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【豆知識】ケニアのナイロビには無料の公園に猿がいる / カンバ通信:第230回

2022年12月11日

ジャンボ! 一切お金のかからない「大人の娯楽」といえば何だっけ? そう、座って話すこと。多くの人は公園に行くって、いつぞやの記事で書いたよね。もちろんオレも公園が大好き。だってお金がかからないだろ。

ナイロビの中心から約3kmの位置にある公園「シティ・パーク(City Park shop)」。けっこう広い公園なんだけど、なんとここ、猿がいるんだ。

実はオレ、この公園に行くのは初体験。猿と触れ合える公園だけど、逆に考えれば猿に噛まれる可能性がある公園とも考えられる。なので油断はできない。みんなも行くときは細心の注意を払うように。


とにかく緑いっぱいの広い公園なので、猿に会わずとも、単にリラックス目的で来るのも良いだろう。オレも、なんとなく「別に猿に会わなくてもいいかな〜」なんて思っていたんだけど……


いるわ。


いまくるわ。


みんな餌をやってる。


ちょっと羨ましくなったオレは、その辺の人に「どうすれば餌をあげられるの?」と聞いてみた。すると彼は「バナナやトウモロコシを買わなければならない」と答えた。そうか、買わなきゃならんのか。よし。


そして片手でトウモロコシを持ったままニールダウンする(低く屈む)と……


猿が来て、オレの肩に乗るではないか!


正直なことを言うと、猿が来たとき怖かった。猿があっという間にオレの掌(てのひら)からトウモロコシを食べ始めたとき、実はメッチャ怖かった。そして食べ終えると、猿は肩から降りて逃げていった。


結果的には噛まれなかった。そしてオレは、なぜかこんなことを思ってしまった。「猿の餌を買えるようなお金持ちには、猿は優しく接するんだな」と。「お金のない人には噛みつくかもしれないけれど」……なんてことを。


何でそんなことを思ってしまったのかは、わからない。



ちなみにここは、ナイロビ市の管理下にある市立公園なので料金は無料。誰もお金を払う義務はない。


そして私は公園を楽しんだ。


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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