からドンキをチョイスすることを考えたらこれは間違いなくいいものだ。
・カメレオンインナー
ではもう1つのカメレオンインナーはどうだ。値段は1419円とエアバリアインナーに比べて値上がりするのだが、結論からいえばコレが私の中ではMVPだった。
首のV部分が普通のVネックよりもシャキンと鋭くなっているような気がするも、苦しくないので特に問題はない。それより何より、カメレオンインナーはまさしくカメレオンのように変化……温度調節をしてくれるところがスゴかった!
なんでも、暑い時は熱を吸収して体感温度を下げ、寒い時は熱を放出して体感温度を上げてくれるそうな。温度調整機能糸「onwent(オンウェント)」を使用することで生地自体の温度が上下するのを防いでいるらしい。
つまりは自然とちょうどいい体感温度に調整してくれるということ。素材は綿42%、ポリエステル39%、レーヨン12%、ポリウレタン7%と綿を配合しているので肌触りもなめらかだし、暖か系インナーの最高峰とも感じている。
エアバリアインナーのようにフワッとはしていないものの、着ぶくれしない薄さでありつつストレッチ素材なので使い勝手がいいのもよき。同商品は発売から半年で10万枚以上売れたそうだが、人気になったのもうなずける。
・インナーの時代が変わる!?
てな感じで昔と違ってドンキのインナーが進化しまくっていることがよく分かった。この冬、偶然にも私はイオンで「温度調整インナー(1408円)」を買って気に入っていたのだが、今回の件でますます温度調整のよさを実感できた。
なお、温度調整インナーは冬だけじゃなく夏モノもあるので今年は利用してみたいと今から思っている。きっと他メーカーも追随するジャンルだろうから、あとは値段とクオリティがどうなるか。人気を勝ち取るのはどこになるのか楽しみに見守っていきたい。
参考リンク:ドン・キホーテ「カメレオンインナー長袖Vネック」、PPIH
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.