急速に気温が低下した感のあるここ数日。いきなり冬になりすぎだろ! もっと緩やかにやってくれよ……などと思いながら晩飯を求めて街を徘徊していたところ、幸楽苑のポスターが目に入った。
おっ、もつ鍋やってんのか! 新登場で15時から限定販売しているらしい。ググってみると、ちょうど12月6日にスタートしたばかりだという。寒さもあってかめちゃくちゃ魅力的に思えたので、さっそく食べてみることに。
・980円~
店内にてメニューを見ると、1人前で250gだという。通常価格は1180円からだが、期間限定で200円引きされ、980円からとなっていた。
ようし、さっそくオーダーするぞ! そう思いタッチパネルを操作すると
もつ鍋だけじゃなく、鶏鍋 と 合盛り鍋 も選べるもよう。値段はすべて同じだ。そういうことなら 合盛り にしておくか。
追加メニューやちょい足し用のアイテムもあるようだが、まだ最初なのでこの辺はスルー。
フレーバーは塩、醤油、味噌、鶏白湯の4種から選択可能。今回は鶏白湯をチョイスしてみることに。
・DIY
待つ事しばし、届いた合盛り鍋 鶏白湯味 1人前がこちら。肉も野菜も全て生の状態で提供され、それをカセットコンロで自ら加熱するスタイル。沸騰してからだいたい10分くらいで出来上がるという。
見た感じ、野菜も肉も程よく入っている気がする。トップにはニンニクと鷹の爪も散らされており、実にウマそうだ。いいぞいいぞ。
ちなみに、菜箸やお玉などの鍋用品一式も事前に提供されている。これ等を用いて自分のペースでやればいい感じだ。
適当にかき混ぜたり、火力を調節するなどして待つこと10分ほど。もうそろそろ頃合いだろう。
・ウマい
実際に食べ始めて最初の感想は、思っていたより野菜たっぷりというもの。追加メニューに「野菜セット(450円)」もあるが、デフォルトで提供される野菜だけで多くの層が満足できる気がする。
対して肉の量と全体のボリュームに関しては、小柄な女性にちょうど良さそうな塩梅。オフィシャルに、追加注文での〆のラーメン・雑炊を推しているようなので、それを前提とした分量なのかもしれない。
しかし40歳の肉好きメタボおじさん基準だと、雑炊やラーメンを加味しても明確に物足りない。ということで、追加メニューから「牛もつ(600円)」をオーダー! 量とサイズはこんな感じ。隣のコップを基準にしてくれ。
もつ のクオリティは満足のいくもので、プルプルで甘味がありウマい。スルスルッとイケてしまう。鶏肉は普通。
この流れで「〆雑炊(280円)」と「〆らーめん(280円)」も追加! それぞれの分量はこんな感じ。ご飯の量は、たぶんコンビニのおにぎり1個分くらい。気軽に頼んでも、食べきれないということにはなり辛いと思う。
誰かと同伴だとやり辛いが、ソロなのでビジュアル的に映えない食べ方でも実に気楽。というか、そもそも1人で入れるところが貴重だと思う。もつ鍋屋は2名以上とかが多いからなぁ。
こうしてDIYしたラーメンは、鶏白湯スープに肉と野菜の出汁が良く出ており、ぶっちゃけ幸楽苑で食ったラーメンの中で1番ウマかった気すらする。
残ったスープを雑炊用のメシにぶっかけてフィニッシュ! 雑炊作るんじゃねぇのかよって? 好きにやれるのが良いんだよ。
おおむね成人男性的には1人前に追加の肉1皿 + 〆のラーメンと雑炊でちょうど良いボリュームだった。ビールとか飲むなら、雑炊かラーメンを抜いても足りるだろう。
お値段は2060円。まあまあ妥当だと思う。ボリュームとコストの参考にしてほしい。
ということで、新発売された幸楽苑の もつ鍋。なかなかイイんじゃなかろうか? クオリティは申し分なし! むしろ寒さがウマさを加速させている。
複数人なら、世間には2名以上からのもつ鍋スポットなど星の数ほどあるので、幸楽苑である必要性はぶっちゃけ低い。しかしソロ勢にとっては別だ。
幸楽苑のようなチェーン店が、相場相応な価格で1人からのもつ鍋を提供してくれる意味はデカい。冬の幸楽苑は、気楽で自由なソロもつ鍋スポットとして覚醒したかもしれない。