遠い昔の1990年代。伝説の「徳川家埋蔵金」を見つけるべく、群馬県の赤城山を発掘しまくるテレビ番組(コーナー)が存在した。
結局、埋蔵金が出てくることはなかったが、なぞの「穴」や、遺物が発見されるたび、ドキドキワクワクしたものである。
そんなドキドキワクワクをもう一度! ということで、埼玉県某所にある “100万円で買った家” こと古民家「ロケット荘」の庭(?)部分にあった物置小屋跡地を掘りまくってみた! 結果や、いかに!?
今回のプロジェクトのために用意したのは、小型のユンボ(パワーショベル)である。いつも使っている大きめのユンボでは入り込めない細い道も、この小型ユンボならスイスイと入れる。
──と、その時!
──おわかりいただけたであろか?
発掘作業をする前の時点で、もうすでに様々なモノが発掘されているため、そんじょそこらの遺物では動じない我々になってしまっているが、実はユンボを操るIMAZUさんのすぐ横には……
年代物の石臼(いしうす)が……!!
かつてここに住んでいた人たちは、この石臼をゴリゴリと回し、蕎麦でも挽いていたのであろうか。きれいに洗ったらまだ使えそうなので、そのうち何かを挽いて料理でもしてみたいと思う。
その後も快調にユンボを操作して、ザックザックと土を掘りまくるIMAZUさん。
──と、その時!
ピアノだぁ〜!!
なんということだろう。物置小屋の土の中から、ピアノの鍵盤らしきパーツが発掘されたのである。何年も前、この家からピアノの音色が響いていたのだな……と思うと、グッとノスタルジックな気持ちになってくる。
その後、
スパナのようなものや、
分銅(ふんどう)、
その分銅を使って何かを計量していたであろう「秤(はかり)」なども発掘。さらにさらに、まだまだ出てくる!
「加納ナントカ」と書かれた陶器や……
「柄の部分も金属」な、重たい鍋……
\ほね/
??
何らかの小動物の頭蓋骨……
あとは……
カネボウの『ベルミーコーヒー』の空き缶が出てきたり……したくらいで、埋蔵金はもちろん、とくに金になりそうなものは出てこなかった。
しかし、一心不乱に土を掘り、「何かが出たぞ〜!」と盛り上がれる楽しさはプライスレス。お金では買えないドキドキワクワクが、そこにはたくさん埋まっていたのであった。
〜つづく〜
参考リンク:有限会社豊美園
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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