
痛風、尿路結石、帯状疱疹(たいじょうほうしん)など、話にはよく聞くけれども、経験者とそうでない人には天と地ほど認識の違いが生まれる病気がある。
数年前に佐藤記者が帯状疱疹についてレポートした。佐藤記者の場合は身近に経験者がいたため、すぐに病名に思い至って受診するという的確な判断があったが(そしてその後の不運&幸運もあったが)受診を迷う人もいるだろう。
というのも、特徴的な症状であるベルト状の発疹が出ないケースがあるようなのだ。
・皮膚のピリッとした痛み
お決まりの注意事項となるが、病気の症状・経過・治療法には個人差があり、以下の記述がすべての人に当てはまるものではない。自己判断せず医師の指示を仰ぐことを前提に読んでいただきたい。
時をさかのぼること2週間ほど前。就寝時に左の脇腹が感覚過敏になっているような違和感を覚えた。なでたり、さすったりしても異常はないのだが、左を下にして寝にくい。
起きて活動している時は気にならない。けれど、横になって寝ようとすると脇腹がズキズキと痛む。表面だけでなく、内臓がかゆいような、ムズムズする感覚もある。
ちょうど左脇には過去の古傷があり、それが痛むのかとも思ってカイロで温めたりもしたが、感覚過敏になっているせいでかえって苦しい。夜中に目を覚まして「いてっ」と顔をしかめることも増えていった。
時を同じくして著名人の発症報告もいくつか目にし、「帯状疱疹」という言葉が頭をよぎらないこともなかったが、特徴的とされる皮疹が筆者にはなかった。
簡単にいうと帯状疱疹とは、多くの人がすでにもっている水疱瘡(みずぼうそう)ウィルスが、疲れていたり免疫力が落ちていたりすると活性化して表面に出てくる病気である。通常は神経に沿って、身体の片側だけに帯状の赤い斑点と水ぶくれが出るという。
神経に悪さをするので「痛い病気」としても有名だ。針で刺されるような痛み、電気が走るような痛み、焼けるような痛みなどと表現される。
筆者の場合は目立った皮疹はなく、「ちょっとかゆいな」と感じられる吹き出物がひとつ、ふたつあったものの、よくある虫刺されのようにも見える。
ニキビかもしれない、明日になったら治っているかもしれない、病院に行くほどではないのでは……受診をずるずると先延ばしにする筆者。
これこそが正常性バイアス! 人は自分にとって都合の悪い事実を目の前にすると、「きっと違う」「大丈夫なはずだ」という根拠のない認知フィルターがかかり、ニュートラルな判断ができなくなるのだ!
ところが「虫刺されだろう」と放置していた吹き出物が、3日経っても5日経っても一向に治る気配がない。「昨日よりいいかな」と思った筆者の心をもてあそぶかのように、かゆみから痛みへと変わる吹き出物。
かき壊してしまったのは自分なのだが、それが治癒せず赤く腫れ上がり、思い出したようにズキズキと痛みがぶり返す。おまけに絆創膏を貼ったら、テープの場所が倍返しで痛くなった。
ここまできたら認めざるを得ない。
これ、普通の傷じゃない…………
・病院で聞いた恐怖の事実
意を決して皮膚科を受診すると、やはり見た目には帯状の病変はないのだが、あっさりとウィルス陽性が確認された。
いるんだな、身体の内部にウィルスが……! 見た目にわかる発疹を出さないことで、巧みに人類から身を隠そうとしている。ここにステルス帯状疱疹と名づけたい。
診断は外観からわかることもあるようなのだが、筆者の場合は吹き出物から組織(?)をとって判定キットで調べた。
吹き出物を崩すというのでビビったが、相手は皮膚のスペシャリストだし、一瞬のことなので心配はいらなかった。誰しも自分でニキビをつぶした経験くらいあるだろう。
処方されたのは、抗ウィルス剤のほか1日4回もの痛み止め!
ちょっと先生、見くびらないでいただきたい。死にそうなほど痛いってわけではないし、「痛かったら左手をあげてくださいねー」という歯医者でも我慢強いほうだ。
と思っていたら、まったく違った。これは「不快でしょうから……」とか「痛みをとってバリバリ仕事してね」という意味ではない。
なんでも帯状疱疹は「帯状疱疹後神経痛」という独立した診断名があるほど後遺症が出やすい疾患だそう。
ウィルスによって神経が傷つき、ヒリヒリ、チクチク、ビリッとする痛みがいつまでも残ったり、布が触れるだけで痛い「アロディニア」という状態に移行することも。そうなると完治は難しく、治療が長期化することも多いという。
なので初期のうちに痛みをしっかり抑えることが大事だという。なるほど、それでがっつり鎮痛剤が出るのか。
って、すでに自覚症状スタートから10日以上経ってるんですけど。初期じゃなくね……?
痛み、かゆみを感じ始めてから、正確にどれくらい経ったのか思い出すのも怖い。こんなことならすぐに病院に来るんだった。検査は簡単だし、ひどいことをされるわけでもない。バカ! 自分のバカ!!
・注意喚起
言えることはただひとつ。皮膚がピリッとする痛みを感じたら、目立った皮疹がなくても、いま! すぐ! 病院へ!!
帯状疱疹は早期発見、早期治療が大事。検査してなんでもなかったら、それはそれでいいのだし、早期発見できたらそれだけ早く治療を始められる。
この病気は水疱瘡ウィルスをもっている人なら誰でも発症する可能性がある。免疫力を落とさないことも大事だそうなので、睡眠・栄養・保温にも気を配り、疲れをためないように自愛して欲しい。
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
冨樫さや






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