正月のお雑煮では餅を3個食べてしまうくらい、餅が好きである。餅を使ったスイーツには目がない。しかし、外食で餅を使ったスイーツって、ぜんざいとかおしるこくらいある。だからこそ、外で餅系スイーツを見かけると心惹かれてしまう。

ある日、渋谷パルコの地下を歩いていたら、餅好きの心をクリーンヒットするめちゃめちゃ美味しそうなスイーツを発見! その名も「出来立て温わらび餅」。

わらび餅が出来立てのうえに温かいとは……。「出来たて」と名のつくものは美味しいと相場が決まっている。これは食べるしかなかろう……ってことで喜びいさんで注文してみたのだが……。

・京都 茶寮 翠泉

渋谷パルコの地下のレストランフロアは、都内でも最先端の飲食店が集まる人気スポット。ここに来れば食のトレンドがわかるってくらい、おしゃれな店が集まっている。その中にある「京都 茶寮 翠泉」は抹茶を使った和スイーツの専門店。店名のとおり、本店は京都にあるらしい。

抹茶を使ったパフェや和菓子と抹茶のセットなどもあるが、店の看板商品は「出来立て温わらび餅」。抹茶味や和三盆味があるが、ほうじ茶味(1480円)が渋谷パルコ店限定ということで、今回はそちらを注文。

10分ほどして運ばれてきた「出来立て温わらび餅」は、わらび餅が切らずにそのままお皿の上にでろーんと盛られている……。

トッピングはきなこ、黒蜜、あんこ、そして白玉。セットでお茶もついてくる。そして、わらび餅自体が温かい!


・トロトロ具合が半端じゃない

温かいうちに、出来たてのわらび餅を食べたいけど……とろとろすぎて、箸だとうまくすくえない!

ふと見ると、もんじゃ焼きのヘラみたいな、平べったい木のさじがある。どうやらこれでわらび餅をすくって食べるらしい。

木のさじですくうと……


うわあああああ


トロットロのわらび餅がどこまでも伸びていく〜〜〜!


餅好きにとって、こんなに「映え」な食べ物あるだろうかってレベルで美味しそう……。


なのだが……


これ、どうやって食べるんだ?


トロトロのわらび餅が全然切れないので、なんかスパゲッティを食べるときみたいに、ヘラをくるくる回してすくって食べる感じになった。

あったかいわらび餅は新感覚の美味しさ。ほんのりした甘さや、ほうじ茶のこうばしい香りもいい。

トッピングの白玉やあんこを、出来たてわらび餅で巻いて食べるのも、柔らかいモチモチと弾力のあるモチモチのコントラストが楽しめて美味しい。

トッピングも楽しめるし、癒やしとエンタメ感のあるスイーツである。


・しばらくして異変が……

だがしかし、きなこや黒蜜を混ぜた「出来立てわらび餅 ほうじ茶味」はしだいにインパクトのあるビジュアルになっていった。なんというか、皿の上にオオサンショウウオがいるみたいな……。

黒蜜の水分を含んだことで、わらび餅のすくいにくさもアップ。最後は餅をすするような感じに。

記事用に自撮りをしていて気づいたのだが、食べている様子はなかなかインパクトのある感じになっていた!

初デートでは、分厚いハンバーガーみたいな食べにくいものを注文しないほうがいい……なんていうけど「出来立てわらび餅」もその中に入るかもしれない。

デートスポットであるパルコの地下レストラン街だし、老婆心ながら若者たちの恋路を心配してしまった。

とはいえ、美味しいことは間違いない「出来立て温わらび餅」。京都 茶寮 翠泉は京都や東京近郊に何店舗かあるので、お餅スイーツ大好きっ子は、気の置けない相手と食べにいくべし。


参考リンク:京都 茶寮 翠泉
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
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